やかん「たけし軍団健在っていうところを見せなきゃなって。再来年で50歳ですけど、身体を張るしかない（笑）」

白川「プロレスへのリスペクトがリングで出せたら。グラビアを始めて不安だった時も、支えられてきたので」

肉体美を競うコンテスト「ベストボディ・ジャパン」が、なんとプロレスの大会を開催することに。会長の谷口智一氏が元DDTのレスラーだったこともあって決まった『ベストボディ・ジャパンプロレス』（8月5日、品川ステラボール）では、ベストボディの常連選手に加えコンテストの司会を務めるなべやかんさん、コンテストにも出場予定のグラビアアイドル白川未奈さんがレスラーとして参戦！デビューに向けての意気込み、プロレスへの思いをお二人に聞きました。
──健康美コンテスト「ベストボディ・ジャパン」で、やかんさんは司会を担当されているんですよね。
やかん「最初は審査員からですね。どんどん規模が大きくなって、格式も上がって、昔みたいにＴシャツ姿じゃ司会できないですよ（笑）ベストボディは自然な肉体美がポイント。パンツの広告が似合う感じというか、デカすぎない筋肉がカッコいいんです」

白川「私はグラビア用のボディメイクで筋トレを取り入れたら、ハマってしまって。いつか大会に出場できたら、と思ってはいたんですよ。今、〝トレーニー女子〟って、トレーニングしてる女性が本当に多いですよね」

──しかもコンテストだけでなく、プロレスもやることになりました。
白川「プロレスはずっと好きなんですけど、年齢的にも『やってみたいけど無理でしょ』って。好きだからこそ、 安易な気持ちではできなくて。でも今回お話を頂いて『今しかない！』って。私の生活は筋トレとプロレスを取ったら何もないくらいなので」

──両方のチャンスが一気に来たと。
白川「運命的なものを感じますね」

やかん「僕は関係者からの『出てください』というＬＩＮＥを既読スルーしてました（笑）本格的なプロレスをやったことはないけど、キツさは知ってますから」

──たけし軍団といえばガンバルマンやお笑いウルトラクイズでレスラーに挑む企画がありましたよね。
やかん「現場に行ってから『今日はプロレスに挑戦です』みたいな仕事ですから。いろんな選手にやられましたよ。キラー・カーンさんから（獣神サンダー）ライガーさん、橋本真也さん、三沢（光晴）さん、小橋（建太）さんだったり」

白川「凄いメンバーですね！」

やかん「どれだけ凄いか知ってるつもりではいるんで、やりたくなかった。でも、ちょうど僕がオフィス北野を辞めたタイミングだったんですよね。でもたけし軍団は継続してて。たけしさんは今でもカラダを使った笑いをしたがる人なんですよ」

──そのイズムがあると。
やかん「とはいえみんな高齢化してますから。還暦を過ぎてたり。だから若手の僕が、たけし軍団健在っていうところを見せなきゃなって。若手といっても再来年で50歳になるんですけど、僕（笑）ほかにやる人がいないんで、僕が軍団としてカラダを張るしかない（笑）」

──プロレスの指導はＤＤＴの大石真翔選手がされているそうですが、実際に練習してみた手応えは？
やかん「やっぱり受け身がキツいですねぇ。こんな痛いのかって」

白川「想像を超えてましたね。ロープに飛んでも青アザができるくらい」

やかん「選手のみなさんはトップロープからドロップキックして、自分も落ちる時に背中で受け身取るじゃないですか。あれって、自分にもダメージあると言ってました」

白川「痛くないんじゃなく、痛くても我慢してるんですね。プロレスラーは超人だってよく言われますけど、やってみて〝超・超人〟だなって思うようになりました」

やかん「プロレスをバカにする人は受け身でもやってみるといいですよ」

白川「あと私、今まで番組の中とかで〝スリーパイホールド〟とか適当な技をやってたんですよ」

──芸人さんにお色気技みたいな。
白川「それはもうできないなって。プロに技を教わっちゃったので」

やかん「パワーもついたし技のコツも知ってるからね」

白川「ケガさせちゃうかもしれないんだなって」

やかん「だからセクハラとかできないですよ。おっぱい触ろうとしても腕の関節取られちゃいますから（笑）」

──練習の中で、どんな試合をするか、プランも考えてはいるんですか？
やかん「いや、そこはやってみないと分からない部分が多いですね。プロレスはお客さんとの一体感が大事なので。見ている人と選手の間合いみたいなものは、現場で感じ取るしかないので」

白川「私は何がやりたいとかじゃなく、とにかく必死に勝ちにいくだけですね。芸能人のプロレスとはいっても、プロレスは闘いだと思ってるので。本格的なスポーツ歴があるわけじゃないですし、これまではおっぱい寄せてただけなんですけど（笑）」

──ただプロレスが好きだというのは、バックボーンになるかもしれません。
白川「その気持ち、プロレスへのリスペクトがリングで出せればって思います。……プロレスの話になると真面目なことしか言えなくて申し訳ないんですけど。歌の世界からグラビアを始めて不安だった時も、プロレスに支えられて『頑張ろう！』っていう気持ちになれたので」

やかん「僕のバックボーンは……やっぱりたけし軍団ですかね。何の練習もしてないのにバックドロップで投げられたりしてきたので（笑）あれ、変に怖がって逃げると逆にケガするんですよ。覚悟を決めたやらなきゃいけない。そういう経験はあるので、もしかしたら試合で活きるかもしれない」