上司同士のソリが合わないって会社じゃよくある話だろうけど、そういう時は相談者みたいな下の立場の人間が３人で飲む機会をセッティングして、場面を開いていけばいいんだよ。

で、相談者自身が先に腹を割って話す。「お２人の指示内容が違って戸惑っています。俺はどうしたらいいですか!?」って、上司たちに聞いてごらん。それしか方法がないだろう。男同士なんだから、腹割るのが一番分かりやすい解決方法だって。

　もし上司たちが「そう言われてみりゃあそうだな」と納得するなら問題は解決するし、相談者の話に対して「何だコイツ、生意気だな」って、部下のアドバイスをまともに聞き入れないようなら、そんな頭の固い上司なんていらないじゃん。

　物事を深く考えすぎるから複雑化するだけで、人生に起きる問題の解決方法は基本にはシンプルなんだよ。複雑に考えているうちに、問題の根本が何だったか分からなくなっちゃうだけ。

　例えば目の前にでーっかい石があって、簡単には前に進めないとするじゃん。自分の力では動かせないし、迂回できる策もないとしよう。だったら何とかして石に登って乗り越えるか、ダイナマイトで石をぶち壊しちゃえばいいだけの話なんだよ（笑）

　相談者もそうだけど、人は往々にして物事を複雑に考えるよね。これからも問題は起きると思うけど、もっとシンプルに捉える訓練をしておいたほうがいいかも知れない。「なぜ今こんなことが起こっているのか」だけにフィーチャーしてごらん。多方面から眺めてみたら、人生に起きる問題は実は何とかなることのほうが多いはずだよ。

　俺の後輩にもそっくりなヤツがいるなあ（笑）後輩は酔ってる時に女性から「結婚しよう」と言われると「いいよ！」と軽く応じちゃうの（笑）で、 次の日女性がスーツケース３つぐらい運んできて押しかけてくるっていう（笑）

　それにしても相談者はなぜ「俺も」って答えちゃうかなあ。本当は翌日に伝えるのがベストだったんだよ。次の日だったら「俺、昨日何かした？　酔っ払 ってたから全然覚えてないんだけど」って言い逃れできたのに。

　まあ時間は巻き戻せないから仕方ないけど、基本ね、道を間違えたと分かったら相手に説明するしかないんだよ。つき合ってから日が経っているなら「あの時は酔ってたから…」っていうのは相手に失礼だからさ、「やっぱりちょっと俺とは合わないと思う」と伝えるのが無難かな。「合わないと思ってる感情でつき合い続けてもロクなことにならないから…ごめんね」って言うしかないよね。

　できる限り早い段階で伝えろよ。長引けば長引くほど面倒くさいことになるぞ。たぶん、その女は詰めてくるから。しまいには婚姻届に判を押すハメになるかもしれないからな（笑）早い段階で傷は埋めておけよ！