「食育と環境問題がテーマで問題に関心を持つことの大切さを教えてくれる作品ですから、映画を観て気づくきっかけになってくれたらうれしいですね」
沖縄での人気を受けて日本全国でも放送になった『ハルサーエイカー』が、『ハルサーエイカー THE MOVIE エイカーズ』として、遂にスクリーンに登場! 主演は、本作が意外にも映画初主演となるAKINAさん。話題は映画だけに留まらず、普段はあまり口にすることのない、円満な家庭生活にも広がっていきます。
ハルを演じて食育と環境問題を考えるようになりましたね
──映画は主人公ハルの成長を描いた物語ですが、演じてご自身は成長しましたか?「作品自体が食育と環境問題を深く考えさせられる内容なので、私自身も特に食育については考えるようになりましたね。結婚という大きな決断をしたことも影響してますけど、オーキさん(※夫のビビる大木氏)健康のために身体を鍛えてるみたいで、私も、もともと身体を動かすのが好きなので一緒に頑張ってます。お食事も、できあいのお惣菜も美味しいんですが、なるべく作るようにしてます」
──ブログを拝見しましたが、醤油をランクアップしたことも、そこに理由があったんですね。
「ハルを演じて、ただ食べるのではなく、何を食べるのか、チョイスする大切さを学びましたから。だから安売りしてるから買うんじゃなくて、最近はボトルの裏を見て、何が入っているかもチェックするようになりました。おいしいお醤油を使うだけで料理が上達した感が出ますし(笑)シンプルな材料でおいしくできあがるんですよ。この季節、鍋を作ることが増えるじゃないですか。昨日も鍋だったんですけど、昆布とかつおぶしできちんとダシを取ると、それだけで十分、おいしいんです」
──丁寧な暮らしをしてますね。
「心掛けるようになりましたね。劇中でハルが『ごちそうさま』という意味の沖縄弁の『くわっちー、さびたん』と言うんですけど、私もそれを言える生活にしたいなと思ったんです」
──デキる妻ですねぇ~。
「いえいえ、昔から私の怖いものって不健康と遅刻なんですよ。1日の始まりが『すみません』から始まるのは嫌じゃないですか。おのずとオーキさんにもそんなことを思いますね。やっぱり気持ちよく出勤して欲しい! 奥さんという立ち位置になって、強く思いました」
みんまマジメな直帰タイプ居心地よかったです
──本作の撮影も、もちろん無遅刻でしたよね?「それはもちろん。実家からは遠い沖縄北部での撮影だったから、1ヶ月、ホテル住まいをしていたので。それに私、撮影が終わったら直帰しますから」
──前回の取材の時もお酒を飲みには行かないと言ってました。相変わらずなんですね。
「私だけじゃなくみんなマジメで、翌日のことを考えて生活するタイプが集まっていたから、居心地がよかったです。お酒を飲みながら『お前の演技は…』みたいに、熱い議論を交わすタイプじゃないんです(笑)だからディスカッションは現場の空き時間にしていました」
──その効果でドラマより笑いがパワーアップしたんですね。
「そうですね。ドラマではあまり見せられなかった、ハルとカマーとヘラーのトリオの、ちょっとコントっぽいところは、楽しさがグッと出ているんじゃないかと思います」
日本の未来を豊かにするため子供たちにも観てもらいたい…
──ところでAKINAさんは普段からトレーニングを続けていますが、撮影に役立ちましたか。「映画は決められた期限で撮る、体力勝負の世界ですから、役立ちましたね。でも基本的に、トレーニングをするのが好きなんですよ。あとで、成果を維持するために何を食べるのか、考えることも好きですし」
──トレーニングは旦那様と一緒にしているんですか?
「いや…それが、約束もしないし仕事の干渉はしないんですけど、偶然会うことが多いんですよね。同じジムに通っているんですけど、私が行ったらいた、とか。先日は偶然、電車の中で遭遇しました(笑)何でここにいるの!? というぐらい偶然会うから不思議ですよね(笑)」
──それは縁がある証拠ですね(笑)映画を通じてどんなことを伝えたいですか?
「食育や環境がテーマではありますけど、それ以外でもまだまだ考えなければいけない問題が山積みじゃないですか。そういう問題に関心を持つことの大切さを教えてくれる作品ですから、映画を観て気づくきっかけになってくれたらうれしいですね。あとは、沖縄イコール、ハッピーウエディングとか長寿がフィーチャーされがちですけど、沖縄自体が観光地になってきて、変わりつつある風景になってきていることも知って頂けたらと。これからの日本を担うちびっ子たちに観てもらったら、未来の日本がより豊かになるんじゃないかな、とも思いますね」
INFORMATION
■映画『ハルサーエイカー THE MOVIE エイカーズ』
INFO&STORY
土と共に生きるハルサーエイカーの末裔・田畑豊作とその長女ハル(AKINA)、次女アイ(福田萌子)。3人は、ある村で開発のため神の宿る森がつぶされそうになっているという訴えを聞き、ハルが様子を見に行くことに。すると、森はうねるような声を上げ、土に還したはずのドブーとチリーががハルに襲いかかる…。沖縄テレビ放送で11年に放送され、12年には続けて続編も製作された特撮アクション「ハルサーエイカー」の劇場版。
CAST&STAFF
出演/AKINA・福田萌子・山城智二・知念臣悟・仲座健太・知念臣一郎・ベンビー・池間夏海・津波信一・比嘉恭平
脚本・監督/岸本司
脚本/山本優樹
配給/アップリンク
公式HP
1月17日(土)から沖縄先行、31日(土)からロードショー
(C)2014 RitzPro / NBN/PARCO / Acre Film / tvk / CTC / TVS / SUN
PROFILE
AKINA(あきな)
85年6月19日生まれ 沖縄県出身
97年デビュー。ダンスボーカルグループFolder、Folder5ではメインボーカルを務める。03年にソロでは「touch me」、カップリング曲「anytime」を作詞作曲。同年、ドラマ「Stand Up!!」にレギュラー出演。以降、女優としてドラマや舞台、映画と活躍の場を広げる。ドラマ「ハルサーエイカー2」では、主人公アイの姉で、物語の鍵を握るハル役で登場。映画出演はほかに「南の島のフリムン」「走り屋ZERO II」「メンゲキ!」がある。
公式ブログ 公式Twitter
■映画『ハルサーエイカー THE MOVIE エイカーズ』
INFO&STORY
土と共に生きるハルサーエイカーの末裔・田畑豊作とその長女ハル(AKINA)、次女アイ(福田萌子)。3人は、ある村で開発のため神の宿る森がつぶされそうになっているという訴えを聞き、ハルが様子を見に行くことに。すると、森はうねるような声を上げ、土に還したはずのドブーとチリーががハルに襲いかかる…。沖縄テレビ放送で11年に放送され、12年には続けて続編も製作された特撮アクション「ハルサーエイカー」の劇場版。
CAST&STAFF
出演/AKINA・福田萌子・山城智二・知念臣悟・仲座健太・知念臣一郎・ベンビー・池間夏海・津波信一・比嘉恭平
脚本・監督/岸本司
脚本/山本優樹
配給/アップリンク
公式HP
1月17日(土)から沖縄先行、31日(土)からロードショー
(C)2014 RitzPro / NBN/PARCO / Acre Film / tvk / CTC / TVS / SUN
PROFILE
AKINA(あきな)
85年6月19日生まれ 沖縄県出身
97年デビュー。ダンスボーカルグループFolder、Folder5ではメインボーカルを務める。03年にソロでは「touch me」、カップリング曲「anytime」を作詞作曲。同年、ドラマ「Stand Up!!」にレギュラー出演。以降、女優としてドラマや舞台、映画と活躍の場を広げる。ドラマ「ハルサーエイカー2」では、主人公アイの姉で、物語の鍵を握るハル役で登場。映画出演はほかに「南の島のフリムン」「走り屋ZERO II」「メンゲキ!」がある。
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Interview&Text/内埜さくら Photo/おおえき寿一