ソムリエ資格所持の温泉グラドルが敢行した弾丸露天ツアーがDVDに 　町田みゆう

　グラビアアイドルなのに「普通の仕事を経験したことがない」と語る“温泉グラドル”町田みゆうちゃんが48時間弾丸露天ツアーを敢行！　好きな人から見れば羨ましい仕事かもしれないが、11月の北海道の海辺で水着１枚になるなど、現実はかなり違っていた様子。それでも彼女が温泉レポを続ける理由とはーー。ＤＶＤ『温泉で死にたい』発売記念で直撃！

──北海道48時間弾丸露天ツアーを実施されて、その模様がＤＶＤに。収録は、いかがでしたか？
「自分から『野天風呂（＝ほったらかし温泉）にしか入らない』なんて宣言しなきゃよかったと後悔するほどきついロケでした…。温泉に浸かると沈殿してた泥やコケが表面に浮き上がってくるなんて普通なんです。湖の目の前にある温泉に入った時は、湖の水が入ってきてロケが11月なのに水温14度で寒いし、その上私、その温泉の中にいたヒルに体中を噛まれたんですよ。普段はウエットティッシュを持ち歩いて頻繁に手を洗うほど汚い場所が嫌いだから、何度泣きそうになったことか」

──確かに過酷なロケですね…。
「30種類ぐらい入って当たりの温泉、１つしかなかったぐらいですから。一番辛か ったのは、ハエがいた温泉。最初、お湯が七色に光っていてキレイだなと思いつつ足を入れようとしたら、光っている原因がハエだったんですよ。さすがにそこに入るのは勘弁してもらいました」

──温泉に入る前のミッション「お願い☆ボックス」は？
「今回の企画はクラウドファンディングで、資金を支援してくれたファンのみなさんにミッションを出して頂いたんですけど、優しさがない指令が多かったです。北海道のスイーツを食レポするミッションに唯一、優しさを感じましたけど、やっぱりファンのみなさんは私が酷い目に遭うことを望んでいるんだなってことが分かりました（笑）」 ──ですがロケ地は北海道ですから、撮影時間以外の食生活は充実していたのでは。
「打ち合わせの段階では、小学校３年生全科目のテストを受けて、80点以上取ったら食事が食べられることになっていたんです。それが決まった時『バカにしてるんですか！』と言ったんですけど、実際はほとんど取れなくて。でも、本当に食事が食べられないとは思ってなくて、付箋を付けた『るるぶ』を読んでいたらスタッフさんに、『行けるわけないじゃない。バカにしてるの!?』と怒られて、本当に食べられなかったんです。48時間で食べられたのは、笹かまとラーメンが１回ぐらいでした。しかもロケは車中泊で、私が食事を摂れないと確定した瞬間、スタッフさんがビニール袋からご飯を取り出して食べ出すんです。お腹が空いてるのを我慢してるのに、車内はご飯の匂いが充満していて、大人が嫌いになりました（笑）」

──とはいえＤＶＤ発売前の上映会は好評だったんですよね。
「最初は笑ってくれてましたけど、シーンが進むにつれてファンのみなさん、黙り込んでました（笑）私がやりたかった『水曜どうでしょう』のかなり過酷なバージョンで、車中泊で眠れないから、今までにない高さのテンションだったからだと思います。観て頂ければロケ中の私の口癖が、『お腹空いた、疲れた、お家に帰りたい』の３つだったことがよく分かると思います」

──そんな辛い思いをしても、まだ野天風呂ロケは続けますか？
「続けます！　私、メンバーが１０００人いる地下アイドルグループに所属していたのに１人でステージに立ち続けたり、お酢やわさびを１本完食したり、仕事で普通のことをしてきていないんです。だから今後も温泉グラドルとして、野天風呂がもっとキレイに入りやすくなる活動をしていきたいですね」