「怨念がこもったエクステを付けた者は無残な死を遂げる…」という都市伝説を題材にした映画『エクステ娘　劇場版』が2月15日から公開中。幽霊になって化けて出る柿田あやめ役を演じたのは、艶々のロングヘアと透き通るような色白肌を持つ、幽霊役にピッタリ!?　の梅本静香ちゃん。「私を観て怖がって下さい！」とPRする、作品にちなんだ裏話を語ってもらおう。
──今日は、しーちゃんと呼んでいいですか。
「わー、うれしいです。私、うめちゃんと呼ばれることのほうが多いんですよ。はい、しーちゃんでも、うめちゃんでも。たまに、うめさんと呼ばれるんですけど、それはオジサンっぽいのでちょっと…」

──では改めまして。このポスターの幽霊は、しーちゃんですよね。ものすごく怖いです!!
「私も、特殊メイクをしていることを忘れて撮影中に鏡を見て、キャーッ!!って叫びました（笑）でも、慣れは怖いです。共演した中塚智実ちゃんたちとこのメイクのまま、お昼ご飯を食べてたんですから（笑）トンネル内で撮影した時に通りがかった人が私を見て、恐怖におののいた顔をしているのを見た時は、うれしかったですけどね。私が怖くないとこの映画が成立しなくなってしまうので」

──都市伝説が題材ですよね。
「この都市伝説、私は知らなかったんです。知ってる中で一番怖いと思ったのは、『ある言葉を20歳まで覚えていると死んでしまう』って伝説です。その言葉というのが…えーっと何だっけ…忘れました（笑）それと同じぐらい、このエクステの都市伝説も怖いんですよ。私はロングヘアなので付けた経験がないんですけど、友だちに聞くと、扱いやすいという理由で、人工毛じゃなく人毛を付けてるコが多いんですね。人毛って、誰の髪の毛!?　と不安になりませんか？　…怖いですよね」

──劇中では髪の毛に女性の怨念が宿りますが、その気持ちは理解できますか？
「“髪は女の命”ですからね～。私も髪のケアには力を入れているので、気持ちは分かります。ロングヘアは傷みやすいから、寝ている間に摩擦で傷まないように寝る時は三つ編みにしますし、ナノイーが出るドライヤーも使ってます」

──撮影前にお祓いは行きましたよね。
「ホラー作の出演は初めてではないので、今回も知り合いの方にしっかりお祓いして頂きました。お祓いしなかったコから、仕事運が悪くなったとか、精神的に落ち込むことが増えたと聞いたことがあるので、欠かせませんね。だけど今回は、私を含めて霊感ゼロの人たちばかりだったので助かりました。ホラー作品の現場って１人ぐらいは霊感が強い人がいるものなんです。『何か嫌な雰囲気』とか言われたら、怖いじゃないですか。霊感がある人と一緒にいると移ると聞いたことがありますし。考えただけで怖～い！」

──ということはホラーは苦手？
「苦手ですけど役作りのために『２ちゃんねるの呪い』『呪怨』『リング』…ほかもたくさん観ました。怖いから、母と妹に『一緒に観て！』と頼んだんですけど拒否されたので、家族が起きてる時間帯に、人の気配を感じながら1人、部屋で心を無にして観ました（笑）」

──最後にDVD版が3月に発売されることにちなんで、ホワイトデーの思い出を教えて下さい。
「思い出すのは、小学生の頃、男の子たちがいつお返しを渡そうかってソワソワしているのを、可愛いって眺めてたことぐらいですね。成人式で占いをしてもらった時、『これから仕事が右肩上がりになる』と言われたので、しばらくは仕事を頑張ろうかなって。いいことだけしか信じない楽天家なんですよね（笑）」