ローティーンから絶大な支持を集めているアーティスト辻詩音ちゃんの１stアルバム「Catch！」が5月19日に発売。ストレートな歌詞と曲が胸を打つナンバーばかりで、幅広い世代から共感を得られる仕上がりだ。「音楽がないと生きていけない」と語る詩音ちゃんに、アルバムへ込めた想いを語って頂きました！
──1stアルバム「Catch！」が発売になりますが、タイトルの由来から教えて頂けますか？
「15歳からライブハウスで歌い始めて18歳までにデビューしようって決めていたんです。そのひとつひとつの夢たちをキャッチできたことと、キャッチーな曲を作りたいっていう思いを掛け合わせてこのタイトルになりました」

──「ハローグッバイ」は、ラジオのリスナーからのメールがきっかけで作った曲だと聞きました。
「ラジオ番組には一回の放送で100通ぐらいメールを頂いているんですが、夢に向かう時の悩みが数多く寄せられているんです。だからその内容を歌にしたんですけど、作るのは一番苦労しました。ファンの人たちの顔が浮かぶから、いい曲を作らなくちゃと思ってしまって」

──アルバム全体を通したコンセプトは？
「どんな場面や感情の時でもピッタリと当てはまる曲があるアルバムにしようと心掛けていたんです。でも、完成作を改めて聴いたら、夢を追うことが多くの曲のテーマになってました」

──辻さんのファンは中高生が多いそうですね。
「ひとつの物事に深く悩む年頃の人たちが、普段他の人には話せないような内容を、歌詞にしています。私の音楽を聴いて、何かを始めるきっかけになったらうれしいですね」

──どんな人に聴いてもらいたいですか？
「今の仕事がやりたいことではないかも知れない人に、このアルバムを聴いて夢に向かってもらいたいです。なりたい自分を想像しながら行動していると、いつかチャンスは来るんですよね。私が体験したことも曲にしてあるので、これを聴いて夢を叶えてもらいたいです！」

──７月からはファーストツアーが始まるんですよね。
「東京でのワンマンライブは初なんです。小学生の頃、壁に向かって１人コンサートをしていたんですけど、やっと夢が叶ってうれしいです（笑）。どうアレンジして聴いてもらうか考え中。遊園地のようにワクワクするようなライブにしたいと思っています」

──小学生の頃からアーティストが目標だったんですね
「本格的に始めたのは15歳なんですけど、３年やってダメなら諦めるつもりでした。だから、高校を辞めて音楽に専念したんです。自分を追い詰めて逃げ道を塞がないと動かない気がしたので」

──ところで名前の“詩音”は本名ですか？
「本名ですよ。音楽好きな父が名付けてくれました。名前の通り、音楽があれば幸せ（笑）。休日は何をしているんですか？　とよく聞かれるんですけど、専ら作詞作曲活動。音楽があるから、今の私があるんです」

──そこまで音楽を愛する、辻さんの今後の目標は？
「最大の目標はワールドツアーを実現させることなので、まずは今度のファーストツアーを成功させたいです。あとは、もっともっと曲作りをしたい。初めてのアルバムを完成させてすぐ、次の作品を作りたいと感じたので、楽曲制作にも力を注いでいきます。一生、音楽と関わっていきたいですね」