見違えるほど美しくなったNMB48チームMの藤江れいなちゃんが、１年ぶりに小誌登場！　人生初の一人暮らしに四苦八苦しているエピソードや、10月18日から公開される主演映画『いつかの、玄関たちと、』に対する深い思い入れまで、ざっくばらんに語ってくれました!!
──ＮＭＢ48に移籍して最近、大阪で一人暮らしを始めたんですよね。
「まだ大阪と東京、半々の生活ですけど、人生初の一人暮らしをしてみて、今まで親に甘えていたことを実感してます…。部屋には使う前から壊れてた電子レンジと（笑）カーテンとベッド、山田菜々ちゃん（ＮＭＢ48チームＭ＆ＳＫＥ48チームＫII）からもらったテーブルしかないから、１人でいると寂しくなりますね」

──そんな時はどうしてますか。
「菜々ちゃんの家で映画鑑賞をしたり、たこ焼きパーティーをしてます。パーティーっていっても２人きりですけど（笑）それでも、お母さんとＦａｃｅ　Ｔｉｍｅ（ビデオ通話）をしてるとホームシックになります」

──家族全員、仲良しですもんね。
「毎年夏の夜中３時頃、お父さんに起こされて家族で桃狩りに行ったのが懐かしいです」

──家族を大切にする点では、演じた大塚あやめと同じでは。
「そう、共通点です。演じる上で似てる部分が１つでもあると気持ちが入りやすくなるから、あやめちゃんは演じやすかったですね。彼女は18歳で故郷の下村から上京するんですけど、ＮＭＢ48に移籍した私の状況とも似ていますし。別の環境に飛び込む複雑な気持ち、私にも痛いほど分かるんですよ。ＮＭＢ48は若いコが多いから最初は『どう思われてるのかな。メンバーとして認めてもらえてるのかな』って、不安でした。みんな優しくて安心しましたけど」

──まだ20歳の藤江さんも十分、若いですから（笑）ところで撮影はいつでしたか？　劇中の藤江さんは今より素朴な雰囲気が。
「かなり素朴な感じですよね（笑）撮影は１年前なんですけど、当時は移籍の話はまったく出ていなかったので、あやめが高校卒業後に上京をすると心に決めている設定とかは、勝又監督が私の移籍を予言していたのかと思いました」

──ロケ地は神奈川県の小田原でしたよね。
「テーマが家族と故郷だから、監督の故郷での撮影にこだわったそうなんす。初めて行ったんですけど、空気がキレイでリフレッシュできました。できればもっと長期滞在したかったぐらい。もし行く機会があれば、『一夜城 Yoroizuka Farm』のロールケーキを食べてみて下さい。劇中では一口しか食べてませんけど、実は完食したんです（笑）それぐらいおいしかった！」

──テーマになぞらえて、藤江さんにとって家族とは？
「私にとって家族はどんなことでも相談や報告をできる、なくてはならない存在ですね。家族ってそれぞれだと思いますが、この映画を観たらきっと誰でも、改めて家族って素敵だなと感じてもらえると思います。日々の生活を描いているから、『あるある』と共感してもらえるシーンも多いですし。私は冒頭のバスの中で、おばあちゃんがあやめちゃんに挨拶をするシーンが好きなんです。ご近所さんがみんな知り合いという、人とのつながりを感じられるので。でも、お父さんと２人でしゃべるシーンにグッと来る人も、多いかもしれません」

──お父さん役の木下ほうかさんが、いい味出してましたよね。
「スーパーで歌って踊りながら買い物するお調子者なので、本当に存在したら面倒くさいお父さんですけどね（笑）」

──ご自身の父親とは似てますか。
「見た目がコワモテだから似てないです。最近、しーちゃん（ＡＫＢ48チームＢの大家志津香さん）に『結婚したいほどタイプ』と言われて、『モテ期キター！』って喜んでますよ（笑）でも、パンチパーマはデマです。初めて見た人が驚くほど怖い顔をしてることだけは真実です（笑）」