歌に芝居を取り入れた類を見ない“アクトアイドル”アリスインアリスの３rdシングル『武将降臨OVER AGAIN』が好評発売中！　ファンの前で初めて歌を披露する直前のリハーサル時に取材班が出向き、曲にまつわるエピソードを聞きました。インタビューに応じてくれたのは、メンバーを代表して高橋明日香ちゃん、花梨ちゃん、鶴田葵ちゃんの３名。乙女ちっくな『ハイランドスター』と、聴いたファンが涙することもあるという『ともだちインプット』もぜひチェックを！
──最新シングルが発売中ですが、改めてどんな曲か教えて下さい。
高橋明日香（以下、高橋）「『戦国降臨ＧＩＲＬ』という舞台で使われてた、曲と物語を引き継いでいるんですけど少し変わっているんです」

花梨「舞台では武将と女の子が別でしたけど、この曲では武将の魂を自分に降臨させてます」

鶴田葵（以下、鶴田）「でも全員に武将が降臨するんじゃなくて、私とさゆりん（宮島小百合）は科学班なんです」

──今回は歌よりお芝居が増えているのが特徴なんですよね。
高橋「しかも今回は、曲が８分もあるんです。過去最長です。お芝居メインでこんなに長いなんて、来るところまで来たなって感じます。そのうち私たち歌わなくなるかも（笑）」

花梨「それあるかも～（笑）花梨も曲を初めて聴いた時、ゴールが来たなって思いましたから。それに、ＰＶをここまで手をかけて作ったのも初めてなんです。撮影すごく楽しかったです！」

鶴田「ＰＶは楽しい！　って内容ではないんですけど（笑）倉庫のようなところに２日間、こもりっきりで撮影しました」

高橋「春先だったんですけどまだ寒くて、みんなでベンチコートを着て頑張ったんだよね」

花梨「うん。みんなで鼻水を垂らしながら頑張りました（笑）」

──タイトルの「OVER AGAIN」になぞらえた質問も。みなさんが初めからもう一度やり直したいことは？
花梨「生まれる時！」

高橋「えっ、そこまで前（笑）」

花梨「そう。生まれる時からキティちゃんになっておけばよかったなって。名字がハローで、名前がキティがよかったぁ」

高橋「…まさかの人間じゃないって（笑）私はこのお仕事を始めたのが大学を卒業してからなので、もっと若い頃から始めていればよかったなと思います。中学生ぐらいで目覚めたかった」

鶴田「私は高校生ぐらいからやり直したいです。大学に行かないで今の道を選んだんですけど、大学生活を味わってみたかった」

高橋「楽しいよぉ、大学生。ダンスサークルでしたけど、毎日のように飲んでました（笑）」

鶴田「あーっ、いいなぁ～」

──『ハイランドスター』はどんな曲ですか？
花梨「ナイフで人生を切り開いていく、旅のお話です」

高橋「違います（笑）思春期の心の揺れ動きがテーマです」

鶴田「花梨ちゃんは、ライブでも常にこんな風に天然です（笑）」

──思春期といえば青春ですが、みなさんが青春を感じた瞬間は。
花梨「中学校の卒業式！　式が終わってから全員で教室に集合して、野球選手のビールかけをマネしてコーラかけをしたんですけど、先生に怒られてみんなで教室を掃除して帰りました。髪も制服もベタベタになりました」

高橋「私は高校時代かなぁ。体育祭で、100人ぐらい合同でダンスをする競技があったんですけど、その取りまとめ役が私だったんですね。結果、入賞できて、生まれて初めて胴上げをしてもらったんです。小道具に傘を使ったのが好評だったみたいです」

鶴田「昔からリーダー気質で小道具を使うのも好きだったんだ。私は高校生の頃に、屋上でバレーボールをした時に青春を感じました。立入禁止だったんですけど仲良しの先生がこっそり鍵を開けてくれたんです」

花梨「バレーボール、地上に落とさなかったの？」

鶴田「落とした（笑）」

高橋「青春のエピソードは過去の話ですけど、今もこれからも青春時代と同じぐらい全速力で頑張るので、応援よろしくお願いします！」