CINEMA×STYLE 216号vol.1

CINEMA×STYLE　216号vol.1

窮鼠はチーズの夢を見る

大倉忠義と成田凌が共演!!行定勲監督が描くたった一度の身を焦がす忘れられない恋物語

　恋に溺れていく2人の男性を描いた水城せとなさんの人気漫画「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」2作品を『ナラタージュ』『リバーズ・エッジ』の行定勲監督のメガホンで実写化。主人公の大伴恭一役を『100回泣くこと』に続き単独主演を務める関ジャニ∞の大倉忠義、恭一に思いを寄せる今ヶ瀬渉役を『愛がなんだ』『カツベン！』など話題作への出演が絶えない成田凌が演じる。

　好きで、好きで、苦しくて、幸せ。7年ぶりの再会、突然の告白、運命の歯車が動き出す――。優柔不断な性格で、学生時代から“自分を好きになってくれる女性”と受け身の恋愛ばかりを繰り返してきた広告代理店勤務の恭一の前に、卒業以来会う機会のなかった大学の後輩・今ヶ瀬が現れる。浮気調査員として恭一の不倫を追っていて、浮気の事実を突きつけた今ヶ瀬は、不倫を隠すある条件を提示する…。それを拒絶するが、「昔からずっと好きだった」と一途に恭一を思い続けてきた今ヶ瀬のペースに乗せられ、いつしか２人は一緒に暮らすことに。ひたすらまっすぐな今ヶ瀬に、恭一も少しずつ心を開いていくが、恭一の昔の恋人・夏生（さとうほなみ）が現れ、関係は変わり始めていく……。

　セクシャリティを越えて恋に身を焦がすさまを繊細かつ大胆に描いたラブストーリー。好きになってはいけないと分かりながらも、惹かれてしまう葛藤や異常なまでの嫉妬心。それらの複雑な感情を、痛いほどリアルに、時に涙がでるほど美しくスクリーンに焼きつけている。

9月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
【CAST】大倉忠義、成田凌、吉田志織、さとうほなみ、咲妃みゆ、小原徳子
【STAFF】監督／行定勲　脚本／堀泉杏
【INFO】2020年／日本／2時間10分　配給／ファントム・フィルム
公式HP

(C)水城せとな・小学館／映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会

ロックンロール・ストリップ

「踊れない芸人」後藤淳平が魅せる…大阪のストリップ劇場が舞台の痛快エンタメムービー

　映画監督になりたいという夢を抱く売れない劇団の座長・木村勇太は、大阪で小さなバーを経営している。そこへ美女・冬音がやってきて、劇団「チームKGB」にストリップ劇場で上演してほしいと依頼される。劇団のファンである冬音は、人気ストリッパーの旭川ローズだった。劇場を満員にしたいという旭川ローズの思いを叶えるため、勇太たち劇団員4人の珍騒動が始まる。

8月14日(金)よりテアトル新宿ほか全国順次公開
【CAST】後藤淳平(ジャルジャル)、徳永えり、智順、三戸なつめ、坂口涼太郎、ぎぃ子、やべきょうすけ、木下ほうか
【STAFF】監督・原作・脚本／木下半太
【INFO】2020年／日本／1時間47分　配給／ベストブレーン
公式HP

(C)木下半太・小学館/タッチアップエンターテインメント

82年生まれ、キム・ジヨン

韓国の現代女性が担う重圧と生きづらさを描き日本でも話題を集めた小説を映画化

　結婚と出産を機に仕事を辞め、育児と家事に追われていたジヨン。常に誰かの母であり妻である彼女は、時に閉じこめられているような感覚に陥ることがあった。「疲れているだけ、大丈夫」。自分にも夫デヒョンにもそう言い聞かせるジヨンだったが、やがて、まるで他人が乗り移ったような言動をとるようになり…。日本でも社会現象を巻き起こした大ベストセラー小説の映画化。

ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー

“ガリ勉”女子高生2人組が失った時間を取り戻すため卒業パーティーへ殴り込み大暴走!?

　高校卒業を目前にしたエイミーと親友モリーは成績優秀な優等生であることを誇りに思っていたが、遊んでばかりいたはずの同級生もハイレベルな進路を歩むことを知り、自信を失ってしまう。勉強のために犠牲にしてきた時間を一気に取り戻すべく、卒業パーティーへ繰り出すことを決意する2人だったが……。女優オリヴィア・ワイルドが初監督のハイスクール・バディ・コメディ。

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