宮地真緒さんの主演映画『妻が恋した夏』が公開中だ。劇中ではシリアスでワケありの人妻を演じているが、インタビューはアニメオタクな一面がフルスロットル！　大切に使用しているセーラームーンのコスメキットを化粧ポーチから取り出したり、ファンから贈られたフィギュアの話で盛り上がったりと、気さくに場を盛り上げてくれた！
──夫以外の子どもを妊娠する、かおり役で主演。
「浮気も不倫も大嫌いで共感できなかったから、すっごく難しかったんですよ。私は絶対にしません。将来、結婚したとしても、旦那さんにもしてほしくないですね。別の人を好きになったら、離婚してから自由にすればいいんです。でも、もし、浮気されたら私は許すんだろうなぁ」

──オトナの対応ですね。
「大人になって、知らなくてもいいことを知りましたから（笑）以前、番組でカイヤさんとご一緒した時、『仕返しをするのはイヤな女。自分がイイ女でいるためには、すべてを許すこと』と教えて頂いたんですね。それからカイヤさんをリスペクトしているし、私自身も人を裏切ったり、仕返しするのは大嫌いなので、相手に浮気されても私はしません。危機を避けたいから、２ちゃんねるのまとめで『浮気のサイン』を読んで研究しています（笑）」

──浮気をしていたかおりの夫もご自身の立場なら許すと。
「許すでしょうね。浩二は浮気を止めたら早く家に帰って夕ご飯を作ったりして、家庭を立て直そうとしてくれましたから。ん～でも、本音を言えば、浩二もかおりと関係を持つ中村も、どっちもイヤ。あの状況で、かおりに子どもを産んでほしいと言う中村の気持ちが理解できません。現場で中村を演じた河合（龍之介）さんに、『ちゃんと生命保険に加入してるのかな。子どもの養育費は、どうするつもりなのかな』って聞きましたから（笑）」

──結婚相手選びに、難航するかもしれませんね（笑）
「ホント（笑）しかも私、同業者は嫌なんですよ。もともと芸能界の友だちが少なくて、周りは一般の人ばかりだから、本当に焦ったらそっちで探そうかなって。待ってろタイミング！　って、タイミングが消えなければ、の話ですけど（笑）」

──劇中ではスレンダーな肢体も披露していますが。
「私、父親譲りの食べないと痩せてしまう体質なんです。今回は露出が多かったので、意識して炭水化物を食べました。撮影ではなくても常にご飯をストックして、おにぎりにしたりして、お腹が空いた、ではなく、“お腹いっぱいじゃない”と感じたら食べるようにしています」

──下着姿、素敵でした。
「かおりは常に男性を意識した下着を身につけてますからね。そこも私とは対極です。私は、ピーチジョンから発売された、セーラームーンの下着を買いましたから（笑）普段使いできるデザインじゃないし、観賞用には高い値段でしたけど、我慢できませんでした…（苦笑）」

──ファンはその姿を見たいかも（笑）ご自身と対極の役を演じて観客に問いかけたいことは？
「男性には『浮気されたら許せますか？』と聞きたいです。許せないなら、自分も絶対にしないで下さい。許すという人は、もしご自身が浮気をしたら、墓場まで持って行って下さい」

──正論ですね。
「そうなんです、私、正論ばかり言っている気がします。人生に面白みがないんですよ。だから、男性側からすると、マジメで重いかもしれません」

──だからかおりを許せない？
「でしょうね。プライベートだったら私、絶対に友だちにならないですもん。悪意がないくせに、浩二も中村も好きっていうのが一番、タチが悪いじゃないですか。実際に身近にいたら、『因果応報って知ってる？　人にしたことは帰ってくるんだよ』と、説教するでしょうね（笑）」