ローティーン向けファッション雑誌「ピチレモン」モデルで10代の女の子を中心に絶大な人気を集め、専属卒業後は女優として活躍。今春、高校を卒業し、邁進する清野菜名ちゃん。劇場公開、DVD化の映画『生贄のジレンマ』や、11月中旬に上演される舞台『鬼切姫・第二章・来るべき日』、14年新春公開の映画『ヌイグルマーZ』など、出演作が目白押しだ。モデル出身で現在ブレイク中の女優は数知れず。菜名ちゃんもその一員になる日はもうすぐそこかも!? 初々しい演技を見られるのは僅かな期間なので、チェックして損ナシですよ!!
映画用に髪をバッサリ切って
キスシーンにも初挑戦しました
──映画『生贄のジレンマ』で初体験をされたとか。それは、どんな?「キスシーンに挑戦しました! 前日はニンニクとかニオイがきつい食べ物は控えて、当日は唇をリップでプルプルにして相手の方に迷惑をかけない配慮はしたんですけど、内心はドキドキで…。それを一生懸命隠して堂々としてるフリをしたら、監督から『度胸があっていいね』と褒められたからうれしかったです」
──作品に合わせ、髪をショートにバッサリ切ったそうですね。
「監督の要望で切ったんですけど、少年っぽくなっちゃったからいまだに見慣れなくて…」
──いえいえ、似合ってますよ!
「ホントですか!? うわーっ、うれしいです! そう言って頂けると切った甲斐があります。役作りとはいえ、自分では似合わないと思ってたから、『大好きな能年玲奈さんもショートだし』と、自分を慰めてたんですよ。でも、オーディションの時から水島涼子役を絶対に演じたいと思ってたから、後悔はしてません」
──役に惹かれた理由は?
「タイムリミットまでに生贄を1人捧げないと、学校内にいる全員が死亡するって話なんですけど、涼子は好きな人に自分の気持ちを分かってもらえないって悟ってから、何が何でも自分だけは助かると決めて、徹底的に生き延びようとするんですよ。その一途な“生”への執念を、ある意味で尊敬したんですよね。私だったらこんな過酷なゲームが続いたら、途中で生きることを諦めちゃうかもしれないから」
──同性、同年代のキャストが多い現場でしたよね。
「だから撮影の合間はみんなでずーっとしゃべってましたよ。高校時代に戻ったみたいに楽しめました。3月に高校を卒業して、『もう一生、着ないかも…』と思ってた制服もまた着られましたし。教室の外から話を聞かれてるシーンでは、篠原純一役の須賀健太さんと私はシルエットしか映らないから、2人で変顔をして遊んでました。すっごく真面目なシーンなのに(笑)」
映画でスタント役もしました
アクションがかなり得意です!
──ホラー作で夜間の撮影は怖くなかったですか?「ロケ地が廃校だったから学校内のトイレが使えなくて、外に行かなくちゃならなかったんですよ。トイレに行くまでが真っ暗だからそれが怖くて、ライトで道を照らしながらみんなで行きました」
──清野さんは、アクションが得意なんですよね。
「高校時代、アクション部だったから、バク転とか、ジャンプしながら後ろ回し蹴りとか楽勝です! 『バイオハザード』のミラ・ジョヴォヴィッチさんのあの、壁に登って回転して降りる技もできます。『ヌイグルマーZ』って映画では、武田梨奈ちゃんのスタント役もしました。戦うシーンは中川翔子さんを梨奈ちゃんが演じて、梨奈ちゃんを私が演じてます。顔は映ってないんですけど、頑張ったので観て下さい」
──プライベートも知りたいです。
「コレ言っても大丈夫かなぁ…家にいる時は、独り言ばっかり。床を“コロコロ”で、細かい場所をモップの“モフモフ”で毎日掃除してるんですけど、『何で毎日掃除してるのに汚れてるの!』って言ってみたり、テーブルの角に足をぶつけた時に『ホント痛いんだけど!』って怒ってみたり。テレビに話しかけるのも時間の問題ですね(笑)」
INFORMATION
■映画『生贄のジレンマ 上』
INFO&STORY
高校卒業の朝、篠原純一(須賀健太)が数週間ぶりに登校すると、校庭に底の見えない巨大な穴が出現していた。そこへ突然「今から1時間後にあなたたちは全員死にます。ただし生き残る方法は生け贄を捧げることです」と謎の校内放送が流れ、篠原や同級生の鈴木理香(竹富聖花)らは、否応なしに理不尽なサバイバルに巻き込まれていく。土橋真二郎氏の同名小説を映画化。原作同様に、「上」「中」「下」の3作で構成され、第1作「上」を劇場公開した後、3作のDVDが一挙発売さされる。
CAST&STAFF
出演/須賀健太・竹富聖花・木ノ本嶺浩・山本ひかる・菅野莉央・柳喬之・清野菜名・森田望智・竹内寿・小野賢章
監督/金子修介 原作/土橋真二郎 脚本/小林弘利 プロデューサー/柴田一成
配給/Thanks lab.
公式HP
7月13日(土)から19日(金)まで東京・ユナイテッドシネマ豊洲で限定公開
DVDはジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントから8月2日発売。各3990円(税込)
(C)2013土橋真二郎、アスキー・メディアワークス/ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
PROFILE
清野菜名(せいの・なな)
1994年10月14日生まれ 愛知県出身
ファッション雑誌「ピチレモン」専属モデルで人気に。卒業後はドラマや映画、舞台などで女優として活躍。映画はほかに「桜蘭高校ホスト部 THE MOVIE」「オチキ」などに出演。公開待機作に14年公開の「ヌイグルマーZ」(井口昇監督)「ねこにみかん」(戸田彬弘監督)などがある。ドラマ「衝撃ゴウライガン」は今秋放送予定。11月12日から渋谷区文化総合センター大和田伝承ホールにて上演の舞台「鬼切姫一第二章一来るべき日」に出演する。
公式ブログ
公式Twitter
■映画『生贄のジレンマ 上』
INFO&STORY
高校卒業の朝、篠原純一(須賀健太)が数週間ぶりに登校すると、校庭に底の見えない巨大な穴が出現していた。そこへ突然「今から1時間後にあなたたちは全員死にます。ただし生き残る方法は生け贄を捧げることです」と謎の校内放送が流れ、篠原や同級生の鈴木理香(竹富聖花)らは、否応なしに理不尽なサバイバルに巻き込まれていく。土橋真二郎氏の同名小説を映画化。原作同様に、「上」「中」「下」の3作で構成され、第1作「上」を劇場公開した後、3作のDVDが一挙発売さされる。
CAST&STAFF
出演/須賀健太・竹富聖花・木ノ本嶺浩・山本ひかる・菅野莉央・柳喬之・清野菜名・森田望智・竹内寿・小野賢章
監督/金子修介 原作/土橋真二郎 脚本/小林弘利 プロデューサー/柴田一成
配給/Thanks lab.
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7月13日(土)から19日(金)まで東京・ユナイテッドシネマ豊洲で限定公開
DVDはジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントから8月2日発売。各3990円(税込)
(C)2013土橋真二郎、アスキー・メディアワークス/ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
PROFILE
清野菜名(せいの・なな)
1994年10月14日生まれ 愛知県出身
ファッション雑誌「ピチレモン」専属モデルで人気に。卒業後はドラマや映画、舞台などで女優として活躍。映画はほかに「桜蘭高校ホスト部 THE MOVIE」「オチキ」などに出演。公開待機作に14年公開の「ヌイグルマーZ」(井口昇監督)「ねこにみかん」(戸田彬弘監督)などがある。ドラマ「衝撃ゴウライガン」は今秋放送予定。11月12日から渋谷区文化総合センター大和田伝承ホールにて上演の舞台「鬼切姫一第二章一来るべき日」に出演する。
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撮影◎おおえき寿一 取材・文◎内埜さくら ヘアメイク/oriie