コロナ離婚と同様、よく聞くパターンだよね。今は大半の夫婦が綱渡りの関係なんじゃないかな。心の底から理解し合って、支え合っている夫婦は僅かかもしれない。

　大体、男の日常って家の外にあるじゃん。一方で、女の日常は家の中にある。それが、テレワーク勤務になって、男が無意識に自分の日常を女の日常に持ち込むから、バランスが崩れちゃったんだと思うんだよね。男が女に家事を任せている場合は特に。非常事態だから「普段はしないけど、俺が料理に挑戦してみるか」なんて自粛生活を面白がって暮らしていたら、相談者のように険悪な関係にはならないだろうけど。

　ただ、不要不急の外出自粛生活を送ってみて、俺は実感したんだよね。「今が本来の自分らしい日常生活なんじゃないか」と。過去にこれほど毎日「明日は何を作って食べよう」と考えたことはなかったけど、人と会うのが鬱陶しく感じるようになって、必要最低限のヤツらとしか会わなくなった。意外と家にひきこもるのは嫌いじゃないと気づいたんだよね。

　相談者も同じだよ。新型コロナウイルス拡大の影響で、２人のリアルな関係が浮き彫りになっただけ。お互いに外で働いていて、一定の距離感があったからこそ成立していたということじゃん。結婚したら今のように、ケンカを繰り返す生活が待っているんだよ。減らす策を練る前に、実はケンカをするカップルだということをちゃんと理解して、何が合わないのかを話し合わないと。自分たちを見直すいい機会になるんじゃない。申し訳ないが俺は、２人は終わると予想するけどね。

【関連リンク】日給1万円以上！高額バイトの求人はこちら 　対応策は２ステップある。１つは、彼女が大好きな占いそのものは否定しないこと。個人的な所見だけど人生が順風満帆な人って、占いにはあまり頼らない気がする。対して周りが引くほどハマっている人間って、何かに病んでいるヤツだと思うんだよね。占いと宗教は紙一重だっていうし。

　今って県境を越えてまでパチンコ屋へ遊びに行くヤツらがいるじゃん。彼らに怒ったところで、「何で、やめなくちゃいけないんだ！」と反感を買って押し問答になるのと同じ。パチンコ店が完全に閉鎖されない限り、やる人はやり続ける。占いも似たような結果になると思うんだよね。

　相談者が完全否定して彼女が占いをやめたら、その彼女が抱えている闇や悩み、ストレスが相談者にぶつけられるようになって、関係がギクシャクするんじゃない。

　占いを否定しない上で２つ目に決めるべきことは、自分自身のスタンス。本気でイヤだったら「占いなんてどうでもいい」と、取り合わなければいいだけでしょう。

　恋愛を含む人間関係って、相手の意見を頭から否定して自分の都合がいいようにハメようとすると、悶着が起きるわけ。彼女の趣味は趣味として受け止めて、自分の意思を正面切って伝えてみたら？