アメリカを始め海外でも高い人気を誇り、海外のコスプレイヤーからもキャラクターが愛されている少女漫画『ヴァンパイア騎士（ナイト）』が舞台化され、15年1月21日から25日まで東京・博品館劇場で上演。キャスト全員、原作を裏切らない2.5次元の世界を表現してくれること確実の美貌ぞろい。今回はキャストを代表して、男装女子の中でもトップクラスの人気を博すAKIRAさんと、女性ファッション誌のモデルも務める荻野可鈴ちゃんに、裏話を含めた作品の話を聞きました。
──お二人は今回の舞台が初対面だそうですが、第一印象は？
荻野可鈴（以下、荻）「先日のニコ生が初なんですけど、私、人見知りでポツンとしてたら、最初に話しかけてくれたのがＡＫＩＲＡさんなんですよ。雑誌『ＫＥＲＡ』で知ってはいたんですけど、間近で見たらイケメンすぎてビックリ！　でも、男の人じゃないから近づきやすくて、目を離せませんでした」

ＡＫＩＲＡ（以下、Ａ）「俺は可鈴ちゃんのこと、中高生ぐらいの若いコだと思ってたから、年齢を聞くまで子どもと同じ扱いをしてたんですよ（笑）見た目も声も可愛いし、イジメたくなるタイプですね」

荻「見た目でよくそう言われるんですけど、中身はドＳですよ（笑）ファンの人を普通にイジメるから、憎めない腹黒って言われます」

Ａ「うわっ、すごいギャップ！　でも俺、そういうのも嫌いじゃないですよ。女の子なら全タイプ対応可能なんで」

──ＡＫＩＲＡさんはよく女の子と遊んでますもんね。家で鍋パーティーをしたりとか。
Ａ「作って下さ～いって甘えられると断れないんですよ。パシらされてるだけかもしれませんけど（笑）可鈴ちゃんには、そうだな…オムライスを作ってあげたい。旗を立てたやつ」

荻「まだ子ども扱い（笑）それでもいいから家に呼んで下さい」

──稽古を通してずいぶん仲良くなったんですね。
荻「歌も私の苦手な殺陣もあるから、稽古は大変ですけど。身長が１５１センチしかないから、ほかのキャストさんより大きく動かないといけないし」

Ａ「俺は激しく動かずにとどめを刺す役なんで、アクション面は何とかなりそうなんですけど、原作がある作品を演じるプレッシャーはありますね。いろんな漫画を１巻だけジャケ買いするのが趣味で、この原作も知ってたんですよ。だから余計に」

──役との相違点を教えて下さい。
Ａ「玖蘭枢はエリート中のエリートで、カリスマ性もある学園の人気者です。みんなを引っ張っていくっていう点は、似てるっちゃあ似てるかなぁ。俺は枢みたいについて来い！　ってタイプじゃないですけど」

荻「人気者っていうところは同じじゃないですか。私は腹黒なところが紅まり亜ちゃんと似てます（笑）ラストに向けて黒くなる、物語の鍵を握る役でもあるから、そのぶん演じるのが難しいんですけどね」

──１月の上演ですが、心待ちにしているファンも多いかと。
荻「最初は『～ですわ』って言葉遣いでおっとり、しっとりしてるまり亜ちゃんが、豹変していく様子を観て頂きたいです。可愛い制服と、普段はしないカラコンを付けて演技できるのも楽しみですね」

Ａ「俺たちキャスト全員、たぶん年末年始はこの舞台から離れられないんで、一瞬も逃さず、全部観てほしいです」

──最後に、来年チャレンジしてみたいことを教えて下さい。
荻「私は、自分の名前がついたラジオ番組を担当したいです！　で、お便りを募集して、リスナーの悩みにアドバイスするんじゃなくて、罵りたいです（笑）」

Ａ「仕事で福岡に行けたらうれしいですね。大量に明太子を買い込んで料理に使いたい。冷凍してもいいし」

荻「女子力、高いですね！」

Ａ「バンドのメンバー３人と同居してて、毎日３食分の料理を担当してるから、女子力っていうよりは、主婦力だから（笑）」