取材中、何度も「周りの人に恵まれていると思う」「人に恵まれて、巡り逢えて幸せ」と口にしていた鹿谷弥生ちゃん。ミスマガジン2007グランプリで彗星のごとくデビューを飾り、その後も順風満帆。プラス、この姿勢があれば超人気アイドルの座も近そうだ。注目ッ!!
──デビューのきっかけは。
「高２の時にスカウトされて、ミスマガジンに応募して…。小３から高３までバスケットボール部のスポーツ少女だったので、学業もあるし、何よりスポーツ優先だったから芸能界なんて考えられなかった。それでも『高校を卒業するまで待つから』と言われて」

──芸能界への興味はなかった？
「雑誌のニコラやプチセブンをよく読んでいて、モデルやオシャレには興味がありました。スポーツが得意な反面、勉強があまりできなくて卒業後はどうしようかなぁって（笑）。東京での１人暮らしに憧れていた女の子でした」

──転機となるのがミスマガジン20 07。17000人からグランプリに。
「16人から最終的には５人が選ばれて、高校ラグビー賞とミス東京１週間賞も同時に頂きました。グランプリの実感よりラグビー賞がうれしかったですね、スポーツ大好きなので、私に合っているかなって（笑）」

──第87回「全国高校ラグビー大会」のイメージキャラクターですね。
「ポスターにも登場させてもらってハイライト番組の出演や出場校のリポートなどを行いました。地元の東福岡が優勝してうれしかったけど、一番仲良くさせて頂いた京都の伏見工が決勝で負けてしまい複雑でしたね」

──仕事には慣れましたか。
「事務所のスタッフを始め仕事で会う人、ファンの方などホント、周りの人に恵まれていると思います。だから苦労してないです。先輩、後輩の関係とか礼儀とかはバスケ部で鍛えられたので、自分でも意外なほどこの世界に馴染めたと思います。初めはここまでいろいろ出るとは思わなかったけど」

──ミスマガジンの肩書きもあってグラビアの仕事が多いと思いますがいかがですか。
「はい。でも水着になることに全然、抵抗がなかったんですよ。逆にこの身長を活かして頑張ろうと思って。でも、もっとスレンダーになりたい」

──十分スタイルいいじゃないですか？
「私、自分に甘いから、１日３食以外に夜中に食べたくなったり、コンビニに行くとお菓子を買ってしまうので反省します…」

──ミスマガジンのお披露目イベントで「目標は女優になること。長澤まさみさんが憧れです」と抱負を話してました。
「ドラマが好きなので、連ドラをよく見ていて。映画『涙そうそう』も見ました！　可愛いし、演技で感動させられるし、すごいなぁと憧れてました」

──最近は演技の仕事が目
「『フライング・ラビッツ』はJALの客室乗務員とバスケを両立する実在のチームの実話を基にした作品で、主演は石原さとみさん。真木よう子さん、渡辺有菜さん、滝沢沙織さんとチームメイトの役です。滝沢さんは『ちゃんとご飯食べてる』とか声を掛けてくれて、優しく面倒を見てもらいました」

──出演して学んだこと、感じたことで印象深いのは？
「みなさん、普段と演技の切り替えが早いこと。女の子だらけの現場でさっきまでワイワイ賑やかだったのに、石原さんはすぐ役に入り込んで泣いていたので。コツですか？　聞けば良かったですね。『小さな恋のものがたり』は小野真弓さんが主演で、東京にやってきた主人公が大事な写真が入った財布を落としてしまい、それを拾う３人組の１人で出ています。撮影はミスマガジンに選ばれた直後ぐらいで自分なりに頑張ったんですけど、どうでしょうか。夏服のセーラー服を着ました」

──ケータイドラマ「Trick House」は主演です！　どんなストーリーですか。
「写真集の仕事でスタジオを訪れた仲良しグラビアアイドル３人に恐ろしいワナが待ち受けていたという設定で、ホラー、コメディー、ミステリーと視聴者の投票によって次の展開が決定するんです。共演した鈴木茜ちゃん、北村ひとみちゃんとは撮影後も連絡を取り合って、３人でご飯＆カラオケにも行きました。いい人に恵まれて、巡り逢えて幸せですね」

──では最後に抱負シメを。
「映画やドラマの主演、学園ドラマに高校生役で出たい！　あと歌もやりたいし…。頑張ります!!」