親を説得するより先に考えるべきことは、自分の人生をどうしたいか。自分の人生は自分のモノなのに、親の説得なんて必要か？

　俺は反対されたけど強行突破した。親父は勝手に俺とカズ（小沢和義氏）のビジョンを考えていたんだよね。英語を話せる教育を受けさせて、将来は海外で仕事をさせたいっていう。

だから俺が役者をやりたいと言 ったら当然猛反対。「家を出て行け！」って追い出されて、相談者と同じ17歳で一人暮らしを始めた。

　追い出されはしたけど、若い頃は仕事が不調の時に親父には会いに行ってた。で、ボロカスに言われるの。悔しくてさあ。

帰り道、目についた電柱を全部ブン殴ったら拳から骨が出ていたこともあったなあ（笑）逆に「絶対に見返してやる」っていうエネルギーになってやり通せたってところも無きにしもあらずだけどね。

　相談者が目指す声優だけど、声優をしている友人に聞いたんだ。狭い世界だから養成所へ行 ってパイプを築いていかないとなかなか入り込めないらしいな。でも、この一般常識にとらわれて選択肢を狭くしちゃダメだぞ。

寺島進は役者になる前、バイクで世界を旅していたの。偶然たけしさんがロスで映画を撮っていて「会ってみようと思うんだけど」と相談されてさ。「絶対行くべきだ」って言ったんだよ。結局会いに行って、今アイツはオフィス北野に入ってるじゃん。行動を起こせば何かが変わるかもしれない。変わらなくても諦めたらそこで終わりっていう模範例だよな。

　事務所に録音データを送るとか、やろうと思えば何だってできる。視野を広げて頑張れよ！

おそらく話し合いすらできない状況だろうが、相談者の気持ちは理解してもらわないと困るよね。どうしても家事を手伝ってほしいのであれば、別れてもいいぐらいの強い決意を持って戦わないと旦那は振り向かないと思う。

　まずは相談者が家事を全て放り投げるのも１つの手段。旦那が使った食器「だけ」を洗わないとか、あてつけっぽく受け取られることはしないほうがいいよ。

「何で俺の分だけやらないんだよ」と問題がすり替わって、相手につけ込む隙を与えるから。

で「何でやらないんだよ」と責められたら「働いている時間はあなたと同じなんだから、私だってできる時とできない時がある。私にも限界があるんだからこのままなら離婚したい」と答えてみればいいんじゃないかな。

俺が言った通りじゃなく本音でぶつかれよ。旦那が「何でそんなこと言うんだよ」と返してきたら、そこで初めて同じ土俵に立って話し合いができるはずだから。

　夫婦は長い期間一緒にいるんだからさ、ストレスを溜めすぎるとそのうち、どうでもいいことで夫婦喧嘩を繰り返すようになるからね。

こまめに話し合うしか道はないんじゃないかな。