そのままの人生でいいのか悩んでいるってことは、いいとは思っていないから相談してきているんだろう？

　そう、そのままでいいワケがないんだよ（笑）相談者の言う「遊び」の内容が何を意味するかは具体的には分からないが、俺はずーっと遊んできているから逆に質問したい。貯蓄に励む姿勢を否定はしないが、全く遊ばない人生はつまらなくはないのかい？

　だってさ、例えば今のまま老後に備えて頑張って貯蓄に励むとするじゃん。体調が悪くて病院に行ったら医者に、「余命３ヶ月です」と言われたらどうする？

　もし女遊びをしないまま童貞で結婚して子供が生まれたとして、カミさんに有り金全部牛耳られたらどうする？

　「俺の人生って一体、何だったんだろう…」と、後悔するハメに陥るのが関の山だと思うけどね、俺は。

　将来、結婚を考えているなら今のうちから異性関係を訓練しておかないと、いいオンナをつかまえられないというのも、遊んでおいたほうがいい理由の１つだね。日本は今後、少子高齢化が進んで若い女性の人口そのものが減少していくし、少しも遊びを知らない男を若い女性は選びたがらないし。

　30歳をすぎてから遊びを覚えると「遅咲きの狂い咲き」で抑制が効かなくなるっていう説もあるけど（笑）今の人生のすごし方はバランスが悪いと思う。

ある程度は貯蓄が増えていかないと不安だろうから、毎月10万円貯金しているなら５万円を貯蓄して、５万円を遊びに使ってみたらどうだろう。そのバランスだって俺が言ったとおりじゃなく、自分でコツをつかんでいけばいい。男なら少しは遊ぼうぜ！ 　男の性格とか精神状態によって変わるんだよなあ。

「頑張って」とか「あなたなら大丈夫」と励ますのが世では定番みたいに言われているけど、うつ病の人には禁句なんだよね。

彼の精神状態が相当、悪いほうに傾いているなら言わないほうがいい。

「この女、ウザイな」と思われちゃうからさ。逆に「俺はもうダメだ〜」と女性に甘えて「大丈夫よ」っていう言葉を励みに立ち直る男もいるし。

どちらのタイプなのかは交際している相談者が一番分かっているはずだから、性格を見極めるしかない。

　俺の周りは自営業者が多いんだよね。

だから「会社が潰れそう」という話は何度か聞いたことがあるけど、「大丈夫？」としか言えない。

実際にこちらから何かしてあげられるわけじゃないから、励まし方って難しいよね。

　もし俺が危機に瀕したら…彼女にはそのことを考えなくてもすむような時間を与えてもらえたらうれしいかな。

一緒にいる時間だけは彼にリストラされた現実を少しでも忘れてもらえるデートプランを提案するとか。

気持ちの余裕ができたら「こういう仕事も合っているかもしれないね」と伝えてみるとか。彼が「この人のために動こう」と自発的になれるような存在を目指すといいかもしれないね。