新宿歌舞伎町おかまバー人気No.1が初のイメージDVD発売!!

　ＴＢＳ『有吉ジャポン』出演を機に一躍芸能界のニューハーフ枠入りを果たしたベルさん。彼女は“キングオブおかまバー”と称される新宿歌舞伎町の「ひげガール」で何年もナンバーワンに君臨する実力の持ち主でもある。２月、初のイメージＤＶＤ『Ｂｅｌｌ』リリースに併せて、大勢の男性に接してきたからこそ見つけた、独自の仕事に対する哲学に迫る！

──実物はテレビで見るよりお美しい…！
「あら、もっと言ってください。なんて」

──ただ、その美しさだけで長年、お店でナンバーワンを張っているのではなく、他にも秘訣があると思うのですが。
「そうですねぇ、私の中でのナンバーワンって、誰かを潰してでものし上がるイメージがあったんですけど、正直私はそういうのが苦手なんですね。『お先にどうぞ』と、人に先を譲る方が、居心地良く感じるんです。そういう出しゃばらないタイプが、時代とお客様のニーズに合ったのではと、今は思いますね」

──そのスタンスで長年に渡りトップの座にいるのは、かなりプレッシャーなのでは。
「だからいい加減、１位じゃなくて“殿堂入り”にしてもらいたいんですよねぇ。お店のショータイムの音楽も担当してるんだから、感謝してもらわないと。週イチ休みでボロ雑巾のように使われてますから、私」

──（一同大爆笑）ですがその努力が、イメージＤＶＤ発売にも繋がりましたよね。
「もう本当に感謝の気持ちしかなくて、乳首の露出ＮＧ以外は全てお任せしました。タマは３年前に取りましたけど、サオはまだ付いてるんですね。今年中にサオも取ったら戸籍も変えて、女性として生きていくので、やっぱり乳首は封印しておきたかったんです」

──そのサオで撮影は苦労したとか。
「水に濡れると前貼りが取れちゃうことを想定してなくて、前貼り待ちタイムがたびたび発生してしまったんです。書籍と違って映像は、モロ男性向けなので、ポールダンスや女教師のシーンはかなり接写されたから、見えたらどうしよう…とも不安でした」 ──そんな苦労があったとは感じさせないほど、映像のベルさんもお美しいです。
「白い水着は“ザ・ニューハーフ”というデザインで、このまま背中に羽根を背負いたくなりました（笑）この衣装を含めて、今まで私をご贔屓にしてくださったお客様がもしかしたら嫌いになるほど大胆に脱いでいるんです。お店では胸元も出さないようにしてるので」

──お店で肌の露出を控えている理由は？
「肌や胸元は見えすぎないほうがいいっていう、意見を取り入れました。胸を入れる時も私、３００人の男から聞いて、手のひらに収まるぐらいのサイズに決めたんですよ」

──そんな大人数の男性と接してきたベルさんが思う、成功する男の条件とは。
「仕事で結果を残す男気がある人。稼いでくれて頭が良くて、食べるのが早い。『メシ作れ』と言われてもこっちがイラッとしない尊敬できる人。スケベで仲間が多い人。美意識は自分に向けるのではなく、女性に持たせてくれる人でしょうか。逆に、愚痴が多くて責任転嫁する人は凋落していきますね。お客様ですから愚痴は聞きますけど、『その時間があるなら何かすれば？』とひと言添えます」

──その考え方はご自身も実行を？
「してますね。辛い時期は映画のワンシーンだと思うようにしてるんです。ハッピーエンドに向かって今の辛さがあると思えば、夢を叶えよう！って気持ちになりますから」

──夢は大女優でしたよね。
「英語もしゃべれないくせに、ハリウッドを目指してますから（笑）レッドカーペットを歩いてみたいし、峰不二子みたいなセクシーな役でアクションに挑戦して、映画の予告編に名前が載ることが夢なんです。それが、私と同じ人達の希望になれば嬉しいですね」