File.20 日本プロ麻雀連盟所属 川原舞子プロ
13~16時の間、ゲームをした希望者に無料で提供されるランチ。取材日は川原プロ手作りの、豚のガーリックバター醤油丼と、なめこと豆腐の味噌汁。
──川原プロは東京理科大卒の才女ですが、入学した動機は?「名古屋大学を目指していたんですが、センター試験で失敗してしまい…。『東京に出よう』と、一浪して受けました。親が厳しかったから、一人暮らしをしてみたい気持ちもあったんです。塾から大急ぎで帰っても、門限の23時を過ぎると閉め出されていたので」
──なるほど。麻雀と出会ったきっかけは。
「一人暮らしを始めてお小遣い稼ぎに雀荘のウエイトレスをしたのが最初です。大学の課題が忙しいから効率のいいバイトを探したんですけど、時給1200円ももらえる仕事は他になかったし、髪型が自由でアクセもネイルもOKの職場も、他には見つからなかったので。ただ当時、麻雀は未経験でした」
──では麻雀初体験は?
「別の雀荘でバイトを始めた、大学3年の時です。そのお店には女流プロがいて、女性も麻雀をするんだと初めて知りました。それで、北条恵美プロにお誘い頂いて、勉強会に参加するようになったんです。大学の勉強も自分には合わないと感じていた時期だったので、どんどん麻雀にハマっていきましたね」
──勉強が合わなかった理由は。
「デザインの勉強をしたくて建築学科へ入学したんですけど、学ぶ内容がコンクリートの強度計算とか、想像とは違ったんです。何年生になったら色彩やインテリアや間取りについて学べるのかなと待っていたら、その計算が難しくなっていくばかりで…。3年の時に、入る学科を間違えたと気づきました」
──気づくのが遅すぎです(笑)女流プロになったのも大学3年生の時でしたよね。
「麻雀にハマって3年生を2回、やりましたけど(笑)ちょうど少しずつ勝てる時期で就活と両立できなかったから、楽しい方を選択しました。親にはいまだに反対されてますけど私、麻雀をして初めて、知らない人と普通に会話をするようになれたんです。人見知りを直してくれたのが麻雀ですから、自分の中でとても大切な仕事なんです」
──ただ、井出康平プロに「上手いけど麻雀がキレイすぎる」と指摘されたように、強くなるための課題があるそうですが。
「私の手は教科書通り過ぎて、相手から読まれやすいんです。私が押す時は点数が高いこともすぐ、バレてしまいますし」
──素直な性格ということですよ。勝つためのゲン担ぎは?
「大事な対局の前は、水回りと玄関をキレイにします。そうすると“良い気”が入ってくるとテレビで観たので」
──その情報も素直に受け取りすぎでは…?
「あっ…(笑)性格なんでしょうね。麻雀が強い人が彼氏だったら私、ある程度は言うこと、聞いてしまいそうですから」
──男性の征服欲をソソりますね~。最後に女流プロとしての目標をお願いします。
「プロクイーン決定戦で優勝すること。昨年2期先輩の童瞳プロが優勝して夢を与えてくれました。その先が女流桜花での優勝ですけど、その前に体力をつけたいです。座っている時間が長いせいか最近筋肉が落ちていて、4半荘を2回やるだけで目がかすむんですよね…(笑)」
PROFILE
川原舞子(かわはら・まいこ)
1989年8月29日愛知県生まれ。趣味はアニメ、漫画、ゲーム。2012年4月に女流プロとしてデビュー。
公式Twitter
川原舞子プロと会えるお店はココ!
フリーマージャン スリーファイブGO55 新宿店
〒160-0021
東京都新宿区歌舞伎町1-17-5 第二安田ビル2階
TEL:03-3203-3305
営業時間:午前10:00~
JR新宿駅東口から徒歩5分
※勤務曜日と時間は要問い合わせ。
川原プロのブログやツイッターでも確認できます。
お店HP
川原舞子(かわはら・まいこ)
1989年8月29日愛知県生まれ。趣味はアニメ、漫画、ゲーム。2012年4月に女流プロとしてデビュー。
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〒160-0021
東京都新宿区歌舞伎町1-17-5 第二安田ビル2階
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取材・文/内埜さくら 撮影/花井智子