2010ミス・ユニバースJAPANでTOP3になったモデル福田萌子さんが初主演した沖縄発の特撮ドラマ『ハルサーエイカー』が全国解禁。DVDとしてリリースされる。沖縄では大人から子どもまで幅広い層の支持を獲得したという本作は全国制覇なるか!?　クールな見た目とはギャップがある気さくな福田さんの人柄に触れつつ、作品の魅力を掘り下げる。
──作品のテーマの1つである食育に、福田さんも関心があるとか。
「そうなんです、出された食事を残すのが嫌いで、お腹いっぱいだとしても、無理をしてでも完食します。食べ物に申し訳なくて。今回のキャストのみなさんとお酒を飲んだ時も、〆のラーメンまでおつき合いしました。１人だけ残したり食べなかったりすると、雰囲気が悪くなる気がして嫌なんです」

──それなのにスタイル抜群。週5日のジム通いと朝10キロマラソンをしているだけありますね。
「それでも、アクションは使う筋肉が違うので悪戦苦闘したんです。面をかぶってボディースーツを着ると、沖縄の暑さにやられて、息苦しくてハアハアしました（笑）でも、私が着てるボディースーツは、バッドマンやスーパーマンが好きなスタッフさんと試行錯誤して作り上げただけあってフォルムが美しいので、ぜひ観て頂きたいです。エヴァンゲリオン好きな私も納得の完成度ですし、女性がヒーローの戦隊モノって少ないので、男性にも喜んで頂けるかと」

──男性は、7月16日に発売される続編も楽しめそうですね。
「マイクロショートパンツをはいたんですけど、お尻が半分見えちゃってるんですよね（苦笑）普段ＳかＭサイズなんですけど、ＳＳサイズしかないと言われて試着の段階でこれはダメでしょうと思ったんですけど、スタッフさんから『イヤらしくない！　健康的！』とほめられて、のせられてしまいました…（笑）」

──食繋がりでいえば料理得意ですよね。特に餃子！
「餃子はこだわりありますよ～。具をたっぷり詰めて、秘伝のタレで食べます。タレはしょう油1本分にすりおろしニンニク2個と一味唐辛子と、鷹の爪と、刻んだネギは青い部分も入れて…って、語りすぎました（笑）」

──あはは！　話をDVDに戻しましょう。現場の雰囲気はいかがでしたか？
「私が演じた田畑愛と旅に出る仲間たちと、悪役の3名、みなさん芸人さんなので、本番でアドリブを頻繁に繰り出されて、笑いをこらえるのが大変でした。我慢できなかった監督の声が入ってしまって、NGになったこともあるぐらいです。主演というプレッシャーがあったんですけど、常に楽しい雰囲気にサポートしてもらえました」

──出演者は沖縄出身の方が多いですが、沖縄の人って心が温かいってよく言いますよね。それが大きいんですかね。
「よく言われるんですけど実際はそうでもない部分もあるんですよ（苦笑）私は生まれも育ちも沖縄ですけど、見た目がそう見えないから、見ず知らずの人から『ナイチャー（本土の人）か？』と眉をひそめられたことがあります。以前、ドラマで本土から沖縄に嫁ぐ役を演じたんですけど、お姑さんとおばあちゃんにサーターアンダギーを投げつけられるシーンがあって、それって現実にもありえることだと思いますし。だからDVDでも美しいだけではないリアルな沖縄が描かれてます。自然が豊かという印象もありますが、変身するために必要な土が見つからなくて、愛が土を探す場面もありますし、全部含めて沖縄だということを、この作品で知ってもらいたいですね」