【取材こぼれ話】「MEN’S SEAT INTERVIEW act.258」は竹下幸之介さん
◆全日本プロレスにも参戦。業界のレジェンド的存在である秋山準選手ともタッグで激突した竹下選手。「かなり刺激的でしたね。デビュー当時みたいな感覚になれました。チャンピオンとしてこの新鮮さ、目からウロコの感覚が味わえたのは大きい」 チャンピオンながら、今後の伸びしろも大きそうです。
◆中学時代は陸上の混成競技で全国レベルの活躍。
「瞬発力の究極は砲丸投げ、スピードの究極は100メートル、スタミナの究極はマラソン。陸上にはスポーツの究極の要素が詰まってるんですよ」と竹下選手。それを経験することで「プロレスラーとしても究極のアスリートになれると思ってましたね」
◆幼い頃からプロレス一筋だった竹下選手。しかしそれは、プロレスが“冬の時代”と呼ばれていた時期でもあり…。
「周りでプロレス好きなのって、僕だけでしたね。だから地元の大会に友だちを連れて行ったりして。見てもらったら面白さが分かるのに、とはずっと思ってました」
人気プロレス団体DDTの頂点であるKO-D無差別級のベルトを保持する竹下幸之介選手。まだ21歳、高校時代にデビューし、常に期待を背負ってきたが、実は理想と現実に悩んだ時期もあったという。バラエティ色の強い“文化系プロレス”DDTにあってアスリート性の高さも際立つ新エースは、自身とDDTについて、いかなる未来を思い描いているのだろうか。8月28日のビッグマッチ、両国国技館大会を前に、その率直な思いを聞いた。