「アクション、ストーリー、VFXで十分にワクワクできるので、この作品で初めて牙狼をご覧になる方は入り口にして頂ければ」
身体能力抜群のキャストによるアクションと豪華なVFX、加えてストーリーも魅力的で熱烈なファンを持つ〈GARO〉シリーズの最新作となる映画『牙狼〈GARO〉神ノ牙―KAMINOKIBA―』が18年1月6日に公開される。本作で俳優デビューを果たし主人公の道外流牙を演じ続ける栗山航さんにご登場頂き、撮影裏話や作品への深い愛情を聞いてみると――。
ジンガ復活に意味を持たせるため台本変更を要請したら…
──栗山さんが演じた道外流牙はもちろん、井上正大さん演じるジンガが格好良かったです!「まーくんが格好良くないと僕が演じる流牙も格好良く見えないので、台本を読んだ時点でまーくんと二人でジンガの内面について話し合ったんです。結果、雨宮(慶太)監督にご相談させて頂き、台本を変えて頂きました。この作品に出演して以来、あのようなお願いをしたこと自体初めてでしたし、受け入れて頂けた時は本当にうれしか ったですね」
──相談後、ジンガはどのように変化したのでしょうか。
「ジンガは最初、純粋に悪として復活する台本でした。僕らは単純なホラーとしてではなく、復活することに意味を持たせたかった…。だからジンガは流牙と戦いたいがために復活する流れになったんです。まーくんと僕の、この映画への愛情が雨宮監督に通じたんです」
──お二人のアクションも格好良かったです。栗山さんはファンから〝筋肉バカ〟の愛称で呼ばれることも?
「その愛称、できればほしくないんですけど(笑)週2〜3回ジムに行かないと身体が気持ち悪いのは〝筋肉バカ〟の部類に入りますか?」
──…入るでしょうね。鍛え続けたせいか、以前より首回りが太い気が。
「牙狼をやっているからトレーニングをしないといけないと思い鍛え始めたら、おっしゃる通り首が太くなったんです。スタッフさんに『ネックレスが上にあがってきてるよ』と言われて最近、外しました」
──そうして身体を鍛えて挑むアクションですが、カットされるシーンも多いそうですね。
「どの作品でもカットされるのは当然ですが、今回は半分以上カットされていた上に自信があるシーンもカットで正直、悲しかったです(笑)個人的にはDVDのNG集に入れてほしいんですけど、そこにも入らないんだろうな、と。雨宮監督は牙狼の格好良く美しいイメージを壊さないと思うので」
キャラクターが勢揃いします卑怯なラストにも注目を(笑)
──本作には野性爆弾くっきーさんも出演されていますよね。「アドリブ連発で、くっきーさんが演じたボエルは言葉を発せない役のはずなのに本編ではなぜかしゃべっています(笑)雨宮監督もダメ出ししないので、ジンガがボエルを指名するシーンは台本上は終わってもずっとカメラが回っていたんです。撮影時間以外もずっと笑わせて頂き、牙狼は過酷な現場なのでいてくださって本当に助けられました」
──本物の犬がああいう形で出演しているところも笑えました。
「僕、犬好きですけど犬アレルギーで、一緒にいると目と鼻が痒くなっちゃうんです。だから撮影中は『早く帰って〜!』と思っていました。余談ですがあのコが一番ギャラが高かったと思いますよ。1時間足らずですぐ撤収していったので」
──あはは!作品にちなんだ質問も。栗山さんには流牙とジンガの関係に似た仲間はいますか?
「地元に小学校からの友だちがいます。性格は正反対ですが、やや潔癖なところは似ているんです。そういえば牙狼の現場で着る衣装、僕だけ臭いがしないんですよ。手袋や衣装すべていつもいい匂いがするから、スタッフさんは僕の潔癖を理解して常に洗濯してくれているんでしょうね」
──流牙といえば栗山さんですから、その気遣いは当然かと。
「そう言って頂ける機会が増えてうれしいんですけど、僕自身は他の役者さんが演じている牙狼も観てみたいのが本音です。自分が出ていると1人反省会になってしまって、ストーリーが楽しめないので。ただ今回はキャラクターが勢揃いするので、流牙だけではなく他に好きなキャラを見つけることも楽しみの1つになると思います。アクションとストーリーとVFXで十分にワクワクできるので、この作品で初めて牙狼をご覧になる方はこれを入り口にして頂ければと。流牙とジンガの最終形態を描いていますがある意味、卑怯な終わり方をしているので(笑)…ラストの4人を見守って下さい」
INFORMATION
■映画『牙狼<GARO>神ノ牙―KAMINOKIBA―』
【INFO&STORY】
ガロの称号を持つ黄金騎士・道外流牙に、魔戒騎士の鎧が奪われる事件の事実究明の指令が下る。その事件に、かつての仲間だった蛇崩猛竜・楠神哀空吏が関与しているという。更に流牙たちの前に現れたのは、倒したはずの最凶ホラー・ジンガだった―――。流牙、猛竜、哀空吏、そしてジンガ。宿命の再会を果たす時、再び闇を照らせ、黄金騎士ガロ!前作からさらに成長した騎士たち、法師たちの物語、過去最大スケールのアクション、そしてそれぞれの登場人物の想いが交錯する人間ドラマなど、最強布陣による道外流牙シリーズの集大成となる。「第30回東京国際映画祭」特別招待作品。
【CAST&STAFF】
出演/栗山航・池田純矢・青木玄徳・井上正大・南里美希・桑江咲菜・松野井雅・屋敷紘子・佐咲紗花・くっきー(野性爆弾)/泉谷しげる・斉木しげる
原作・監督・脚本/雨宮慶太
アクション監督/横山誠
配給/東北新社
公式HP
18年1月6日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
(C)2017「神ノ牙」雨宮慶太/東北新社
PROFILE
栗山航(くりやま・わたる)
1991年6月15日生まれ 東京都出身
13年4月、ドラマ『牙狼<GARO>〜闇を照らす者〜』で俳優デビュー。 近年の主な出演作にドラマ『婚活刑事』『お義父さんと呼ばせて』、舞台『里見八犬伝』『グランギニョル』がある。18年1月にはミュージカル『戯伝写楽』の公演が控え、本作では映画『牙狼-GOLDSTORM- 翔』に続き主人公を演じる。
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■映画『牙狼<GARO>神ノ牙―KAMINOKIBA―』
【INFO&STORY】
ガロの称号を持つ黄金騎士・道外流牙に、魔戒騎士の鎧が奪われる事件の事実究明の指令が下る。その事件に、かつての仲間だった蛇崩猛竜・楠神哀空吏が関与しているという。更に流牙たちの前に現れたのは、倒したはずの最凶ホラー・ジンガだった―――。流牙、猛竜、哀空吏、そしてジンガ。宿命の再会を果たす時、再び闇を照らせ、黄金騎士ガロ!前作からさらに成長した騎士たち、法師たちの物語、過去最大スケールのアクション、そしてそれぞれの登場人物の想いが交錯する人間ドラマなど、最強布陣による道外流牙シリーズの集大成となる。「第30回東京国際映画祭」特別招待作品。
【CAST&STAFF】
出演/栗山航・池田純矢・青木玄徳・井上正大・南里美希・桑江咲菜・松野井雅・屋敷紘子・佐咲紗花・くっきー(野性爆弾)/泉谷しげる・斉木しげる
原作・監督・脚本/雨宮慶太
アクション監督/横山誠
配給/東北新社
公式HP
18年1月6日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
(C)2017「神ノ牙」雨宮慶太/東北新社
PROFILE
栗山航(くりやま・わたる)
1991年6月15日生まれ 東京都出身
13年4月、ドラマ『牙狼<GARO>〜闇を照らす者〜』で俳優デビュー。 近年の主な出演作にドラマ『婚活刑事』『お義父さんと呼ばせて』、舞台『里見八犬伝』『グランギニョル』がある。18年1月にはミュージカル『戯伝写楽』の公演が控え、本作では映画『牙狼
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取材・文/内埜さくら 撮影/おおえき寿一