福岡を拠点に活動するアイドルグループＬｉｎＱ（リンク）が解散!?グループ存続をかけたミッションを軸に、夢を追いかける女の子たちの“想い”が詰まった青春映画『みんな好いとうと♪』が公開が決定。本作で映画初主演を務めるのは、第５期メンバーながらメキメキと頭角を現し人気を獲得した新木さくらちゃん。可愛らしい博多弁を織り込みつつ映画の魅力を伝えます！

「私たちより上の世代の方が観ると『自分にもこんな時があったなぁ、青春っていいなぁ』と意欲がみなぎる作品です。同年代や小さな子には、夢を追いかける気持ち、大切さを感じてほしいです」

──映画の内容は、所属するＬｉｎＱと重なる部分が多いそうですね。
「台本を読んだ時、映画のメインメンバー４人で『何も伝えてないのに、何で私たちのことが分かると！』と驚きました。実際のＬｉｎＱも集客で悩んで、どうしたらファンが増えるっちゃろ？　と話し合った経験があるんです。劇中ではフリーライブやチラシ配りで集客してますけど、私たちもイオンモールとかで無料ライブをやっていきたいね、と撮影が終わってから話し合いました。ライブハウスには足を運びづらい人も、デパートや路上なら観てくれるかなって」

──ストーリーはご自身の人生と似ていますか？
「私は妹のオーディションに付いて行ってＬｉｎＱに入ったから映画とは少し違いますけど、リーダーでもセンターでもなく、立ち位置と自分のキャラが分からないというセリフは、そのまんまの私です。ラジオ番組のＭＣみたいな個人の仕事もそれほどしてないし。ただ、本当に解散すると言われたら、嫌だとは思っても映画みたいに、率先して動けないとは思いました。だから完成作を観て刺激を受けましたね」

──映画では少しドジな一面も垣間見ることができますよね。
「よくファンの人に『おっちょこちょいだよね』と言われるんですよね。レッスンへ行くバスを３本も逃して結局タクシーに乗るハメになったり、自分で告知したライブの日程を寸前まで間違えて覚えてたり。でも、実際の私は映画みたいにあんなに走りません。走るのはかなり苦手ですから…」

──全力疾走してましたねえ。
「撮影初日に１日中走ったから、撮影が終わる２～３週間後までずっと筋肉痛でした…。ヒールが高いブーツで走ったから余計痛くて。走ってる時の衣装、実は私服なんですけど、ほかのメンバーも少し私服で出演してるので探すのも楽しいかもしれません。あと、私が走っている最中に見える周りの景色は福岡の有名スポットです」 ──博多ラーメンを美味しそうに食べるシーンも印象的でした。
「あのお店、実際は『ふくちゃんラーメン』という名前で、メンバーの（坂井）朝香さんも常連の人気店だからすごく美味しかったです。定休日にご協力頂きました。営業していると思った方々がお客様として次々とやってくるほどの繁盛店でした。オススメです」

──苦手な魚介類を食べるシーンがなかったのは一安心でしたか。
「それが私、明太子も苦手で、おばあちゃんが夕食を出してくれるシーンで、食べなければいけなかったんです。だから本当に少～しだけご飯に乗せて食べました。実家は海の近くだし福岡はお魚が美味しいから、人生損しとると言われますけどね」 ──改めて初主演映画のＰＲをお願いします。
「私たちより上の世代の方が観ると、『自分にもこんな時があったなぁ、青春っていいなぁ』と意欲がみなぎる作品です。同年代や小さな子には、夢を追いかける気持ちや大切さをこの映画を通じて感じてほしいです」

──ご両親には「あなたが主演で大丈夫？」と言われたとか。
「しかも『私の娘が出るって宣伝して大丈夫？』と心配されたんです。だからこの映画の裏テーマは“親を泣かせたい”なんです。私自身、普通に泣けたので作戦は成功したと思います！」

──作品になぞらえた質問も。新木さんが「好いとう」ものは？
「自撮りです。加入当時は撮影が嫌いで写真を撮られるたびに泣いてましたけど（笑）写真集を出してから好きになりました。同じ写真を使い回したり撮り溜めるのは嫌だから、仕事のない日もメイクして自撮りします。出掛ける日は支度に２時間かかるんですけど、その内30分は自撮りタイムなんです。レッスンしかない日にメイクをして行くとメンバーに、『自撮りのために今日は化粧しよっちゃろ？』とビックリされますけど、今、私の中で一番のこだわりです」