川村「幕末エンターテイメント時代劇なので現代テイストで 観やすい作品です! 池田屋事件の“裏物語”をぜひ」
山崎「歴史を知らなくても楽しめます。僕が演じる望月亀弥太は 史実とは違う役回りを担うのでこの舞台を機に調べてみても」
ホリプロ所属の俳優陣が多数出演する舞台「池田屋・裏 2012」が3月23日から天王洲・銀河劇場で上演される。座長を務める主演の川村陽介さんと、川村さんの兄貴分的存在、山崎裕太さんに気になる見どころを聞いてきました。上演回数は7公演のみ。急いでチケットのご予約を~!!
座長のことを考えすぎず本番はリラックスし楽しみたい!
──お二人が出演される舞台「池 田屋・裏2012」が3月23日から上演です。川村さんは今回、座長を務めますよね。川村「先輩の(山崎)裕太クン から、座長をすることに関して あまり考えないほうがいいとア ドバイスを頂いたんで、今はニ ュートラルな気持ちで稽古に励 んでいます。もちろん、出演者 の一番最初に名前が載っている ことを無視はできませんが、千 秋楽で『座長、お疲れ!』と言ってもらえたらいいかな、と」 山崎「深く考えなくていいっていうのは、僕が過去に座長を務めた時に先輩から言われた言葉なんです。人によりアドバイスは異なりますけど、(川村)陽介みたいなタイプにはあまりプレッシャーをかけないほうがいいかなと思って(笑)」
──それぞれが演じる役柄を教え てください。
川村「僕が演じるのは新撰組に 属する局長の近藤勇です。みんなで何かを成し遂げるっていうことが自分は好きなんで、そこは役との共通点といえますね。ただ、新撰組は過去いろんな方々が演じてきていますし僕も好きで何度も観てきたので、他の役者さんが演じた近藤勇に引っ張られないようにしなくちゃいけないな、とは思っています」
山崎「陽介みたいに、役と自分 がリンクする部分があるってい うのはラッキーなんですよね。 役者は何が何でも役とリンクさ せなくちゃいけなくて、それが役作りの第一歩なんで。僕は新撰組と対立する倒幕派の望月亀弥太を演じるんですけど、ムードメーカー的な存在で、そのキャラクターはしっかり魅せていきつつ、本番はリラックスして楽しみたいです」
史実を知らなくても楽しめる現代風時代劇!!
──殺陣の稽古は大変ですか?山崎「所作を体に馴染ませるのが大変ですね。僕は過去の役柄の影響で武士を演じる時は足を開くんですけど、それって流れ者のやることなんです。本当の武士ってすごくキレイな身のこなしをするんですよ」
川村「そうなんですよね、所作が…。動きは流れを追えば覚えられますけど、殺陣の形を維持するのって意外と大変です」
──お二人から舞台の見どころを。
山崎「史実を知らなくても、ま っさらな状態でも観やすくて楽 しめる舞台です。特に僕が演じ る望月亀弥太は史実とは違う役 回りを担うので、この舞台を機 に史実を調べる手もありです」
川村「でも史実をなぞっている 部分も多いから、こういうこと もあったのかなーと考えながら 観ることもできるんですよね。 設定は時代劇ですけど、現代っぽいテイストの表現も一部あるので、観やすいですよ」
一歩づつ土台を(川村)一生役者を続けます(山崎)
──武士=男らしいというイメー ジですが、お二人の実態は?山崎「草食、肉食だとカテゴラ イズが広すぎるんで、僕は自分 を動物にたとえます。リスです ね。と言っても見た目じゃなく、 愛らしいのに意外と獰猛で、敵 をからかっているかのように逃 げる姿がお茶目なんで」
川村「僕は…」
山崎「陽介はサル! マイペー スなんですよ。たまに食事会を開いて何人か呼んで飲み食いするんですけど、陽介だけ翌日、お礼メールがない」
川村「お礼とかあいさつって、 この業界もそうですが、人とし て大切だなって改めて思いました」
──最後に今後の目標を!
川村「自分のスタンスを変えず に5年後も役者やってます、と 言うために、着実に一歩ずつ土 台を作っていきたいです」
山崎「僕は死ぬまで役者を続け ます。自分にとって役者の仕事 は衣食住に組み込まれている、 一生モノなんですよ。この想い だけはずっと変わらないですね」
INFORMATION
■舞台『池田屋・裏 2012』
【STORY&INFO】「池田屋襲撃、そのとき裏の家も大変だった!」元治元年六月五日、祇園祭りで賑わう京の町。旅籠池田屋では各藩の有能な志士達が会合を開いていた。そこへ突如「御用改め!」の声が響き渡り新撰組が突入。世にいう池田屋事件が勃発する。その池田屋のちょうど裏手にある民家では何も知らず祭り気分に酔いしれていた。騒々しい物音に、家主が障子を開けると、壮絶な光景が繰り広げられ慌てる裏の家の住人達。逃げ惑う志士、それを追う新撰組。場所を移した両雄の死闘が始まる…。劇団グワィニャオン10周年の特別番外公演。
【CAST&STAFF】出演/川村陽介・阿部力・石垣佑磨・渡辺利江子・池上リョヲマ・すわいつ郎・井吹哲也・石垣エリィ・一色彩世・白川瑠沙・山崎裕太・つぶやきシロー・桃瀬美咲・森田涼花・小川輝晃・佐藤仁美・鈴木一真
作・演出/西村太佑
チケット日時・座席指定6000円(税込)
公式HP
3月23日(金)から27日(火)まで天王洲・銀河劇場で上演
PROFILE
山崎裕太(やまざき・ゆうた)
1981年3月8日生まれ 東京都出身
俳優として映画、ドラマなど出演作多数。舞台は「大江戸ロケット」「エジソン郡の橋 天才発明家裏伝説」「伝説のステージ」「ビューティフル・ゲーム」「第32進海丸」「ハイスクールミュージカル」「マルグリット」「ロック・オブ・エイジズ」などに出演。DVD「12人の優しい殺し屋~狙われた豪華客船~」好評発売中。映画「篤姫ナンバー1」は4月7 日公開。
公式ブログ
川村陽介(かわむら・ようすけ)
1983年6月5日生まれ 埼玉県出身
代表作にドラマ「陽炎の辻」(NHK)「新宿スワン」(テレビ朝日)「ROOKIES」「南極物語」(TBS)、映画「風が強く吹いている」「ランディーズ」「ライアーゲーム-再生-」などがある。舞台は「スター誕生」「タマリ」「12人の優しい殺し屋」朗読劇「私の頭の中の消しゴム」に出演。8月3日から東京・赤坂ACTシアターほかで上演の舞台「十三人の刺客」に出演する。
公式ブログ
■舞台『池田屋・裏 2012』
【STORY&INFO】「池田屋襲撃、そのとき裏の家も大変だった!」元治元年六月五日、祇園祭りで賑わう京の町。旅籠池田屋では各藩の有能な志士達が会合を開いていた。そこへ突如「御用改め!」の声が響き渡り新撰組が突入。世にいう池田屋事件が勃発する。その池田屋のちょうど裏手にある民家では何も知らず祭り気分に酔いしれていた。騒々しい物音に、家主が障子を開けると、壮絶な光景が繰り広げられ慌てる裏の家の住人達。逃げ惑う志士、それを追う新撰組。場所を移した両雄の死闘が始まる…。劇団グワィニャオン10周年の特別番外公演。
【CAST&STAFF】出演/川村陽介・阿部力・石垣佑磨・渡辺利江子・池上リョヲマ・すわいつ郎・井吹哲也・石垣エリィ・一色彩世・白川瑠沙・山崎裕太・つぶやきシロー・桃瀬美咲・森田涼花・小川輝晃・佐藤仁美・鈴木一真
作・演出/西村太佑
チケット日時・座席指定6000円(税込)
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3月23日(金)から27日(火)まで天王洲・銀河劇場で上演
PROFILE
山崎裕太(やまざき・ゆうた)
1981年3月8日生まれ 東京都出身
俳優として映画、ドラマなど出演作多数。舞台は「大江戸ロケット」「エジソン郡の橋 天才発明家裏伝説」「伝説のステージ」「ビューティフル・ゲーム」「第32進海丸」「ハイスクールミュージカル」「マルグリット」「ロック・オブ・エイジズ」などに出演。DVD「12人の優しい殺し屋~狙われた豪華客船~」好評発売中。映画「篤姫ナンバー1」は4月7 日公開。
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川村陽介(かわむら・ようすけ)
1983年6月5日生まれ 埼玉県出身
代表作にドラマ「陽炎の辻」(NHK)「新宿スワン」(テレビ朝日)「ROOKIES」「南極物語」(TBS)、映画「風が強く吹いている」「ランディーズ」「ライアーゲーム-再生-」などがある。舞台は「スター誕生」「タマリ」「12人の優しい殺し屋」朗読劇「私の頭の中の消しゴム」に出演。8月3日から東京・赤坂ACTシアターほかで上演の舞台「十三人の刺客」に出演する。
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取材・文/内埜さくら 撮影/おおえき寿一