「セリナのように彼の浮気を目撃したら私、静かにドアを閉めて 家に帰って、そのまま音信不通になると思います。…というか、 そんな男の人を好きになった自分に腹が立っちゃう（笑）」

弱冠11歳でグラビアデビューを飾り、一躍注目を浴びた紗綾ちゃんも、今年11月、20歳に！　彼女がヒロインを務めた映画『おー！まい！ごっど！～神様からの贈り物～』が14年１月11日からヒューマントラストシネマ渋谷にてレイトショー公開される。本作は“ハイテンションミュージカルコメディー”と銘打たれているが、映画＋ミュージカルに違和感を覚える人でもスッと心に歌が入り込み、時間を忘れて見入ってしまう秀作。紗綾ちゃんのぷるるんバスト＆美声も一緒に楽しめるので、ぜひ一度劇場へ！
──紗綾さんが演じた二階堂セリナは、彼の浮気現場を目撃しますよね。もしご自身が恋人に浮気されたらどうしますか？
「映画ではドアを開けたら真っ最中なんですよね。その状況を目撃したら私、静かにドアを閉めて家に帰って、音信不通になると思います（笑）。浮気する人って、一生するって言うじゃないですか。私は自分のことだけを一途に愛してくれる人がいいから、キッパリ別れます。というか相手を責めるより先に、そんな男の人を好きになった自分に腹が立っちゃう（笑）」

──では、失恋してお酒に溺れるセリナの気持ちも分かる、と。
「う～ん…私、もしかしたらお酒が強いかも…（笑）。（今年11月の）誕生日後に、事務所のみなさんと一緒に、生まれて初めてお酒を飲んだんですね。ビールやシャンパンなどいろいろな種類をちょっとずつ飲ませて頂きました。カラダがフワッとなって楽しくなるだけで、特に乱れたりもしなかったので。というかみなさん、初めてなのに飲ませ過ぎですよね（苦笑）。“大人の洗礼”を受けました」

──演技には役立ったのでは。
「それが、撮影をしたのが18歳の時なので、セリナが泥酔してゴミの上に大の字で寝転ぶシーンは、何回もＮＧを出しちゃったんです。一番苦労したところですね。演技のためでも18歳が練習で飲酒するわけにいかないですし（笑）、他人のそんな姿を見たことがなかったから、六車（俊治）監督が納得するまで何度も演じました」

──キャバ嬢の役作りの方法は？
「監督曰く、セリナは六本木や銀座ではなく、歌舞伎町ナンバーワンのキャバ嬢なんですね。だから撮影前に、監督やプロデューサーさんが知っている、歌舞伎町のキャバクラへ営業時間前に見学に行きました。初体験だからドキドキしたんですけど、意外とみなさん、友だちと話すような感覚で接客してましたね。みんな、あんな感じなんですか？　内装が昭和テイストだったんですよ。ソファーや絨毯が真紅だし、照明はシャンデリアでしたし」

──いや、それは店によるかと。
「ですよね～。お店の雰囲気も和気あいあいとしてて、『ナンバーワンはどなたですか？』と聞いても、どなたも知らなかったんですよ。だから、この人かなって見当をつけて、接客方法を盗み見てました。でも、セリナみたいにお客さんにデレデレ甘えているような人はいなかったんですよ。それが少し残念」

──紗綾さんは彼氏ができたら、デレデレ甘えたいですか？
「甘えてみたいです！　いっつもくっついてたい。でも、人前でするのはイヤですね。電車の中とか駅のホームでイチャイチャしてる人を見ると、こっちが恥ずかしくなるんです」

──ところで劇中では、かなり胸元の露出が激しいドレスを着ていますよね。
「男性のみなさんにとっては、胸の谷間が見える私のキャバ嬢姿は見どころですよ（笑）。お芝居の現場であそこまで胸元が開いた衣装は、今まで着たことがありませんから」

──来年１月には成人式で“和の正装”もするんですよね。
「あっ！　成人式って映画公開の翌日じゃないですか！　すごい偶然！　私、ギャルっぽいのが苦手なので、よく見かける白いファーショールは身につけない予定です。着物は叔母さんから譲ってもらった黒地の古典柄で、和風に束ねた髪にカサブランカを飾るつもりなんです。２日連続でイベントがあるなんてうれしい！　今から楽しみです」