ドラマ『恋がヘタでも生きてます』（日本テレビ）の小池奈々役が好評を博し、Abema TVのバラエティ番組『妄想マンデー』ではMCを務める今野杏南さんがラストイメージDVD＆Blu-rayをリリースする。『あんな夢、こんな恋～Anna konno Final Image～』にかけた想いとは。さらに、女優としての今後やプライベートまで今、抱えている本音を語る！
──ラストにすると決意に至った経緯を教えて下さい。
「有り難いことに最近、お芝居をする機会が増えつつあるんです。女優へステップアップするために自分から『ラストにしたいです』と申し出ました。本当は20作目の前に話をしたんですけど、もう１本出せることになり『１作でも多く残したい』という気持ちで、21作目がラストになりました」

──作品の内容が気になります。
「オムニバス形式の、過去作の集大成です。ワンシーンごとにストーリーがあって、小説家やナース役を演じています。私の作品をいくつかご覧頂いている方は『あの作品のこのシーンだ』と分かるかもしれません」

──ファンが観たらさらに寂しさが募りそうです…。
「ですよね。私も撮影中、寂しくなりました。毎回開催させて頂いていた発売記念イベントもこれが最後なんだなって。あの場所で直接、ファンのみなさんにお会いして応援して頂くことが心の支えにもなっていましたし。なので、是非機会があるときにたくさんの方に会いに来て欲しいです！」

──やはり今野さんも寂しいんですね。21作目ですが、今回初めて経験したことはありますか？
「浴室のシーンで、スキニーパンツに初挑戦しました。私は身長が低いし、今までどちらかというと胸推しだし、お尻に自信もないので『私が穿いていいんですか？』と、最初は意外な気持ちでした。脚にピタッとフィットするパンツって難易度が高いというか、モデル体形の人が着るものだと思っていたので、プライベートでも穿かないんですよね。みなさん、ぜひDVDをゲットして確認して下さい」

──女優業では“恋ヘタ”での演技が話題になりました。ほかに園子温監督作品にも出演されていますよね。
「監督にはすごくいい刺激を頂いています。オリジナルの脚本や小説を書き、作曲も手掛ける多才な方なので、言葉を綴る点では憧れの存在です。監督と出会ってから作り手側にも興味が出ましたし。『東京ヴァンパイアホテル』では、発声をイチから先生に指導してもらいました。監督に『もっと声を出せ』と言われても私ができなかったせいで習うことになりましたが」

──目を掛けられている証拠ですね。では結婚はまだまだ先？
「無性に結婚したい時期はあったんです。地元の同級生たちとはSNSで繋がっているんですけど、みんな結婚しているので。しかも気づけば３人目を出産済みのコもいて『もう３人目？早くない!?』と、驚くこともあります。今の私には結婚は少し遠い未来ですけど、同級生たちは1人産んだら勢いがついたのかな～なんて思いました」

──今野さんもすでに愛猫2匹飼育。勢いづいているのでは？
「私も人のこと言えないですよね（笑）都内にいたほうが仕事関係者のみなさんと会いやすいので一人暮らしを始めたんですけど、寂しくて４ヶ月目に飼い始めたんです。母に３匹目を飼おうか迷ってると話したら『やめなさい。ペットショップで見ちゃダメよ』と止められました」

──（笑）話を女優業に戻しますが映画『あゝ荒野』前篇が10月7日に公開されますね。
「菅田（将暉）さんとヤン（・イクチュン）さんのボクシングシーンはドキュメンタリーさながらの迫力があるんです。私は今まで可愛らしいキラキラ女子系が多かったんですけど、今回初めて陰のある役を演じているので、ぜひ劇場で前篇後篇の両方を観て頂きたいですね」