３人組ダンスヴォーカルユニットとして12歳でデビューし、日本レコード大賞新人賞受賞という実力を持つ、瀬戸山清香ちゃん。彼女は現在、作詞作曲をこなすアーティストとしてソロ活動中だ。しかも、ダンスも踊れてグラビアもデキるという彼女の、歌への想いや目標を徹底解明!!
──瀬戸山さんが芸能界にデビューしたのは、弱冠12歳。当時の状況を教えてもらえますか？
「学校の友だちが遊んだり部活をしている間に、私は仕事やレッスンに明け暮れていたので、友達の輪に入りづらい時期がありましたね。休みもまったくなかったですし。いつか私が親になって、子供が芸能界に入りたいと言い出したら、高校を卒業するまでは許してあげないかもしれません（笑）」

──でも、デビューしたユニットが解散した後も、活動を続行した理由とは。？
「とにかく歌うことが好きだったのと、バンドを組んでみたかったからです。最近、ギターで作曲も始めました。ギターを初めて触ったのは中学時代なんですけど、実は途中で挫折していて。今、必死に練習中です」

──瀬戸山さんが歌うのは、ロックでしたよね。
「前はＲ＆Ｂとかブラック系ばかりを聴いていたんですけど、ある日エヴァネッセンスを聴いたら、ギターのゴリゴリとした音が好きだったことに気づいたんです。そこから、ロックを追求するようになったんですよね」

──作詞も手がけているんですよね。
「詞を書き始めたのは、14歳からです。日記を書いていたら、詞のようになってきて。今は、思い浮かんだら携帯のメモ機能に書き込んでいます。作曲も、道を歩きながら携帯に吹き込む感じですね」

──作詞、作曲ができるうえに、瀬戸山さんはダンスも踊れますよね。すごい！
「ゲームでいうところの“武器”をたくさん持っていないと、大きなボスは倒せませんよね。初心者で戦いに挑むのは、負けにいくようなものだと思うんです。私、ギターのほかに作曲ではキーボードも使っているんです。武器を増やして、無敵にならないと（笑）」

──しかも最近、グラビアにも挑戦しましたよね。
「あれは、20歳の記念です。それに、友だあちが見てもお世辞じゃなく『キレイだね』って言われる、若いうちに撮っておかないと…と思って（苦笑）」

──いろいろとトライしていますが、好きなことを仕事にすると、逃げ場がないのでは？
「そういう時は私、ゲームに逃げています（笑）。戦国無双とかをして、『自分は今、織田信長だーっ！』って。“切る”“打つ”系のゲームで」

──かなりのゲーム好きとみましたが（笑）。では、今後の目標は？
「再来年の夏までには、全国ツアーができたらいいな、と考えています。地元の宮崎凱旋もしたいし北海道へ行ったことがないので、ぜひ行ってみたいです」

──好きなアーティストは、P！ＮＫさんでしたよね。
「彼女はロックやＲ＆Ｂも歌えて、かつ踊れるんです。フェイクも完璧だし、尊敬しています。彼女がＣＭに出ている時に私、テレビの前でじっくり見ていたら、料理の途中だということを忘れて、半熟たまごを焦がしたことがあるほど大好きなんです。私の創る歌は歌詞の内容がバラエティに富んでいますけど、歌詞の内容と似た経験をしている人に聴いてもらいたい。憧れのP！ＮＫさんのように、幅広い世代に受け入れられたら最高です」