File.40 日本プロ麻雀連盟所属 古谷知美プロ
──プロになった当初から現在もOLを続け、二足のわらじを履いていますよね。今までどんな仕事を?
「最初は不動産屋に就職したんですけど、プロ活動ができなかったので2年弱で退職しました。辞めてすぐ、契約社員で企業の受付として働いたんですけど、一度も更新しないで辞めたんです。ギスギスした人間関係が肌に合わなかったので…。当時は実家から通っていたんですが、恵比寿まで毎朝2時間、満員の通勤電車に乗ることも私にはハードルが高すぎました(笑)今はシフト制で融通が利く化粧品の通販会社で、一般事務をしています」
──多店舗からゲストに呼ばれていますから、プロ1本でも食べていけるような気がしますが。
「プロは自営業者ですから、プロ1本だといつ仕事がなくなってもおかしくないじゃないですか。だからいまだに自分には無理かな〜と思っています。 そもそも、プロの世界をよく知らないまま、勧められるままに試験を受けましたから」
──麻雀を始めたきっかけは、アルバイト先の先輩に教えてもらって覚えたんですよね。
「大学生の頃、居酒屋でバイトをしていたんです。そのバイト先の女性の彼氏に触りだけ教えてもらったら、面白くてハマりました」
──そんなにハマッた理由は?
「持ってくる牌によって手が変わるし、考えながら作る〝手作り〟が楽しくて仕方なかったんです。もともとゲームが好きだった、というのも理由ですね。ドラクエやファイナルファンタジー、 ときメモといったメジャーなゲームは全てプレイしてきているほど好きなんです。だからすぐ雀荘でバイトを始めて、バイトをしながらプロ試験を受けました」
──一般的にはそこでプロ1本に仕事を絞りそうなものですが、堅実な性格なんですね。
「今となっては堅実すぎたかな、とも思いますけど(笑)両親の遺伝でしょうね。弟が急に最近『お笑い芸人になりたい!』と言い出して、お姉ちゃんは心配ですけど…」
──えぇっ!(笑)その堅実さは麻雀を打つ手にも出るのでしょうか。
「基本的に守備型なので、堅実さが出てしまっていますね。でも、直したいんです。すぐに損得を考えた結果降りずに、手ができずにラスになってしまうこともあるので。攻撃できずに負けると悔しいですし」
──麻雀の打ち方が恋愛にも出る、なんてことは…?
「う〜ん…どうなんでしょう。恋愛だと自分を曲げない性格が出るような気がします。昔、結婚式の二次会でテーマパークのチケットが当たったんです。私、もとからそのテーマパークが好きではないんですけど(笑)期限が切れちゃうから彼と一緒に行くことになったんです。彼は朝イチから行きたいと言うんですけど、私は頑なに断りました。早起きは疲れるから昼すぎがいい って。2人とも折れずにケンカになり結局、行きませんでした。適度にかま ってほしいけどメールを頻繁に送るような、干渉しすぎもイヤっていう部分も理解しづらいみたいです。『何を考えているのか分からない』と、今までおつき合いした人に言われたことがありました。私、我が道を行くタイプだと思います」
──その姿勢で狙うは女流桜花のタイトルですよね。
「今Aリーグなんですけど(取材日は10月17日)壁は高いですね。〝生きている伝説〟とも呼ばれる偉大な二階堂亜樹プロや、同期に近い魚谷侑未プロに憧れているので、獲ることを目標にして頑張りたいですね」
PROFILE
古谷知美(ふるたに・ともみ)
1月7日千葉県生まれ。趣味は掃除、漫画・アニメを観ること、温泉第1回Lady’s麻雀グランプリ優勝。ロン2、麻雀格闘倶楽部参戦中
公式Twitter
古谷プロと会えるお店はココ!
『麻雀スタンプ津田沼店』
〒274−0825
千葉県船橋市前原西2-14-1-213
TEL:047-471-2065
営業:9:00〜LAST 年中無休
JR津田沼駅から徒歩1分
※勤務曜日と時間は要問い合わせ。
古谷プロのブログやツイッターでも確認できます。
古谷知美(ふるたに・ともみ)
1月7日千葉県生まれ。趣味は掃除、漫画・アニメを観ること、温泉第1回Lady’s麻雀グランプリ優勝。ロン2、麻雀格闘倶楽部参戦中
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〒274−0825
千葉県船橋市前原西2-14-1-213
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企画・取材・文/内埜さくら 撮影/近藤誠