「需要がなくなったら別ですけど、出し惜しみするつもりは全然… 作品に必然性があれば、これからも布分はいくらでも捨てますよ(笑)」
日本中をトリコにした男子垂涎のパーフェクトボディを引っさげ、ここ最近、出演作の公開が相次ぐ佐々木心音ちゃん。そんな彼女が、これまで多かったエロティックかつ奇抜な役どころから一転、等身大の女子大生役を演じた、最新作『スキマスキ』(2月7日公開)がこのほど完成。早速“可愛らしさ”という新境地を切り拓いた、ご本人を直撃した!
新年1発目を飾る主演作は本人も驚く等身大の女子大生約
──これまでの印象をガラリと変える等身大の女の子役で、しかも原作ありき。ご本人にとっても、なかなかのチャレンジだったのでは?「宇仁田ゆみ先生のマンガにはファンも多いですし、この『スキマスキ』って作品は、文緒ってコが、絶対的に可愛くないと成立しない。たまたま原作を読んでいたこともあって、『果たしてコレは私にできるのか?』って思いはやっぱりありましたね」
──実際、演じてみて手ごたえは?
「前髪を作ったり、茶髪にしたりしてもらってるうちに『ちょっと近づいたかな』っていう気はしてきたので、もうこうなったら、似てる部分だけをかいつまんで、あとはあんまり気にしないようにするしかないな、と。原作の文緒が好きな方からすると、『あーぁ』って感じの残念な仕上がりになってるかもしれないですけど(苦笑)」
──文緒と自分を比べて、ほかに、似てると思うところはありますか。
「まわりのキラキラ感に馴染めずにちょっと浮いちゃうところとか、あとは酔っぱらってるシーンなんかは、わりと素に近いと思います。インドアな文緒と同じで、プライベートの私も、だいたい飲んでるか、歌ってるか、なんか作ってるかで、気がついたら部屋に籠もっちゃってるタイプなので」
──“盗撮”が趣味の文緒のように、ちょっとしたフェチもあったり?
「私は頭皮の匂いフェチですねぇ。本人の匂いに、一日分の汗やらいろんなものが染みついた仕事帰りのオジサンの匂いとか最高です。爽やかな系とかいらない、みたいな(笑)まぁ、もちろん日常的に嗅ぐ機会はあんまりないので、酔っぱらった時に、『ちょいちょい、嗅がしてみ』とか言って、満たされてるだけですけど…」
鳴かず飛ばずだった頃にはガチで刺青をを入れかけた過去も
──ところで、女優以外にも多彩な活動をされてますが、そもそも芸能界にはどうやって?「もともとステージに立つのが大好きだったから、どうにかそういう仕事ができないかと思って、あちこちのプロダクションに書類送ったり、“○○コンテスト”みたいなのにガンガン応募したりしてたんですけど、見事なまでにことごとく落ちちゃって(笑)で、もう諦めて全部辞めようと思って、タトゥーを入れる予約までしたら、連絡先を交換してあった今のマネージャーさんから、『チョイ役だけど、映画出てみる気ない?』って、連絡がきて。すべてはそこからですね」
──あと数日でも遅れてたら、今の佐々木心音はないわけですね。
「ですね。タトゥーはすでに、自分でデザインまで決めていて、胸元にくちびる、背中に薔薇の絵柄をグワーッと入れようと思ってたから、もし実際に入れてたらもうアウトです(笑)根がゼロか百の人間なんで、あんまり後先考えられないんですよね(笑)」
唯一無二の女優として挑戦を忘れずに頑張ります!
──では、最後にこれからの野望的なものを教えてください。今回は意表を突いてキュート系。だとしたら、次はどこに行きましょう?「私自身は『カッコーの巣の上で』を観て、衝撃を受けて以来、ずっと『夢はジャック・ニコルソン』と言い続けているので、ぜひサイコ系の狂った役とかはやってみたい。とにかく、誰かに似ているって言われる女優さんではいたくないので、いろんなことに挑戦していきたいと思ってます」
──ちなみに、グラビア・映画業界を席巻してきた“芸能界一エロい身体”の封印なんかも考えてます?
「そこはまったく。需要がなくなったら別ですけど、出し惜しみするつもりは全然ないですし、お話は頂いた作品に『脱がないとおかしい』と思える必然性があれば、いくらでも捨てちゃいますよ。布分は(笑)」
INFORMATION
■映画『スキマスキ』
INFO&STORY
隙間に愛着を感じてしまうという変わった性癖を持つ大学生ヘイサク(町田啓太)は、罪悪感を抱きつつも誘惑に耐えきれず、隣家に住む女性・文緒(佐々木心音)の私生活をカーテンの隙間からのぞいていた。しかし、文緒もまた、ヘイサクにのぞかれていることを知りつつ、ヘイサクを窓の隙間から観察していた。互いに隙間からのぞき合っていた2人が、やがて現実で知り合うことなり…。「うさぎドロップ」で知られる宇仁田ゆみさんのコミックの実写化。
CAST&STAFF
出演/町田啓太(劇団EXILE)・佐々木心音・中村映里子・八木将康(劇団EXILE)・久住翠希・松野井雅・川籠石駿平ほか
監督・脚本/吉田浩太
原作/宇仁田ゆみ「スキマスキ」(小学館「IKKI COMIX」刊)
製作/「スキマスキ」製作委員会
配給/AMGエンタテインメント
公式HP
2月7日(土)シネマート六本木・心斎橋にて公開
(C) 2015 宇仁田ゆみ・小学館/「スキマスキ」製作委員会
PROFILE
佐々木心音(ささき・ここね)
90年5月22日生まれ 東京都出身
舞台、母裕子との親子ユニットCO906.での音楽活動を経て、グラビアタレントとして活動を始めると人気急上昇。11年公開の「極道兵器」で映画に初出演し、石井隆監督の「フィギュアなあなた」では、オールヌードを披露するなど体当たりの演技をみせ話題になった。主な映画出演作に「裸のいとこ」「パズル」「ライヴ」「マリアの乳房」「TOKYOTRIBE」がある。
公式ブログ
公式Twitter
■映画『スキマスキ』
INFO&STORY
隙間に愛着を感じてしまうという変わった性癖を持つ大学生ヘイサク(町田啓太)は、罪悪感を抱きつつも誘惑に耐えきれず、隣家に住む女性・文緒(佐々木心音)の私生活をカーテンの隙間からのぞいていた。しかし、文緒もまた、ヘイサクにのぞかれていることを知りつつ、ヘイサクを窓の隙間から観察していた。互いに隙間からのぞき合っていた2人が、やがて現実で知り合うことなり…。「うさぎドロップ」で知られる宇仁田ゆみさんのコミックの実写化。
CAST&STAFF
出演/町田啓太(劇団EXILE)・佐々木心音・中村映里子・八木将康(劇団EXILE)・久住翠希・松野井雅・川籠石駿平ほか
監督・脚本/吉田浩太
原作/宇仁田ゆみ「スキマスキ」(小学館「IKKI COMIX」刊)
製作/「スキマスキ」製作委員会
配給/AMGエンタテインメント
公式HP
2月7日(土)シネマート六本木・心斎橋にて公開
(C) 2015 宇仁田ゆみ・小学館/「スキマスキ」製作委員会
PROFILE
佐々木心音(ささき・ここね)
90年5月22日生まれ 東京都出身
舞台、母裕子との親子ユニットCO906.での音楽活動を経て、グラビアタレントとして活動を始めると人気急上昇。11年公開の「極道兵器」で映画に初出演し、石井隆監督の「フィギュアなあなた」では、オールヌードを披露するなど体当たりの演技をみせ話題になった。主な映画出演作に「裸のいとこ」「パズル」「ライヴ」「マリアの乳房」「TOKYOTRIBE」がある。
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Interview&Text/鈴木長月 Photo/おおえき寿一