「第13回ニコラモデルオーディション」でグランプリを獲得後、現在は女優業にまい進中の春川芽生さんが出演する舞台『勇者セイヤンの物語～ノストラダム男の大予言～』が７月25日から29日に上演される。ボーイッシュな風貌から宝塚並みに女性ファンが多いという春川さんが演じる役柄や作品の魅力について聞いた。プライベート秘話も掲載！
──本作は演劇ユニット爆走おとな小学生の人気シリーズ作だそうですね。
「ファミコンにRPGやドラクエ、ワンピース…ほかの作品の要素が満載で引っかからないか心配です（笑）前２作が上演できているので、私が心配しても仕方ないんですけど」

──パロディ作品ですからね。ファミコンは知っていましたか？
「３つゲームを並べてもらって選ぶ方式ならギリギリ分かるレベルです。ＤＳやゲームキューブぐらいしかゲームはしたことがないので。まだ稽古前なので、どんな作品になるか想像がつかないんです」

──演じる役は戦闘型モンスター“スラウィムボーグ”ですよね。
「ペアを組む紫色のスラウィムと違って、完璧な改造を施されているんです。最前線で闘うから殺陣が多そうな予感がします。しかも今回は右腕にマシーンを装着しているので、ケガをしないよう気をつけないと」

──運動は得意ですか？
「中１まではミニバスケをしていたんです。かなり強いチームで、自転車で遠征にも行きました。でも、このお仕事を始めてから土日の遠征に行けなくなってしまい、茶道部に転部したんです。『土日が休めるから』と伝えたら顧問の先生に『茶道部舐めてんの、アンタ！』と怒られた記憶があります」

──あはは！舞台ですが、本番に強いタイプに見えます。
「そう見られがちなんですけど、ものすごく緊張するタイプなんです。客席にいるみなさんは人間ではなく野菜だと思うようにしても緊張します。カーテンコールでやっと、お客さんの顔をしっかりと見られるんです」

──観客でもあるファンは、春川さんの励みなのでは。
「頂いた手紙を読むたびに励まされています。わざわざ手紙に欠点を書く人はいないじゃないですか（笑）いいところをピックアップしてくれているので。『もっと楽に応援して下さいね』と伝えているんですけど、プレゼントもたくさん頂くんです。舞台上で声がかすれていたらマスクとか。ファンのみなさんから頂いたグッズで私のカラダはできています！」
──ファンの男女比は？
「９対１で圧倒的に女性が多いです。前作の舞台でさらに女性ファンが増えた手応えがあったのでうれしいです。今回はキャストが30人以上いる大所帯なので、短い時間で印象を残すことを意識して演じたいですね」

──舞台以外のお話も。春川さんのインスタグラム、色合いが素敵です。
「自分がハッピーになれるように配色にこだわっているので、インスタを褒めてもらえるのはうれしいです！スクショして写真を切り貼りしてバランスを考えています」

──その色彩のセンスはどなたかの影響でしょうか。
「母親の遺伝ではなさそうなんですよね。母の弟が美術を好んでいるので、その遺伝かもしれません。私自身、小さい頃は家でテレビを観たりイラストを描くことが好きだったんです。色に関することも仕事に活かしていきたいですね」

──そのほかに目標は？
「いい意味でも悪い意味でも心が芸能人ではないので（笑）女優業も含めて目の前にあるお仕事に全力で取り組んでいくだけで今は精一杯なんです。ただ、食レポだけは向いていないかもしれません。嘘をつけないし声が低いから女子っぽく『美味しいぃ～！』とか、はしゃげないので（笑）今は避けておきます…」