「好きな女の子のために危険を承知で守ろうとするその思いの強さ、 一直線で純粋な思いを見て、何かを感じてもらいたいです」

若者に絶大な人気を誇る「リアル鬼ごっこ」新三部作が始動！“佐藤さん”に代わりターゲットにされた“Ｂ型”が、死を突きつけられ精神、肉体ともに追い詰められていくより理不尽さが増したストーリー。シリーズ５で主演を務めた若手俳優の井上正大さんに、男女年齢問わず心を鷲掴みにされる意外な展開が隠された『リアル鬼ごっこ５』について、語り尽くして頂きました!!
３週連続公開となる映画「リアル鬼ごっこ』新三部作でトリを飾るのは第５弾主演の井上正大さん。自身もターゲットと同じくＢ型というが、どんな気分で撮影に臨んだのだろうか!?

──主演映画『リアル鬼ごっこ５』が５月26日から公開ですね。人気シリーズ作の主演を務められた感想は。
「７歳年下の弟がこの映画が好きで、前回の宣伝を映画館で一緒に観た時に、『これは面白そう！』と言っていたのを最初に思い出しました。初めて台本を読んだ時は、驚きましたけどね。とにかくト書きが多くて台詞が少ないから、台詞を一度で覚えてしまったんですよ（笑）。ただ、ストーリーは何となくしか掴めなかったので、何度も読み込みましたけど」

──ダメな新入社員、大地の役作りはどのように？
「安里監督と本読みの段階で、キャラクター像を話し合って共有しました。子どもがそのまま大人になったようなピュアな男で、周りからバカと思われても好きなコのためには自分の全エネルギーを使う、というのが全体的なイメージ。細かい点では、人と目を合わせる回数が少ないとか、こもった発声をする、というところでしょうか」

──本作のターゲットはＢ型。井上さんもＢ型ですよね。
「僕、小学校あたりまで自分がＯ型だと思い込んでいたんですよ。父親と弟がＯ型、母親がＢ型だから、『家はＯ型の血が強いからお前もＯ型よ』と言われていたので。どっちの血が強い、とかじゃなくて、遺伝子の関係なのに、母親の間違った情報を鵜呑みにしていました（笑）」

──撮影現場の雰囲気はどうでしたか。
「とにかく楽しくて、あっという間に時間が過ぎました。好きで楽しいことをしていると、時間を忘れてしまうんですよね。以前、財布のプロデュースをさせて頂いた時も、案を考えていたら気づけば９時間も経っていた…ということもありましたし。アクションもありますけど、慣れると大変！　という感じではなかったんですよね」

──得意な運動が、アクションに役立ったのでは。
「そうかもしれません。何にでも通ずることだと思いますけど運動って１つの技術がスキルアップすると、他のスポーツもスキルアップするんですよ。テコンドーの技術が上がった時に、野球の技術もレベルが上がった経験があるんです。石川遼選手って、ゴルフがオフだとテニスやスキーをするじゃないですか。あれって、そういう理由なのかなって。この、１つが上がるとほかも…って、仕事にも通じていると思っています」

──では、改めて作品の見どころをお願いします。
「今回は三部作ですが、僕が出たシリーズ５だけを観てもストーリーが分かるようになっているから楽しめます。順を追って観ている人は、各作品のつながり方を楽しんで頂ければ。シリーズ５は、大地が好きな女のコのために危険を承知で全力で守ろうとする、その思いの強さ、一直線で純粋な思いを持つと危機にすごい力を発揮する、というところを見て、何かを感じてもらえると思います」

──大地には「ダメ社員だけど一途な熱血男」というキャッチコピーが付いています。ご自身に付けるなら？
「“氷の中の青い炎”と友人に言われたことがあります。見た目は冷たそうだけど、中は温度が一番高い、青い炎らしいです」

──最後に今後の目標を！
「テコンドーの師範をはじめ僕が尊敬している方はみなさん、心にどしっとしたものを持っているんですよ。そうなるためにはやはり、日頃の積み重ねかなと。だから経験を通して心技体、すべてを磨いて上げていきたいです。プライベートではドイツ、ロサンゼルス、カリフォルニアに行きたいですね」