【相談No.112】 飲食業の仕事を辞めたいです。仕事のストレスが蓄積し心療内科を受診したら、適応障害(抑うつ状態)との診断が。今は新店オープンを任されている立場ですがやる気が起きず、自分で起業しようと思うとやる気が出ます。これは現実逃避なのでしょうか。それとも、起業に踏み切っていいのでしょうか。(49歳/男性)
現実逃避ではないし、自分で新たな道を切り拓くのは今の時代だからこそアリだと思うよ、俺は。飲食店が繁盛するかどうかは立地が大幅なウエイトを占めていると思うけど、コロナ禍でこれから街の中心地で路面店っていう、好立地の空き物件がどんどん出てくるんじゃないかな。年配の経営者は今回のパンデミックにビビって、閉店するケースも多いと聞いたことがあるし。俺が飲食店を経営したいと考えていたら、そういう状況を踏まえると今こそチャンスだと捉えるかな。
相談者は今の職場に勤めていて、適応障害と診断されたんだろう? 労働環境が改善されなければ、もし休職できて職場復帰したとしても、症状は治らないよね。適応障害になったことは「これからの人生を考える好機」だと、前向きに考えたほうがいい。自営業は、会社員とは違う苦労やストレスがあるとは思うけど、適応障害になった自分を責める必要はない。コロナ禍で同じような症状になった人にも当てはまると思う。コロナ禍を経験して感じたのは、いつなにが起きてもおかしくない時代に突入したということ。この事態を想定していたかはわからないけど、ラーメン店『一蘭』の、客席作りはすごいよね。両サイドと前に仕切りがあって、店員とも客とも非接触で食べられるから、感染対策が完璧っていう。将来が見えないと嘆くより、前向きな気持ちで緊急事態にも対応できる店作りを想定してみたらいいんじゃない。飲食店を経営できるだけの体力があって、かつ場所を見つけられるなら、個人的には「やったもん勝ち」の時代になると思うよ。
【相談No.113】 コロナ禍で一人暮らしが寂しくホストにハマってしまい、緊急事態宣言が明けたのに、友だちと会うよりホストクラブ通いを優先してしまいます。金銭面で限界なのに。こんな私に小沢さん、喝を入れてください。(24歳/女性)
喝を入れたら気持ちが入れ替わるのかは疑問だけど、ホストクラブやキャバクラを含め、夜の世界はすべて「幻」なんだよ。ヤツらは夢を売るのを商売にしているから、やさしさも偽り。昔から俺は、ホストにハマる女の気持ちがわからないんだよね。俺はキャバクラに遊びに行くけどハマった経験がないから…。口説いても全員がヤラせてくれるとは限らないし(笑) ヤツらの頭の中は、「お金を引っ張れるだけ引っ張りたいだけ」だと最初からわかっているから。
ホストの中には売上を稼ぎたいために枕営業するヤツもいるし、枕はしなくても“つき合っている風”の接客をするヤツもいる。寂しい女につけ込むんだよね。恋人のようにLINEのレスが早いとか、いつでも相談に乗る、愚痴を聞くとかはお決まりのパターン。
相談者はそんな虚構の世界で寂しさを埋めて満たされるの?おそらく軍資金が足りないときは、担当から「売掛(ツケ)でいいよ」なんてやさしい言葉をかけられているんだろうけど、要は借金。繰り返すと借金で首が回らなくなって、風俗に回されて人生詰むことになる。 金銭面で限界だと自覚しているなら、今のうちに理性で自分を抑える訓練を。今が瀬戸際だぞ!
PROFILE
小沢仁志(おざわ・ひとし)
1962年6月19日生まれ 東京都出身
開設から4ヶ月。公式YouTubeチャンネル「笑う小沢と怒れる仁志」登録者数が10万人を突破。DVD『日本統一48』は11月25日(木)リリース。
公式ブログ
【小沢アニキへの相談大募集!】
お悩みを募集しております。ご希望の方は、ニックネーム・年齢・性別とお悩みを記載してweb@dokant.com、又は 公式Twitterまでお送り下さい!
小沢仁志(おざわ・ひとし)
1962年6月19日生まれ 東京都出身
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企画・取材・文/内埜さくら 撮影/大駅寿一