「1987年が舞台の作品なので、30〜50代の方が観たら過去の自分と照らし合わせて懐かしさを覚えると思います」
異例のロングランヒットを記録した「100円の恋」の脚本を手掛けた足立紳さんの監督デビュー作として公開前から話題の映画『14の夜』。童貞中学生がAV女優のサイン会に必死で向かうという話に、ヒロインの西野メグミを演じたSUPER☆GiRLSの一員でもある浅川梨奈ちゃんは最初とまどったと言う。そして辿り着いた境地とは――。 !
アイドルとして不安だけどやるならやり切りたかった
──本作では冒頭からその大きな胸が見えそうな衣装にドキドキしました。「胸が半分以上見えるデザインだったからこだわって選びましたけど、完成作を観たら想像してた5倍以上出ていて、最初はあれで正解なのかが分かりませんでした(笑)でも私、胸は形がいいんですよ。グラビアに出る時の水着も、この形がいい胸を活かしたデザインを選んで頂いているだけで。スパガの中には私より大きいメンバーがいるから、自分は形がいいんだなと思います。ホント形がいいだけだから、スリーサイズとカップ数も〝スーパーカップ〟にして公表はしていないんです。大事なことだから4回、言いました」
──(取材陣大爆笑)ちなみに私服はお母さまが購入されているとか。
「私、可愛い女の子が大好きで、推しのアイドルのコに貢いじゃうんです。だから洋服やコスメには極力お金をかけたくないからママに選んでもらってます。自分で洋服を買う時もありますけど、3000円を超えると1回考えちゃう。もちろん、メグミとは私服の趣味も違うしメグミの私服はセクシーだから考え抜いて選びましたけど、どうせやるならやりきったほうがいいと思ったんです。結果いいシーンに出してもらえたから判断は間違ってなかったなって」
──3回目に登場するメグミの過激なセリフも注目を集めそうですね。
「実はあのセリフ、変更できないか何度も粘ったんです。普段はアイドルだからイメージ的にどうなの!?という不安があったんですよね。だけどもし、オブラートに包んだ言い方に変えていたら成立しなかったと思うんです。そのあたりのセリフのチョイスは、足立(紳)監督はやっぱりすごいんだな、と感じました」
私の中学時代は暗黒期(笑)「頑張れ」と言いたいです
──メグミはインパクトがある役ですが4人の童貞男子も面白いですね。「目標は不純ですけど(笑)あの仲睦まじさは微笑ましいし羨ましいです。私は14歳の時にはすでにこのお仕事を始めていて大人の方に囲まれている環境だったから、学校では同年代を見て斜に構えていたというか…そういう時期だったんでしょうね。だから私の中学時代は暗黒期。小中学生時代の友だちが少なくて、連絡先なんて数人ぐらいしか知らないんですよ」
──14歳のご自身に会えるなら、何と言いたいですか?
「もっと勉強したほうがいいよ!っていうことと近い将来、高橋みなみさんとお近づきになれるんだから頑張るんだよ!と伝えたいです。私、ほかのコとはこのお仕事を頑張るベクトルが違うんです。すべてのお仕事がたかみなさんへの架け橋で、いつかご一緒させて頂くためなんです。だから連絡先を交換できた時はうれしすぎて、自宅の2階に上がる階段の途中で崩れ落ちち ゃいました…(笑)」
面白さは保証できますけど責任は取れません……(笑)
──好きなシーンを教えて下さい。「たくさんありますけど、大山家が家族全員そろって食事をするシーンが好きです。一人っ子だからああいう大家族での食事って憧れなんです。光石研さんが演じたお父さんが家に入る時、 網戸が外れてしまうんですけど、実は外れる設定ではなかったんですね。完成作を観て、光石さんには映画の神様がついていて、降りてきたんだなと思いました」
──改めて作品のPRを。
「1987年が舞台の作品で、足立監督も当時14歳ぐらいだったらしいので、30〜50代の方が観たら共感できるし、過去の自分と照らし合わせて懐かしさを覚えると思います。女性が観たら、『男のコってこんなバカなんだ』と笑えるはずです」
──スパガのメンバーは本作について何か言っていますか?
「有り難いことにみんな観たいと言ってくれてます。ただ面白いことは保証しますけど観た後の責任は取れないので14歳のメンバーには『ママと一緒に来てね』と伝えてあるんです。一番ピ ュアな溝手るかちゃんには、いろいろ理解できないかも…るかちゃん、来年20歳になるんですけどね(笑)」
■映画『14の夜』
INFO&STORY
町に1軒だけあるレンタルビデオ屋でAV女優よくしまる今日子のサイン会が開催されることを知ったタカシ(犬飼直紀)ら4人の中学生は、まだ見ぬ女性の胸への憧れに駆り立てられる…。「百円の恋」で第39回日本アカデミー賞の最優秀脚本賞を受賞した脚本家・足立紳の監督デビュー作で、1987年の田舎町を舞台に、性への妄想を膨らませる中学生たちの姿を、バカバカしくも真面目に描いた青春劇。「第29回東京国際映画祭」日本映画スプラッシュ部門での上映作品でもある。
CAST&STAFF
出演/犬飼直紀 濱田マリ 門脇麦 和田正人 浅川梨奈(SUPER☆GiRLS) 健太郎 青木柚 中島来星 河口瑛将 稲川実代子 後藤ユウミ 駒木根隆介 内田慈 坂田聡 宇野祥平 ガダルカナル・タカ/光石研
脚本・監督/足立紳
音楽/海田庄吾
主題歌/キュウソネコカミ「わかってんだよ」(Getting Better Records/Victor Entertainment)
配給/SPOTTED PRODUCTIONS
公式HP 12月24日(土)テアトル新宿ほか全国順次ロードショー
(C)2016「14の夜」製作委員会
PROFILE
浅川梨奈(あさかわ・なな)
1999年4月3日生まれ 埼玉県出身
14年、SUPER☆GiRLSの2期生としてグループに加入。超絶カラーはミントグリーン。15年に「週刊プレイボーイ」のグラビアに登場するや“1000年に一度の童顔巨乳”として話題に。以降、個人でのグラビア、バラエティでも活躍中。映画出演は「鐘が鳴りし、少女達は銃を撃つ」以来2作目。公開待機作に17年2月公開の「咲 Saki」がある。
公式Twitter
公式ブログ
INFO&STORY
町に1軒だけあるレンタルビデオ屋でAV女優よくしまる今日子のサイン会が開催されることを知ったタカシ(犬飼直紀)ら4人の中学生は、まだ見ぬ女性の胸への憧れに駆り立てられる…。「百円の恋」で第39回日本アカデミー賞の最優秀脚本賞を受賞した脚本家・足立紳の監督デビュー作で、1987年の田舎町を舞台に、性への妄想を膨らませる中学生たちの姿を、バカバカしくも真面目に描いた青春劇。「第29回東京国際映画祭」日本映画スプラッシュ部門での上映作品でもある。
CAST&STAFF
出演/犬飼直紀 濱田マリ 門脇麦 和田正人 浅川梨奈(SUPER☆GiRLS) 健太郎 青木柚 中島来星 河口瑛将 稲川実代子 後藤ユウミ 駒木根隆介 内田慈 坂田聡 宇野祥平 ガダルカナル・タカ/光石研
脚本・監督/足立紳
音楽/海田庄吾
主題歌/キュウソネコカミ「わかってんだよ」(Getting Better Records/Victor Entertainment)
配給/SPOTTED PRODUCTIONS
公式HP 12月24日(土)テアトル新宿ほか全国順次ロードショー
(C)2016「14の夜」製作委員会
PROFILE
浅川梨奈(あさかわ・なな)
1999年4月3日生まれ 埼玉県出身
14年、SUPER☆GiRLSの2期生としてグループに加入。超絶カラーはミントグリーン。15年に「週刊プレイボーイ」のグラビアに登場するや“1000年に一度の童顔巨乳”として話題に。以降、個人でのグラビア、バラエティでも活躍中。映画出演は「鐘が鳴りし、少女達は銃を撃つ」以来2作目。公開待機作に17年2月公開の「咲 Saki」がある。
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取材・文/内埜さくら 撮影/おおえき寿一