11歳で作詞作曲活動を開始し、小学6年生で開催した初のワンマンライブは満員御礼。そして昨年デビューを果たした16歳のシンガー井上苑子ちゃんの3rdシングル「センチメンタルシックスティーン」が1月29日にリリースされる。路上ライブを経験している彼女は、「バンドサウンドだと歌うのが難しかったです」と語るが、この曲では実力を発揮しながらも、まだまだ秘めた才能が開花する予感を感じさせる。事務所に内緒でドラマのオーディションを受けて役を勝ち取ったこともあるという、行動力ある彼女の魅力に迫る!
何かに頑張ってる人に元気や勇気を与えられる楽曲です!
──井上さんは、バンド経験者でボイストレーナーのお母さんの影響で歌を始めたんですよね。「そうですね、お母さんがステージに出てるビデオを観て『お母さんより前に出る存在になろう』と決意しました。それが5歳ですから、ずいぶんとおませですよね(笑)今でも実家に帰ると、トレーニングされるんですよ。私が鼻歌を歌ってると、『リズムがズレてる!』と怒られて、お母さんの手拍子に乗るよう修正されます」
──お母さんから習ったことで、一番心に残っていることは?
「歌詞を伝えることですね。基本的なことなんですけど、寂しい曲を歌う時に、強く歌うのはダメとか。歌詞を表現するためには感性が豊かなほうがいいという理由で、本や映画を観ることも勧められてます。私は本を読むことが苦手なので、映画を観るよう心掛けてますね。映画サイトのケータイ会員になって、時間があれば鑑賞してます」
──その努力は新曲にも活かされていますか?
「何かに頑張ってる人に、元気や勇気を与えられるようになれば、っていう気持ちを込めて歌いました。私は基本ポジティブで、ライブが上手くできなくて“1人反省会”をして気持ちが落ちても、寝ると忘れちゃうんですけど、気分が落ちるとなかなか戻れない人は、この曲を聴いて吹っ切ってもらいたいです」
──柴山慧さんの歌詞、素敵ですよね。
「私の中では16歳の今だから歌える曲でもあるんですけど、歌詞の中では『僕』と表現されているので、男の子も女の子も共感してもらえると思います。私、♪輝く未来を。~って歌詞が好きなんですよ。今の私が求めていることが入っているので」
歌詞は寝る前やお風呂の中でリラックスタイムに書きます
──今回、作詞は別の方ですが、ご自身も続けているんですよね。「寝る前とかお風呂の中で、リラックスした時に書いてますよ。湯船の中で書く時はケータイにメモするんですけど、以前、泡風呂をしてた時に水没させちゃって。急いでドライヤーで乾かしたら救済できました(笑)あの時の焦りようを思い出すと、私、ケータイがないと生きていけないかもしれません…」
──おっ、女子高生っぽいコメント。学校ではどんなコですか?
「歌詞と一緒で、思春期というか、青春してます。初対面だとしゃべらないイメージを持たれるらしくて最初はみんなと距離があったんですけど、今はもう、めっちゃ仲良しです。文化祭に参加してる時は青春してるやん! と感じました」
──井上さんはイマドキの女子高生とは違い、メイクが嫌いとか。
「毎日気張るのって、疲れるじゃないですか。メイクをすること自体は好きなんですけど、お仕事でメイクをして気張るから、学校にはノーメイクで通ってます。と言っても、今日のメイクもかなり薄いですけど(笑)」
──仕事も学校も順調。音楽番組『音流』への出演も決まりましたよね。
「まさか私が!? と最初は驚いたんですけど、店長役の増子直純さんに、ギターを教える企画で出演します。でも、人に教えるのって難しいんですよね。エレキで教えるので、私が弾いてこなかったパワーコードを今、レッスン中です。収録の前に事務所の人に教えてテストしたら、分かりやすいと言って頂けたので、少しずつ上手くなっていると思います。人に教えることで自分の勉強になりますし、MCのお2人を見ているとトークの勉強にもなるので、番組で、もっともっと成長したいです!」
INFORMATION
■CD『センチメンタルシックスティーン』
INFO
16歳、高校1年生シンガー井上苑子の3rdシングル。サウンドプロデュースは前作「運命線ビリーバー」に続きMATSUMURA(LAST ALLIANCE)とkeita(TRIBAL CHAIR)による作曲ユニットTIENOWAが担当。歌詞は柴山慧(soulkids)が提供している。表題曲「センチメンタルシックスティーン」では12月11日に16歳の誕生日を迎えた彼女の思春期ならではの葛藤や迷いが歌い上げられている。
つばさレコーズから1月29日発売。1000円(税抜)
PROFILE
井上苑子(いのうえ・そのこ)
1997年12月11日生まれ 大阪府出身
地元大阪で定期的に路上ライブを行いながら数々のイベントで話題を集め、13年春に高校進学を機に上京。同4月にシングル「ソライロブルー」でデビュー。9月に2ndシングル「運命線ビリーバー」発売。アーティスト活動以外に舞台「世界の終りと始まりと」、ドラマ「Y・O・U やまびこ音楽同好会」に出演するなど女優としても注目株だ。1月17日からテレビ東京「音流~On Ryu~」に出演する。
公式ブログ
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16歳、高校1年生シンガー井上苑子の3rdシングル。サウンドプロデュースは前作「運命線ビリーバー」に続きMATSUMURA(LAST ALLIANCE)とkeita(TRIBAL CHAIR)による作曲ユニットTIENOWAが担当。歌詞は柴山慧(soulkids)が提供している。表題曲「センチメンタルシックスティーン」では12月11日に16歳の誕生日を迎えた彼女の思春期ならではの葛藤や迷いが歌い上げられている。
つばさレコーズから1月29日発売。1000円(税抜)
PROFILE
井上苑子(いのうえ・そのこ)
1997年12月11日生まれ 大阪府出身
地元大阪で定期的に路上ライブを行いながら数々のイベントで話題を集め、13年春に高校進学を機に上京。同4月にシングル「ソライロブルー」でデビュー。9月に2ndシングル「運命線ビリーバー」発売。アーティスト活動以外に舞台「世界の終りと始まりと」、ドラマ「Y・O・U やまびこ音楽同好会」に出演するなど女優としても注目株だ。1月17日からテレビ東京「音流~On Ryu~」に出演する。
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撮影◎おおえき寿一 取材・文◎内埜さくら