「気になる女性を誘って映画館で鑑賞してほしいです。で、観た後に『誰がよかった？』と聞いて、それを口説く突破口にしてもらいたいです」（井上）

「男だらけだから観ても面白くないと思う男性は、観てから言ってください。観た後にそう感じたら…謝罪します（笑）」（神永）

「この映画、心理テスト的に楽しめるんですよ。ただし女性には、新撰組５人の中から好みのタイプを選んでもらってくださいね」（相馬）

　新撰組と陰陽師が蘇らせた武将が戦う、ゲーム感覚の時代劇第2弾『幕末奇譚 SHINSEN5 弐 風雲伊賀越え』が12月21日に公開される。小誌は完成披露試写会直後の出演キャストを直撃！　本作のメイン役ともいえる沖田総司を演じた神永圭佑さん、原田左之助を演じた相馬圭祐さん、そして敵役の真田幸村を演じた井上正大さん3人に、デートの口実にも使えるという本作の魅力や裏話を存分に語ってもらった。
──相馬さんと井上さんは初参加ですよね。
井上「新撰組を演じるメンバーって〝神〟とか〝馬〟とか、役にふさわしい漢字がついた名前なのに、僕だけ小学校３年生ですべて習い終わるような簡単な漢字で構成されているんですよねえ（笑）。でも、この名前でも出られてよかったな、と」

相馬「よかったって、ざっくりまとめたな～（笑）。僕はクランクイン1週間前っていう、ギリギリの段階で台本を頂いたんですね。ちょうど舞台の本番中で本を読み込む時間が取れそうになかったんで、『マジか!?』と（笑）。だけど佐藤（太）監督とは以前もご一緒してたんで、不安はありませんでした」

神永「僕は台本を読んだ時に、プレッシャーを感じました。今回は、沖田総司がメインでかあ！　って」

──前作に引き続き本作も男性キャストのみの現場ですが、雰囲気はいかがでしたか？
井上「僕は敵役なんで新撰組の5人とは仲良くしなくていいだろうと思ってたんですけど、結果、仲良くなりましたね」

神永「この作品は『テニスの王子様』に出てた人が多いんですけど、相馬さんは違うんですよ。だから共通項を探したら、あったんですよね」

相馬「野球ね！　現場では似てないモノマネを、みんなでしたねえ（笑）」

井上「えーっ、似てるでしょ？　（と、３人一斉にタフィー・ローズ選手のバッティングフォームをモノマネする）」

相馬「僕らが子どもの頃は、中村紀洋選手のマネも鉄板で」

井上「種田仁選手もね」

──ホント仲良しなんですね！
神永「みなさんが僕の精神年齢に合わせてくれたんです（笑）。特に相馬さんは、僕にお兄ちゃんがいたらこんな感じで見守ってくれるのかなと思いました」

井上「相馬くんは年を取っても絶対このままだと思いますよ」

相馬「どういうこと？」

井上「60歳になってもそのバイタリティーをキープしてそう。大声張り上げて野球観戦してそうだもん」

相馬「そうかも。小学校の時、うるさいってよく言われてた！」

神永「井上さんは努力家だと思いました。撮影の合間に１人黙々と、ずーっと剣を振ってた」

井上「こうやって人をほめるのが上手い神永くんはね、僕らから見ると世話したくなるような存在なんですよ」

相馬「かわいい弟分ですね」

井上「僕は、料理しないけど神永くんには作って食べさせてあげたいもん（笑）」

相馬「年上にモテるタイプなんですよ。おネエ系にもモテるんじゃない？」

神永「それ、言われたことがあるんですけど。でも僕は女の子が大好きです（笑）」

──あはは！　井上さんは敵役ですが、劇中でこの強い絆が鑑賞できるんですよね。
神永「そうなんです。男同士の熱い友情が描かれているんで、ぜひ男性に観て頂きたいんですね。男だらけだから観ても面白くないという人は、観てから言ってください。観た後にそう感じたら…謝罪します（笑）」

井上「僕は、気になる女性を誘って映画館で鑑賞してほしいです。で、観た後に『誰がよかった？』と聞いて、それを口説く突破口にしてもらいたいですね。神永くんが好きなら、弟っぽい男性が好みと予測して、ちょっと甘えてみるとか」

相馬「この映画、心理テスト的に楽しめるんですよ。ただし、徳川家康がタイプと言われても困るでしょうから、新撰組５人の中から選ぶのがオススメです」

──本作同様、みなさんがタイムスリップするなら？
相馬「中２に戻って、黒歴史を書き直したい！　好きな女の子に意地悪したり…僕自身、Ｙシャツのボタンを３つも開けたり…思い出すだけで恥ずかしい（笑）」

神永「僕も中２に。自分で自由に使える時間は、大人になると限られてくるから、今のうちにたくさん遊んでおけー！　と中２の自分に言ってあげたい（笑）」

井上「僕は断然、未来に行ってみたいですけどね～、３年後とか。今まで手相の占い師、何人かに言われたんですよ。大金持ちになる覇王線があるって。だから、早く年を取りたい」

神永「じゃあ、近い将来ＣＭキングだ！　いいなぁ～（笑）」