「奥さんにしたいお笑い芸人総選挙」で1位に選ばれたこともあり、同業者から“汚れていない芸人”と高い評価をされている、おかもとまりさんのラスト写真集『砂時計』が12月10日に発売。なぜラストなのかという話から、ずっとチャレンジしたかったカメラマンという夢のことまで、キレッキレのトークを展開してくれていますッ!!
──今回の『砂時計』がラスト写真集というのは本当ですか？
「本当です。今の出版不況を考慮してこの次に私が出すとなると、バストトップやアンダーを解禁するしかないと思うんですね。悪いことではないですが、でも、私は自分１人で生きてるわけではなく、今の環境からするとそれをする気はないですね。だからラストなんです。とは言ってもこの写真集は私にとって、フルコースに例えるなら前菜。次のステップへ進むためのラストなんです」

──だから過去最大級の大胆露出ショットがあるんですね。
「私はお笑いもグラビアもやっていて、自らを“グレーゾーン”と呼んでいるからこそ、中途半端な露出でラストにしたくなかったんです。やりきりたかったから、初めてＴバックにも挑戦しましたし、お尻も出しました」

──一糸まとわぬ姿も話題ですね。
「下腹部を浮かせたショットが一番好きで、こだわった部分でもあります。私、もともと腰がすごく反るみたいで、思いっきり浮かせることによって女性らしい脚線美が強調されるんです。脇の下のくぼみはハッキリ見えてたほうがセクシーに映るんじゃないかと思って考えた角度ですし、経験が全部詰まってますね」

──考えた上でのポーズだったと。
「そのショットだけじゃなくいつも、この角度ならこう映るって、コンピューター的な意識で撮られてますね。いい意味で心で撮られるのではなく計算しているというか。そういう点で撮られることはメイクと似ている気がします。メイクも完成後を計算しないと成功しませんから」

──今回に限って撮られる際に意識したことはありますか？
「カメラマンの矢西（誠二）さんの言うことを聞くことを意識しました。実はロケ地に熊本県を選んだのも矢西さんなんです。本当は私の地元、群馬にある温泉とかで撮影したかったんですけど、今年中に撮影して出版するにはコーディネートする時間がなかったので、矢西さんが知ってたロケ地になったんですよ」

──『砂時計』というタイトルはご自身で考案を？
「そうですね。砂時計って逆さにするとまた新たな時間を刻むじゃないですか。次のステップに進む意味にぴったりかな、と」

──てっきりボディーラインを意識したのかと思っていました。
「あ、それください！（笑）次のステップとボディーラインを掛け合わせた意味です（笑）」

──あはは（笑）写真集では４つの年齢のおかもとさんが楽しめますね。
「17歳と20歳と24歳と28歳。どの年齢でも必ず強弱の“波”があるから、飽きない上に見応えがあると思います。もう少し写真を足すとどの年齢でも写真集が作れそうなので、これは、ある意味４冊分なんですよ」

──そして進む次のステップが、写真を撮る側なんですよね。
「３～４年ぐらい前から言い続けてきた思いがやっと実現したんです。だから今年は私にとって、クラウチングスタート的な１年でしたね。撮るからには、本人はもちろんファンにも事務所にも喜んでもらいたい。人に何かしてあげて喜んでもらうことが大好きなんです。家事も仕事も完璧にこなす、母の遺伝かもしれません」

──最初から知名度があるカメラマンって、ずるいですね（笑）
「でも、出る側のリスクは大きいんですよ。夜中に遊んだのを見られただけで、何を言われるか分からないんです。イメージに背かないために16歳から仕事を始めた今まで我慢してきたことがたくさんありますが、来年からは自分がやりたかったことに挑戦していきたいですね」