File.002 最高位戦日本プロ麻雀協会所属 日向藍子プロ
取材後、ファンが来店。ファンの顔はほとんど覚えているらしく「いらっしゃいませ♥」とにこやかに対応していました。笑顔に癒やされます!
──麻雀初体験はいつですか?
「都内の短大に通うために長野から上京してしばらく経った頃、趣味で麻雀をしている方に、『知り合いの雀荘がオープンするから、ウエイトレスをやってみない?』と、声をかけて頂いたんです。高校時代はデニーズでウエイトレスのバイトをしていたので、1200円っていう破格の時給は“都内価格”なのかなと疑問に思いつつ、即OKしました(笑)そのお店のスタッフさんに初めて麻雀を教えてもらってハマッたんです」
──麻雀に魅了された理由は?
「父が将棋好きで小学生のときから相手をしてたんですけど、将棋って素人が強い相手に勝つことは不可能なんですね。しかも、父も子ども相手にまったく手を抜いてくれなくて(笑)、超えられない壁が高すぎて、心が折れたんです。私は昔から運動が嫌いで、将棋の他にもオセロやUNO、花札のような頭を使うゲームが好きで、次の趣味を探していたとき、麻雀に出会いました。麻雀って将棋と違って、覚えたてでもプロに勝てることがあるんですよ。偶然取った牌を残すか切るかを判断する、独特のゲーム性が理由なんですけど、初心者でも勝てるという長所にひかれていきました」
──プロになろうと思ったきっかけは。
「短大を卒業後も就職せずに雀荘でバイトをしてたんですけど、フリーターだと将来設計ができないですよね。これからの人生どうしようかな…と迷っていたら、女流プロや今私が所属してる最高位(=最高位戦日本プロ麻雀協会)の代表、新津潔さんに『プロになってみないか』というお話を頂いたので、試験を受けてプロになりました」
──プロになった直後から、生活できる収入を得られましたか?
「こうして働いていれば時給がもらえますし、ゲストで他店に行けば時給より高めの日給が出るので、すぐに生活できるだけの収入は稼げます。あとは、横浜の弘明寺で週に1回、女性限定の麻雀教室で講師もしてるから、その収入もありますし。貯金も地道にしてますよ。意外と堅実な性格です(笑)」
──雀荘は男性客が多いですが、一緒に打っていて楽しいタイプは。
「牌や点棒に優しい、マナーを守る人。私は最中も結構しゃべるほうなので、話しかけてくれる人も楽しいです」
──勝負強い男の条件ってありますか?
「う~ん…逆ならわかりますよ。短気で麻雀を楽しめない人は弱いと思います。短気だとすぐにあきらめてしまいますし、楽しめないと向上心が生まれないから、上達もしづらいような気がします」
──ご自身の打ち方は攻め? 守り?
「完全に守り。すぐ降ります(形になっている手を崩して安全牌を切り、逃げる戦法)。攻めることも大切ですけど、うまく守らないとせっかく集めた点を持っていかれて、最後までトップを守りきれないので。“点を集めたらもう私からは出さないよ”というスタンスです。勝つためのゲン担ぎに、プロ対抗の公式リーグ戦前日は、トイレ掃除もめっちゃします。もともと好きで、テレビでトイレ掃除をすると運気が上がると聞いたことがあるので、トイレは常にピカピカです」
──恋愛は攻め? 守り?
「プロになってから3年半以上、彼氏がいないので覚えてません。何か、乾いた女みたいで嫌ですね(笑)40代ぐらいまでの年上の人が好みなんですけど、出会いがないんですよ。ブラマヨの小杉(竜一)さんが好きって言うと、誰にも理解してもらえないんです~」
──(笑)最後にプロとしての目標を。
「公式リーグ戦で優勝して、タイトルを獲ることです。家族は私の仕事に対して寛容で、三郎さん(=日向さんの父。ファンの間では本名で呼ばれて親しまれている)もブログを見て応援してくれているので、自分のためにも家族のためにも獲りたいですね。私にはメンタルの強さが足りないので、未だに対戦後は電車の中で1人反省会の繰り返しです(笑)」
PROFILE
日向藍子(ひなた・あいこ)
1988年9月24日長野県生まれ。会席料理の料理長を長く務めた父、主婦の母、姉の4人家族。服飾科の短大進学を機に上京して一人暮らしを開始し、現在に至る。趣味は、休日に静岡まで出向いて手がける食品サンプル作りと絵を描くこと。
公式Twitter
日向藍子プロと会えるお店はココ!
フリーマージャン スリーファイブGO55 新宿店
〒160-0021
東京都新宿区歌舞伎町1-17-5
第二安田ビル2階
TEL:03-3203-3305
営業時間:午前10:00~
JR新宿駅東口から徒歩5分
公式HP
※勤務曜日と時間は要問い合わせ。
毎週金曜日に勤務。他曜日も勤務する場合もあるので時間と曜日は要問い合わせ。 日向プロのブログやツイッターでも確認できます。
公式ブログ
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1988年9月24日長野県生まれ。会席料理の料理長を長く務めた父、主婦の母、姉の4人家族。服飾科の短大進学を機に上京して一人暮らしを開始し、現在に至る。趣味は、休日に静岡まで出向いて手がける食品サンプル作りと絵を描くこと。
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取材・文/内埜さくら 撮影/おおえき寿一