雑誌の表紙は50冊、巻頭グラビアを入れると100誌以上のグラビアへの登場経験を持つ超人気グラドル今野杏南ちゃんが、“美しくも淫らなロマンス小説”『撮られたい』を4月15日に発売。小説家デビューを飾った。グラビアアイドル兼作家という新ジャンルを開拓。淫らなシーンが連続して描かれている本作にちなみ、ちょっとセクシーな質問をしてみました！
──「撮影してる時、どんなこと思ってますか？」という台詞がありますね。今野さんは、何を思ってますか？
「前まで基本、“無”の状態で撮られてると思ってたんですね。でも、よく考えたら違ってたんです。撮影中は、いつもエッチな妄想をしています（笑）小説を書く前から大好きだった、『私の奴隷になりなさい』の作者サタミシュウさんの官能シーンとか、少女漫画のキスシーンとか…。でも、ドロドロしたエッチなシーンをずーっと考えてるワケじゃないですよ（苦笑）」

──その妄想は、文字でしてますか、絵でしてますか。
「小さい頃は漫画家を目指していたので、絵ですね。昔から、物語を作ることは得意だったんですけど、絵コンテが頭の中で全部、繋がらないと文章が書けないんです。特に昨年の６～７月頃はまったく進まなくて苦労しました」

──どんなシーンを執筆中の時に？
「主人公の雨野はなが彼氏と別れて合コンに参加するあたり…って、読んで頂くと分かるんですけど、まだ序盤で（笑）私は、中学生からこのお仕事をしているので、合コンに参加したことがないんです。だから、最初は自己紹介から始まるのかな、とか妄想で書こうとしたんですけどやっぱり書き切れなくて、スタッフさんと会議を開いて、体験談という名の恥部をさらけ出して頂きました」

──体験していないと筆が止まるということは、カメラマンとグラドルの恋愛というテーマは…。
「それ、よく聞かれるんですけど、私の体験と妄想が入り混じっているのがこの小説のポイントなので、ヒミツです。ただ、売れないグラビアアイドルという設定は、私も芸歴が長いのでめちゃくちゃ共感できます」

──あとがきで「官能シーンはスラスラ書けた」とあり、体験談か否か、ますます気になります。
「それもヒミツです（笑）でも書いている時はすごく楽しくて、最初は２００ページを目標にしてたんですけど、結果的に長編になったんです。女の子が手に取りやすいタイトルと表紙なので、男性にはもちろん、女性向けの官能小説入門書になってくれることを願っています」

──執筆はどんな場所で。
「実家暮らしで、家にいるとついだらけちゃうので、カフェや電車の中で。電車の中でも官能シーンを書きました。『男の右手で胸を触るから、触られる胸は左側で…』とか、手を動かして妄想しつつ。ウチってオープンな家で、いまだに父と母が弟と私の前でチューしますし、リビングで父が私の小説のプロローグを朗読したりもしてましたけど（笑）やっぱり家で書くのは難しいですね」

──夫婦、家族仲がいいんですね。今野さんの好みの男性のタイプは。
「お腹が出ていてだらしない体型の人が、安心感があって好きなんですよ。Ｔシャツを脱いだ時に、お腹の肉がプルンと揺れる姿にドキドキします！　あとは手の甲に毛がもじゃも じゃ生えてたら最高！　と言うと、大半の同性には同意を得られないんですよね～」

──それは意外な！　ところで、今後グラドル兼小説家として忙しくなりそうですが、１人暮らしの予定は？
「独りで眠れなくていまだに母と寝てるから、実家からは離れられないですね。泊まりのロケでも、女性マネージャーさんと一緒に寝てます。お風呂に入ってる時も、寝ないで待っていてとお願いするんです。甘えん坊すぎますよね（笑）」