東京・下北沢を拠点に活動していたダンス＆ヴォーカルユニットDiNityが1月31日に活動休止以降、アイドルとして、また映画『進撃の巨人』に出演する女優として、マルチに活動する杉原枝利香ちゃんが小誌初登場。「インタビューを受けるのは今日が初めてです」と語る“りンごちゃん”の初々しい素顔を取って出し！
──林檎が大好きだからあだ名が「りンごちゃん」なんですよね。なぜ「ン」だけカタカナなんですか？
「りんごで検索するといろんなりんごが出てくるんですけど、『りンご』で検索すると出てくるのが私だけだからです。ちなみに、両親は父りン、母りンと呼んでます。８歳年下の妹だけは、るなちんです。小さい頃からの呼び名なんです」

──ご両親にまで「りン」を付けるとは徹底してますね。でも本当にりんごが好きなんですか？　最近、チーズばかり食べているイメージですが…。
「あっ、それは…今ハマッているだけです。本当に大好きなんですよ！」

──好きになったのは？
「中学校２年生に転校した頃です。給食で牛乳だけが出る学校だったんですけど、牛乳の後味が嫌いだったんですね。そうしたら母りンが林檎のデザートを持たせてくれるようになって。食べてみたら口の中がさっぱりして、それから毎日、林檎を食べるようになりました」

──今日持参している林檎もいつか食べるということですね。
「今日家に帰ったら、母りンに皮をむいてもらって食べます。林檎を持っているだけで安心するんですよ（笑）暑い季節は持ち歩くのが厳しい日もありますけど、基本的には毎日持ち歩いてます」

──１月31日で活動休止をしましたが、ユニットＤｉＮｉｔｙのライブ前も持ってましたよね。
「そうですね。ステージに出る直前に掛け声を掛け合う時も、常に持ってました」

──ということは、諫山創さんの人気コミックを実写化する映画『進撃の巨人』撮影時も持参していたんですか？
「オーディションにも持って行ったんです。『何で？』と聞かれましたけど…。前から原作のファンで、オーディションがあると聞いてからツイッターで受けたいとアピールしていたら受けさせてもらえたから、すごくうれしくて。帰りの電車の中で、ほかの人には見つからないよう、紙袋に入れたまま何度も台本を読み返しました（笑）」

──現場はいかがでしたか。
「とにかくみなさん優しくて、（武田）梨奈が初めて会った日に、『同年代だから敬語はいらないよ』と言ってくれてすごく助けられました」

──映画は前後編の２部作ですが、杉原さんもアクションを？
「初挑戦しました。二刀流を使ったアクションをしたんですけど、なかなか上達しないのが悔しくて。亡くなった祖父が日曜大工用に残しておいた２本の棒を使って、毎日何度も練習しました。ウチは田舎なので、夜、人気がない道路を走って行って、シャキーンと棒を振って。でも、そのシーンは使われてなかったみたいです…（笑）」

──運動は得意だったんですか？
「はい！　体力テストは必ず１番を取るぐらい得意です。中学時代は走り幅跳びで関東代表に選ばれたこともあります。父りンの影響でマラソンもしていて、家にトロフィーがいくつかあるんですけど、今は、妹の好きなタレントさんのポスターで隠されちゃってるんですよね（苦笑）」

──その運動神経は、今後も仕事で活かせそうですね。
「５年後に東京オリンピックがありますよね。私、本気で走り幅跳びで出場しようと思っていたんですけど（笑）今はレポーターとかタレントとして関われたらいいなと思っています。ワイヤーアクションも挑戦してみたいし、プライベートはバンジージャンプにトライしたいです」