累計70万部の大ヒットを記録したコミック「年上ノ彼女（ヒト）」が実写化され、１月18日より公開される。ちょっぴりエッチなコメディドラマで、「パンツの穴」や「毎度おさわがせします」を彷彿とさせるという本作の魅力を、原作でも人気のキャラクターで主人公を一途に思い続ける森野恵を演じた内野未来ちゃんに聞いた。未来ちゃん曰く「ＤＶＤのラストでの、努と揚羽のやり取りにグッときます」とのことなので、映画鑑賞後はＤＶＤを観ると、物語の奥深さが分かるはずだ！
──内向的な性格だけど、同性がうらやむほど胸が大きな森野恵を演じています。その通り、温泉シーンではＧカップの胸が堪能できますね。
「あの温泉の浸かり方は、見えるか見えないかギリギリを探って、攻防戦を繰り返した結果なんです（笑）撮影の疲れが出て、素の表情になっているかもしれませんけど、原作をご覧になっている方には森野を思い出して頂けるとうれしいですね」

──森野は大学生。内野さんの実年齢より少し年下です。
「だから森野みたいにピュアな心に戻れるかな、と考えましたけど、森野と私って似てるところがあるんですよ。一度思い込んだら突っ走ってしまう性格とか、天然っぽいところとか。私自身は普通のことかな、と思ってたんですけど、この前、１人でディズニーシーに行ったことを話したらみんなにひかれました（笑）天然って言われるの、すごくイヤなんですよ！　だけど、そういうところが言われる原因かなって」

──ということは、主人公の努クンを一途に思う森野の気持ちは理解できる？
「う～ん…私はドライなほうなので、台本を読んだ時に森野はすごいな～と感じました。１人の時間がないとダメなんですよね、例えどんなに好きだとしても」

──となると、努と揚羽は同棲しますが、好きな人との同棲は。
「できるんでしょうか、私（笑）プライベートを干渉し過ぎないっていう価値観が合う人となら、できるのかもしれませんね」

──努クンのような男性は好みのタイプに入りますか？
「撮影中は“努クンラブ”でしたけど、プライベートだとちょっと…（苦笑）いい人ですけど、煮え切らないし、ほかの女の子からの誘惑になびいちゃうじゃないですか。映画の後に発売されるＤＶＤに佐田さんっていうカメラマンが登場するんですけど私、佐田さんが好みです！」

──でも、努クンに褒められた時に森野がパッと明るくなる表情、最高に可愛かったですよ。
「うわぁ～、すっごくうれしいです。あのシーンが一番好きだから、最高の褒め言葉です！　あの時、花火をしたんですけど私にとって去年、唯一の花火経験なんですよ。監督から、浴衣を着た時の姿勢の良さも褒められたので、印象に残ってるシーンでもあるんですよね。趣味で居合を続けててよかったな、と実感しました。人生、何が繋がるか分かりませんね。今、自分の部屋に練習用の木刀２本と竹光２本、浅草で売っているような短い刀が２本もあって、ハッキリ言って邪魔なんですけど（笑）練習の甲斐がありました」

──一方で、森野は努クンが性的不能な瞬間を見て、男性が凹む言葉を突きつけますよね。
「『ヤクタタズ！』と言いますよね。男性スタッフさんが『ないわ～』って何度も呟いてましたよ。あれだけは言っちゃダメですよねぇ（笑）少しずつリードする揚羽が正解だと思うので、揚羽は女性として勉強になります」

──本作を含め「まいっちんぐマチコ先生」「いけない！ルナ先生」と、セクシーな役柄が続いていますよね。
「グラビアもまだまだ続けたいので、セクシーな役はドンと来い！　です。中高のあだ名が“先生”だったから、色気たっぷりの先生役をもっと演じたいです。バラエティ番組でいろんなものを捨てたので（笑）体当たりで頑張ります」