「中川さんのヌンチャクかっこいい～！ 梨奈ちゃんのアクションもかっこいい～!! ハートマークだらけで見どころ満載。 初のウエディングドレス姿にも注目して下さい」

大槻ケンヂさん原作、井口昇監督がメガホンを執り、主演はしょこたんこと中川翔子さんという愛と素敵が詰まったカオスムービーが誕生した。中川さん演じる夢子（通称ダメ子）が、市道真央さん演じる響子を守るために、ピンクのテディベア「ブースケ」と合体を決意。ヒーロー「ヌイグルマー」に変身し、悪と戦うというストーリー。細部まで施された演出や仕掛けと、ちょいちょい差し挟まれるクスッと笑えるユーモアに釘付け間違いなし！　夢子の姪で、ヒロイン響子役を演じた市道真央ちゃんに話を聞いてきました!!
──ウエディングドレスを披露していますが、初めてですか？
「はい！　今回、初めて映画でウエディングドレスを着たのでテンションが上がりました。ほかにもいろいろな衣装を着させて頂いているので、是非チェックして下さい」

──花嫁姿はキレイでしたよ。
「わぁ、うれしいです。（武田）梨奈ちゃんが演じるキルビリーっていう役が美男子すぎて『こんなに素敵な人なら連れて行って、どこまでも！』と思いながら手を引かれてました（笑）梨奈ちゃんはヌイグルマーと２役演じてて、アクションの撮影も見学したんですが、すごくカッコ良かったです。可愛いのにアクションもできてすごいな、惚れてまうやろ！　と本気で思いました（笑）中川さんがヌンチャクを使うアクションも、すごくカッコ良かったです」

──では、斎藤工さんが演じたコージのような男性は？
「斎藤さん演じるコージは、見た目はかっこいいんだけど、歯にたくさん青ノリがついちゃってたり、人に聞かれたら困ることを、平気で大声で言っちゃうようなギャップが強烈でした（笑）タイプとしては私の母のような人が理想です。何でも相談できて頼りになるっていう点で、ですけど（笑）」

──お母さんと仲良しですよね。
「基本的に、困ったらどんなに些細なことでも相談します。最近だと、仕事以外の時はどうしても寝落ちしちゃうから、どうしたら起きていられるかって相談しました。どんな小さなことでも相談しちゃう仲なんですよ（笑）」

──響子も母親好きですから、演技に役立ったのでは？
「その点は共感できたんですけど、いなくなった母親の代わりのダメ子（中川翔子演じる夢子の通称）に反抗するところとか、素直になれないコだなって思いました。ちょっとツンデレっぽい性格を持っているというか。そういったニュアンスは、アニメのキャラクターを参考にしたり、自分が母親にちょっと反抗した頃を思い出して演じました」

──反抗する相手が中川さん。緊張しませんでしたか。
「もう心が痛んで。ダメ子が作ってくれたオムライスをそのままの形でキレイにゴミ箱に捨てるシーンは『うわっ、なんてことをするの（笑）』と思いました。カットがかかってから中川さんに思わず謝ったんですけど『いいよ、演技なんだから』と優しくフォローして頂きました」

──その中川さんは本作を「この世の素敵がすべて詰まった最高にカオスな作品」と評していますが、市道さん的に好きなシーンは。
「女性キャストが多い作品なので、観て頂くと可愛くて胸がキュンキュンすると思います。アクションも女性らしいしなやかなカッコよさが出ていると思います！　個人的には響子がダメ子に心を開くところやブースケとのやり取りが好きですね」

──話は戻って。ウエディングドレスを仕事で着ると婚期が遅れるそうですけど…。
「大丈夫です（笑）まだまだアニメどっぷりで、相当先だと思うので」

──それじゃ男性はデートにも連れ出せません（笑）
「すみません（笑）そうですね。アニメが楽しめるところに誘って頂けたらうれしいです。一度好きなアニメの舞台になった江の島に、デートスポットだと知らずに１人で遊びに行って寂しい思いをしたので」