2006年7月、路上ライブで歌手デビュー後、めきめき頭角を現し、現在ではブログも大人気のmimikaちゃんが今秋、ベルウッドレコードからＣＤをリリースする。彼女の生き方には気負いがなく、１本筋が通っていて“男前”。ブレイク必至のシンガーソングライターの登場です!!
──まずは、歌手を目指したきっかけを教えていただけますか？
「ちょうど私、モーニング娘。さんと同じ世代なんです。彼女たちが頑張っているのを見て、私も歌に挑戦しようと思い、香川県から上京することに決めたんです」

──そして、路上ライブデビュー。
「最初は緊張して歌い出せず、チラシ配りだけしていました（笑）。そうしたら集まってくれた方が、『歌ってよ』と言ってくれて…」

──mimikaさんのファンは、優しい方が多いですよね。
「はい！　今でもファンの方は、感謝しています」

──路上ライブ遠征中は、カプセルホテル住まいだったとか。
「ＣＤを売ったお金だけで、各都道府県のカプセルホテルを渡り歩いていました。路上ライブでは、朝11時から終電まで歌い続けていたので、体力がつきましたよ」

──作詞作曲もご自分でされるんですよね。
「作詞は、ターゲットとテーマを決めて、タイトルから考えています。私の場合、タイトルが結論なので。今まで何曲も書いてきて気づいたんですけど、１人の人に向けて作ったほうが、多くの人の心に響く詞ができるんですよね。みんなに向けると、表現がオブラートに包まれてしまうんです。作曲は、鼻歌でメロディーラインを作っています（笑）。でもこれからは楽器を弾きながら歌いたいのでギターを練習中です」

──そして今秋、ベルウッドレコードからＣＤをリリースすることが決定しました。
「私のように上京してきたコを歌ったバラードや日夜頑張るサラリーマンの方々に向けた歌など、バラエティに富んだ仕上がりです。仕事を頑張っている、20～40代の人に聴いてほしい。少しロック寄りのカッコ可愛いサウンドなので衣装もロック系にしますよ」

──先月は、２度目のワンマンライブも開催されましたよね。
「ライブ前は毎日不安で、眠れなくなります。でも、ファンの方が待っていてくれると思うと頑張れる。ファンの方のおかげです」

──mimikaさんのアーティスト人生は、順調そのものですよね？
「いいえ、ずっと焦っています！予想していた進み具合の10分の１しか現時点で進んでいないので…」

──そうなんですか!?
「早く願いを実現させたいので、気づいたら紙に書くようにしています。手帳に挟んでもいるし、部屋にも貼ってあるんですよ。たまに見直して、書いた項目の中には叶わないことも出てくるから、その時はまた、書き直しているんです。たとえば、武道館でコンサートをしたい！　と言葉にするのは簡単ですけど、それよりも、そのために何をすればいいかを考えたいんですよね」

──しっかりした考えですね。
「妄想好きなので、考えがそこまで至っただけなんですよ。秋にリリースされるＣＤの売上げも私の妄想の中ではいい感じです（笑）。今まで歌ってきて思うのは、すべては経験だっていうこと。挑戦してもいないのにできないと感じるのはおかしいし、自分で勝手に可能性をゼロにしたくはないんですよね。私のように鼻歌から作詞作曲を始めたアーティストもいるんですから、みなさんも諦めずに人生一緒に頑張りましょう！」