「凛々しい女たちが戦う物語ですし、特撮やアクションを普段観ない女性でも 分かりやすいストーリーなので、初めて牙狼を観る方にも楽しんで頂けます」(佐藤)
「女性が観ても一瞬ドキッとするようなセクシーなシーンがあります! 麻妓役の大野未来ちゃんと、キスしそうな接近戦がありました」(松山)
テレビドラマで放送されて人気に火がついた「牙狼<GARO>」。幾度も映画化され観客の心をつかみ続けている本作のスピンオフ作品『牙狼外伝 桃幻の笛』が7月20日から劇場公開される。今回の主演は、魔戒法師・邪美役の佐藤康恵さんと、同じく魔戒法師・烈花役の松山メアリちゃんの2人。牙狼なのに牙狼が登場しない作品の内容とは? 姉妹のような強い絆で結ばれた邪美と烈花が立ち向かう相手とは――。映画からは想像もつかないような秘話満載で、作品について語ってもらいました。
メアリちゃんが紙コップ持参で部屋に来たんです(笑)
──撮影は昨年12月に静岡で。かなり寒かったそうですね。佐藤「寒くて体が芯から冷えて、私が持参したマッサージにも使える入浴剤が女性キャストに大人気でしたよ。レモンジンジャーだから、塗るだけで体がカッカと燃えるように熱くなるんです。それをメアリちゃんに分けてあげたんですけど…」
松山「私ハマってしまって、次の日、紙コップを持参して、康恵さんに『少し分けて下さい』ってお願いしました(笑)」
佐藤「紙コップって、配給みたい(笑)それを見たほかの女性陣が紙コップを持って続々と並び出したんですよ。特大のチューブが空っぽになりました」
松山「ホテルに毛布を持参するほど寒かったですよね」佐藤「現地で毛布を買って、担いで持って帰りました(笑)でも、あの究極に寒い現場で研究した結果、冷えには生姜が一番効くって実感しました」
──そんな裏話が。衣装も肌の露出が多めですしね。
松山「ここだけの話、私が布一枚で張りつけにされて邪美さんに救出されるシーンは、床にホットカーペットが敷いてあったんですよ。だから床に寝かされるシーンは正直、寝落ちしそうになりました(苦笑)」
佐藤「あのシーンは膝から床の温かさを感じられたから、私も離れたくなかったんですよ」
バレエ経験を生かした舞うようなアクションを観て!
──お二人とも牙狼シリーズには長年出演していますが、もうアクションには慣れましたか?佐藤「前回の『牙狼~MAKAISENKI~』の時に、テンパッちゃったんですよ、私。前フリされていれば大丈夫なんですけど突然『高いところから』と言われて動転してしまい、ずーっと一人でブツブツしゃべり続けてしまいました…」
松山「シリーズすべてを観返した時にメイキングでそれ、観ました! 私はワイヤーアクションが大好きです。本番前に高い場所から景色を眺めてると、スタッフさんに『そろそろ降りて来て下さい』と言われるほど。東京タワーから落とされる日も近いかもしれません(笑)」
佐藤「私たち、崖を転がり落ちるとか危険過ぎる場面以外はほぼ自分でアクションに体当たりしてるんですよ。女性ならではの動きもしてるから、ぜひ観て頂きたいです」
──それはクラシックバレエ経験が生かされてますか?
佐藤「バレエのお陰で今動けてますし、バレエらしいアクションも盛り込まれていますね」
松山「烈花って初めは中国の武術や空手を取り入れた動きが中心だったんですけど、柔らかい私たちの体の特徴を考慮して、監督が“舞うようなアクション”を考えて下さったんです」
佐藤「男っぽい部分もあるけど、しなやかな動きも兼ね備えてるっていう。独特の動きですね」
別の作品で競演できるなら家族を描いたコメディー!
──本作は女性キャストが大勢で、アクション以外の見どころも満載なのでは。松山「今回は女性が観ても一瞬ドキッとするようなセクシーなシーンがありますよ! 麻妓役の大野未来ちゃんと、キスしそうな接近戦がありました」
佐藤「凛々しい女たちが戦う物語ですし、特撮やアクションモノを普段観ない女性でも分かりやすいストーリーなので、初めて牙狼を観る方にも楽しんで頂けると思います」
──ところで、お二人が別作品でW主演するなら?
松山「家族役がいいです! 姉妹とか普通に演じられそう」
佐藤「さっき二人で『コメディーやりたいね』って話してたんです。だから、家族模様を描いたコメディー? あとは、牙狼は食事シーンがないから生活感がある役で共演したいですね」
INFORMATION
■映画『牙狼外伝 桃幻の笛』
INFO&STORY
冴島鋼牙が“約束の地”で戦っていた時、邪美と烈花は“北の森”にいた…。05年にテレビシリーズとしてスタートした「牙狼<GARO>」から、長きに渡ってファンに愛されている邪美(佐藤康恵)と、10年の初の劇場版として公開した「牙狼<GARO>~RED REQUIEM~」にヒロインとして登場し、その後のテレビシリーズでも活躍した烈花(松山メアリ)。美しい二人の魔戒法師の活躍を描くスピンオフ劇場版。シリーズ本編内では描かれなかった「牙狼<GARO>~MAKAISENKI~」後のエピソードが明かされ、新たに魔戒法師・阿妓と麻妓が登場。そして、事件の黒幕となる闇の存在…。女魔戒法師たちの美しくも激しい戦いが、今、幕を開ける!
CAST&STAFF
出演/佐藤康恵・松山メアリ・津田寛治・瀧内公美・大野未来・柴本優澄美・倉貫匡弘・高橋ひとみ
原作・総監督/雨宮慶太
監督・アクション監督/大橋明
脚本/雨宮慶太・藤平久子
配給/東北新社
公式HP
7月20日(土)シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー
先着限定特典付き特別前売鑑賞券は発売中
上映劇場にて限定特典付きBlu-ray&DVDの先行販売も決定
(C)2013「桃幻の笛」雨宮慶太/東北新社
PROFILE
佐藤康恵(さとう・やすえ)
1978年12月7日生まれ 埼玉県出身
14歳の時にモデルとしてスカウトされ、恵まれたプロポーションとチャームポイントのそばかすで、女の子の圧倒的な支持を得て、数々のショーやCMなどで活躍。97年、映画「バウンスkoGALS」で女優デビュー、横浜映画祭新人賞を受賞。映画出演はほかに「なぞの転校生」「無問題」などがある。12年に自身のジュエリーブランドサイトを公開、現在は女優のほかジュエリーデザイナーとしても活躍している。
公式HP
PROFILE
松山メアリ(まつやま・めあり)
1991年9月2日生まれ 兵庫県出身
新体操、バレエが特技で、正統派美少女としてグラビアで注目を集める。その後、映画やドラマ、バラエティ、舞台などマルチに活躍。映画はほかに「三十九枚の年賀状」「大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]」などに出演。また、5人組ガールズグループbump.yのリーダーとして音楽活動も行っており、ニューシングル「SAVAGE HEAVEN」は7月24日発売。デビュー3周年を迎える8月25日には東京・ラフォーレミュージアム六本木でワンマンコンサートを行う。
公式ブログ
■映画『牙狼外伝 桃幻の笛』
INFO&STORY
冴島鋼牙が“約束の地”で戦っていた時、邪美と烈花は“北の森”にいた…。05年にテレビシリーズとしてスタートした「牙狼<GARO>」から、長きに渡ってファンに愛されている邪美(佐藤康恵)と、10年の初の劇場版として公開した「牙狼<GARO>~RED REQUIEM~」にヒロインとして登場し、その後のテレビシリーズでも活躍した烈花(松山メアリ)。美しい二人の魔戒法師の活躍を描くスピンオフ劇場版。シリーズ本編内では描かれなかった「牙狼<GARO>~MAKAISENKI~」後のエピソードが明かされ、新たに魔戒法師・阿妓と麻妓が登場。そして、事件の黒幕となる闇の存在…。女魔戒法師たちの美しくも激しい戦いが、今、幕を開ける!
CAST&STAFF
出演/佐藤康恵・松山メアリ・津田寛治・瀧内公美・大野未来・柴本優澄美・倉貫匡弘・高橋ひとみ
原作・総監督/雨宮慶太
監督・アクション監督/大橋明
脚本/雨宮慶太・藤平久子
配給/東北新社
公式HP
7月20日(土)シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー
先着限定特典付き特別前売鑑賞券は発売中
上映劇場にて限定特典付きBlu-ray&DVDの先行販売も決定
(C)2013「桃幻の笛」雨宮慶太/東北新社
PROFILE

1978年12月7日生まれ 埼玉県出身
14歳の時にモデルとしてスカウトされ、恵まれたプロポーションとチャームポイントのそばかすで、女の子の圧倒的な支持を得て、数々のショーやCMなどで活躍。97年、映画「バウンスkoGALS」で女優デビュー、横浜映画祭新人賞を受賞。映画出演はほかに「なぞの転校生」「無問題」などがある。12年に自身のジュエリーブランドサイトを公開、現在は女優のほかジュエリーデザイナーとしても活躍している。
公式HP
PROFILE

1991年9月2日生まれ 兵庫県出身
新体操、バレエが特技で、正統派美少女としてグラビアで注目を集める。その後、映画やドラマ、バラエティ、舞台などマルチに活躍。映画はほかに「三十九枚の年賀状」「大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]」などに出演。また、5人組ガールズグループbump.yのリーダーとして音楽活動も行っており、ニューシングル「SAVAGE HEAVEN」は7月24日発売。デビュー3周年を迎える8月25日には東京・ラフォーレミュージアム六本木でワンマンコンサートを行う。
公式ブログ
Interview&Text/内埜さくら Photo/おおえき寿一