File.006　最高位戦日本プロ麻雀協会所属　内間祐海プロ

──麻雀初体験はいつですか？
「小学校６年生のときに、母が１００均で自分用に麻雀ゲームのソフトを買ってきて、借りたのが最初です。もともとゲームが好きで、ＲＰＧとかシュミレーションゲーム、コンシューマーゲームをしていて、麻雀もほかのゲームと同じ頻度ぐらいで遊んでました。高校生になってからはネット麻雀もしましたけど、ハマッたという感覚はなかったですね」

──では麻雀にハマったのは。
「バイト仲間と18歳の頃、スノボに行ったときです。仲間の１人が牌を持って来ていて、手積みでやったら面白くて」

──そこからどうしてプロの道へ？
「高校の同級生に、雀荘のバイトを紹介されたんです。そのお店では基本的にウエイトレスのような仕事をしていて、たまに代走（※客が電話やトイレ等で席を離れるときに、進行をとめないために雀荘のメンバーが代わりに麻雀を打つこと）をする程度だったんですけど、半年から１年ぐらい経った頃、店長にプロへの道を勧められて、試験を受けました。試験を受けましたけど、気づいたらプロになっていた、という感じです。『絶対にプロになる！』という強い意気込みがあったわけじゃなくて、雀荘ってお客さんと接する機会が多いから、ここなら接客を極められるかも、と思ったんです」

──接客を極めたかった理由は？
「雀荘の前はファミレスでバイトをしてたんですけど、お客様としていらした年下の女の子に『かっこいい、尊敬してます』とほめられたことがあったんです。その時に、どんな職に就いても憧れられるような存在になろうと思って、雀荘ならそれが叶えられる気がしたんですよね」

──そして夢を叶えて女流プロとして人気が出ているわけですが、一緒に打っていて楽しいタイプってありますか。
「ずーっと話しかけられても困るし、まったくしゃべらないのも嫌だから、空気が読める人。あおられるのは苦手です」

──これまで多くの人と対戦していますが、勝負強い男の条件を挙げるなら。
「勝負する場面では勝負ができる、押し引きがうまい人ですね。親のリーチがかかっても、そこが勝負どころであれば、ドラを切ってでも勝負に出られる人」

──ではご自身の手は攻め？　守り？
「周りからは守りと言われることもあるし、攻めすぎと言われることもあるから、う～ん……守り寄りの攻め、というところでしょうか」

──恋愛観は攻めですか、守りですか。
「自分からは連絡先を聞くことも、誘うことも絶対にしません。でも、いいなと思う人がいたら“連絡先を聞いてほしいオーラ”を出します。エサを撒いて獲物がかかるのを待つタイプだから、どっちなんでしょうね（笑）だけど、連絡先を教えたからって、ガツガツ来られるのは苦手なんです。『誰にでも同じようにしてるんじゃないの？』って疑っちゃう。メールやＬＩＮＥの回数は、私と同じぐらいに合わせてくれる人がいいです」

──他に好みのタイプを挙げるなら？
「私の“かまってちゃん”要望に応えてくれる人（笑）私、仕事のグチを彼氏に言わないから麻雀のことを知らなくてもいいし、趣味のゲームを一緒にできなくてもいいんですけど、そこだけは備えていてほしい（笑）」

──見た目は嵐の二宮和也さんが好みだとブログに書いてありましたが。
「色白で顔立ちが端正な、しょうゆ顔が好みなんです。父が沖縄出身でソース顔だし、私も薄いほうじゃないから、逆のタイプを望んでるのかもしれませんね」

──ありがとうございます。最後に今年の抱負を教えてください。
「プロになって４年目なんですけど働きすぎた時期もあって、去年は休みって大事だなと痛感したんです。だから今は勤務ペースを落としてるんで、今年も今みたいなゆるいペースで麻雀を続けていきたいです。ゲームや漫画を読んだり、謎解きカフェやスパに行って、休日を充実させたいですね」