File.003　日本プロ麻雀連盟所属　東城りおプロ

水着やメイド服を着た東城プロのトレカは、店舗でしか入手できないレアもの。新規のお客さんやイベント時など、配られる機会が限られているため、ほしい場合は来店前に確認を。第３弾も近々リニューアル予定。

──麻雀初体験はいつですか？
「小６の時、父にパソコンでフリーセルを教えてもらったんですけど飽きてしまって、同じ場所にあった麻雀ゲームを始めたのが最初です。教師だった母からは厳しい教育を受けてましたけど、パソコンを禁止すればゲームボーイにはしってしまい“イタチごっこ”になることが分かっていたのか、半ばあきれ顔で容認してくれていました（笑）」

──そこからハマッていったわけですか。
「そうですね。中学と高校時代はネットのオンラインゲームに夢中でした。当時は点数計算すらできなかったんですけど、ネットなら自動的に計算してくれるから、ただ純粋に上がれることがうれしくて続けてました。あと地元の秋田の冬は極寒だから、冬は子どもたちの間で必然的に室内ゲームが流行るんです。それで高校１年頃から麻雀がブームになって、友だちの家に集まって打つようになりました」

──プロになろうと思ったきっかけは？
「18歳の頃、『一生に一度は東京に出てみたい』という思いで上京したら、芸能事務所にスカウトされたんですね。事務所でグラビアのお仕事を紹介されたんですけど、芸能界のお仕事って下積み期間が長くて、即生活できるだけのお給料はもらえないことが分かったんです。あの職業は、裕福な実家のサポートがなければ無理ですよ（苦笑）だから私は芸能界で働くんじゃなくて、しばらくは芸能事務所のサポート役に徹してました。でもバイトだったから、将来どうしようかな…と考えていた時に、１人で通ってたフリー雀荘でプロの人たちと打つ機会があって、プロになりたい、これを仕事にしたいと思って、試験を受けました」

──雀荘は男性客が多いですが、一緒に打っていて楽しいタイプは？
「私が上がった時に嫌な顔をしないで、『キレイな手だね』『いい上がりだね』と言ってもらえると、いい人だな～って印象を持ちますね」

──では勝負強い男の条件ってありますか？
「ポーカーフェイスの人には勝てないなって思います。そういう男性って気さくに話しかけてくれるんですけど、いい手がそろいかけていても表情が一切変わらないし、ずーっと一定のリズムで打つんですね。表情もリズムも絶対に崩れない。そういう男性がキレイな手で上がると、私だけじゃなく周りも圧倒されてます」

──ご自身の打ち方は攻め？　守り？
「攻めと守りをバランスよく繰り出す、マルチプレーヤーと言われます。危険を承知で勝負に出る時もあれば、すぐ下りることもあります。でも、ベタ下り（＝そろいかけている手を崩して下りること）は好きじゃありません」

──勝つためのゲン担ぎはしていますか？
「渋谷にある椿屋のカレーを食べてから対局に臨んだら納得がいく麻雀が打てたから、大切な対局の前は必ず食べるようになりました。麻雀は“メンタルゲーム”で、精神的にフラついてたり悩みがあると手がブレるから、それを防ぐ意味も含めて。それでもいい結果が出せなかった時は、１人カラオケでストレス発散します。最高で４時間、曲が終わる前に次の曲を入れて、ずっと歌いっぱなしだったこともありますよ（笑）」

──最後にファンに向けて、好みのタイプも教えて頂きたいのですが。
「常に笑顔で、私の趣味のアニメとゲームに理解を示してくれる人。『またゲームするの!?』って言われると、気分が落ちます。私も相手の趣味には理解を示したいから、詳しくなくても受け入れ合っていきたい。理想の人を見つけたら私、直球型でアプローチするタイプなんですけど、お店ではお客さんとの連絡先交換が禁止されてるし、仕事ばかりしてるから、彼氏いない歴を更新し続けそうです（笑）」