人気セクシー女優の葵つかささんが、カラダを張った熱演で魅せる映画『ある優しき殺人者の記録』のDVD&ブルーレイ版が好評発売中。極寒の韓国でオールロケを敢行した本作の撮影秘話や魅力について聞きました。全編86分をノーカットで撮影した密室スリラー作品だが、それだけでは終わらない、あっと驚くラストに胸を締め付けられるはず…!!
気温-7度の中でほぼハダカ 凍え死ぬかと思いました!
──撮影は真冬の韓国だったそうですが、かなり寒かったのでは。「昼間でもマイナス7度だった上に、役柄上、私はほぼ裸でしたから、凍え死にしてしまうかと思いました。舞台になっている廃墟のアパート、手を入れずにそのまま使っているんですね。作品をご覧になると分かるんですけど、壁に穴が空いていて、冷たい風が吹き込んで来るんです。カイロをいくつ貼っても、ガタガタ震えるほど寒かったですね」
──カイロ以外の防寒対策は?
「韓国のキャストやスタッフさんがしょっちゅう、辛というカップラーメンを食べていたので一緒に頂きました。あとは、キムチを毎日食べてました。大好物なんですけど、日本でAVのお仕事をしていると撮影前日は食べられないから、ここぞとばかりに思いっきり食べてきました。でも、本場の韓国を楽しめたのは、食ぐらいです。1週間滞在したんですけど、ホテルと廃墟の往復しかする時間がなかったんです。全員で食を共にしたぶん、団結力が高まった気もするから、良かったと思いますけど」
──その甲斐あって、惨劇が繰り広げられるマンションに迷い込んだ日本人カップル役を熱演できたわけですね。役とご自身、かなり異なっているのでは。
「そうですね。私は彼女のように激しい性格でもないですし、激しい物言いもしないので、言い方がソフトすぎると監督に指摘されて、何度か撮り直しをしました。乱暴な仕草も、身につけるまでが大変でした」
──ちなみに素の葵さんは?
「普段の私は、かなり心配性です。実家に電話して誰も出ないだで、『誰か倒れたのかな』『もしかして火事とか!?』って、すぐ安になってしまうんです。結局、何度か電話してつながると母に『心配しすぎやから!』と笑われるんですけどね。小さい頃からクセで直らないんです」
ありえない展開に驚くはず!愛があふれる結末なんです!!
──では、占いで悪い結果が出たりすると心配になるタイプでは。「ものすご~く気にしてしまうタイプですね(苦笑)朝のテレビ番組でやってる占いの結果が悪いと、1日中気になります。で『これをするといいよ』と占いで言っていたアドバイスを実行してみたりもします。占いってスピリチュアルというか、目に見えないことじゃないですか。でも私は、目に見えない世界もあると思っていて、この作品とかまさにそうなんですよね。主人公が起こした行動に隠された事情を周りの人たちは誰も信じないけれど、主人公だけは信じ続けているっていう」
──しかもラストに驚きの展開が隠されているんですよね。
「誰もが想像しないありえない展開なので、ご覧になった方はびっくりすると思います。愛を感じられるロマンティックな結末なので、完成作を観て私は、心がほっこりと温まりました」
──ところで本作では、韓国へ新婚旅行に来た日本人カップルを演じましたが、もし葵さんが新婚旅行へ行くなら?
「私はみんなが行きたがるリゾート地には興味がなくて、マチュピチュの歴史保護区やイースター島でモアイ像を、一緒に見て回りたいです」
──さすが、1人でフランス旅行をするだけあり、セレクトが独特ですね!
「あれは、翌日から急遽1週間休みを頂けることになったから、翌日の飛行機を予約したんです。思い立ったら行動しないといられない性格なんでしょうね。防犯面を考えて、朝8時から行動して夜7時以降はホテルから出ないようにして観光したんですけど、地図を頼りにお金がなくなるまでいろんな場所を見ることができて楽しかったです。でも、美しい景色を見ても共感してくれる人がいないって、ものすごく寂しいことなんだって分かったから(笑)今度は誰かと一緒に行きたいですね」
INFORMATION
■Blu-ray&DVD『ある優しき殺人者の記録』
INFO&STORY
韓国の障害者施設から、18人が犠牲となった連続猟奇殺人事件の容疑者の男パク・サンジュン(ヨン・ジェウク)が脱走する。その後、男から電話で呼び出された韓国人女性ジャーナリスト(キム・コッピ)は、今は廃屋となっているマンションである映像を見つける。そこには、男の独白とともに衝撃的な映像が収められていた…。「ノロイ」「グロテスク」「コワすぎ」シリーズなどの白石晃士監督が、POV(主観映像)方式で撮り上げた日韓合作のサスペンススリラー。14年9月に公開された同作のDVD&ブルーレイ版。
CAST&STAFF
出演/ヨン・ジェウク キム・コッピ 葵つかさ 米村亮太朗
監督・脚本・撮影/白石晃士
発売元/日活
販売元/ポニーキャニオン
税込3990円(セルDVD)ほか
(C)NIKKATSU、ZOA FILMS
PROFILE
葵つかさ(あおい・つかさ)
1990年8月14日生まれ 大阪府出身
08年、デビュー。タレントから10年にAV業界に転向し、デビュー作「絶対少女」が大ヒットを記録。以降、人気セクシー女優として活躍し、12年には「女囚701号 さそり外伝」で映画初主演。テレビ東京「ゴッドタン」の人気コーナー「キス我慢選手権」2代目ヒロインに起用され、13年公開の映画「ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE」にも出演した。
公式HP
■Blu-ray&DVD『ある優しき殺人者の記録』
INFO&STORY
韓国の障害者施設から、18人が犠牲となった連続猟奇殺人事件の容疑者の男パク・サンジュン(ヨン・ジェウク)が脱走する。その後、男から電話で呼び出された韓国人女性ジャーナリスト(キム・コッピ)は、今は廃屋となっているマンションである映像を見つける。そこには、男の独白とともに衝撃的な映像が収められていた…。「ノロイ」「グロテスク」「コワすぎ」シリーズなどの白石晃士監督が、POV(主観映像)方式で撮り上げた日韓合作のサスペンススリラー。14年9月に公開された同作のDVD&ブルーレイ版。
CAST&STAFF
出演/ヨン・ジェウク キム・コッピ 葵つかさ 米村亮太朗
監督・脚本・撮影/白石晃士
発売元/日活
販売元/ポニーキャニオン
税込3990円(セルDVD)ほか
(C)NIKKATSU、ZOA FILMS
PROFILE
葵つかさ(あおい・つかさ)
1990年8月14日生まれ 大阪府出身
08年、デビュー。タレントから10年にAV業界に転向し、デビュー作「絶対少女」が大ヒットを記録。以降、人気セクシー女優として活躍し、12年には「女囚701号 さそり外伝」で映画初主演。テレビ東京「ゴッドタン」の人気コーナー「キス我慢選手権」2代目ヒロインに起用され、13年公開の映画「ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE」にも出演した。
公式HP
撮影◎おおえき寿一 取材・文◎内埜さくら