「NHKのど自慢大会」で14歳の頃にグランプリを獲得し、10年に上京するまでは地元福岡で地道なライブ活動を続けて来た“シンガーソングラドル”藤田恵名ちゃんが、10月29日に『ユメヒコウセン』で遂にメジャーデビューを果たす。今回はデビューを記念して、恵名＋メルヘンキャラ＝エナメルちゃんの水着姿も特別撮り下ろし。ほかでは見られない貴重なカットをご堪能あれ!!
──“シンガーソングラドル”というキャッチコピーを持っていますが、作詞作曲を始めたきっかけは何ですか？
「中学生の頃に、学校を転校しなければならないほど過酷なイジメに遭ったんです。それで、自分の発言に自信が持てなくなって、ポエムに自分の想いをのせたのが最初の作詞です。作曲は、ポエムに曲をのせようとしたのがきっかけで、理論を知ってるわけじゃないんですけど、今はギターで作ったり、鼻歌をアレンジして頂いてます」

──メジャーデビューが決まって、イジメた人たちから連絡は？
「ＳＮＳ経由で『元気？』ってきました。私はイジメられてる時、リベンジすることを原動力に生きてきたんですけど、向こうは覚えていないものですよね。メジャーデビューはゴールじゃないですけど、やっと見返すことができました（笑）」

──亡くなられたお母様も喜んでいるのでは。
「母が亡くなってからは、母への恩返しが私の原動力なんです。中学に上がるタイミングで両親が離婚して、母子家庭で育ったんですね。母はいつも応援してくれてましたけど、生きてる時には結果を残せなかった。それに、両親が離婚してから大黒柱として頑張ってくれて、私が福岡から上京する時の費用も出してくれた、お姉ちゃんにも恩返ししたいですし」

──ちなみに、お父様に連絡は？
「メジャーデビューが決まった時に、私から連絡しました。小学生の時、芸能界に入りたいと言ったら『歌の上手なＯＬでいいんじゃないの』と反対されましたし、離婚してからは敵のような感覚を持ってましたけど、今は『育ててくれてありがとう』って感謝してます。しばらく会っていないから、落ち着いたら食事に行きたいなって」

──そのバックボーンがあるから“草の根活動”も頑張れた、と。
「ラジオから『トイレの神様』に火がついたと知って、ラジオ局に送ってどこからも返事をもらえなかったり（苦笑）先が見えない路上ライブを繰り返したり、そうですね、私の過去に加えて、協力して下さる方々のお陰で続けて来られました。途中で辞めるのは、ファンの方にも母にも何もお返ししていないことと同じですから、いい意味で引き返せなくなったんです」

──では、デビュー曲への思いも人一倍強いのでは。
「今回、私は作曲を担当していて、歌詞は作詞家の方が私のことを書いて下さったんですけど、『夢はあきらめちゃダメだ。自分を信じて進んで行こう』という内容です。私自身が歩んできた人生が歌詞になっているので、『あきらめなければ夢は叶う』という証明になれたらいいなと思ってます。イジメられたり、両親が離婚をした人も、私を見て頑張ろうと感じてもらえたられしいですね」

──意外としっかりしてますね。
「はい。よく言われます。友だちには、『敵に回したくないタイプ』とも言われます（笑）イジメられた時代に、人間観察が得意になったせいかもしれません」

──一方で、ゆるりとしたカラダが特徴のグラビア活動もしてますね。
「プニプニしたフィギュアが出回っているのを知った時、私にも需要があるかなと思って。前は、大きな胸もお尻もコンプレックスで、胸を小さく見せるために、ノーブラでいることも多かったんですけどね。プニッとしたカラダの弾力感もオススメです。この“プニ”は自分についているとややこしいと思うこともあるんですけど（笑）胸とお尻とプニがないと腰の反り感が出ないので、ダイエットは多少のお肉を残しつつ引き続き頑張ります！」