苗字、生まれた病院など共通点だらけ！運命的な出会いを果たしたお笑いコンビ

　昨年１月に結成、ウッチャンナンチャンなど人気芸人を多数擁するマセキ芸能社に所属する新進気鋭のお笑いコンビ、ヘルマン。同じ年で同じ苗字、同じ病院生まれなど、ＫｉｎＫｉ Ｋｉｄｓも真っ青な共通項だらけの２人が出会ったのは、まさに運命としか言いようがない。これからが楽しみな２人が興味深いエピソードを話してくれた！

──お笑い芸人を目指したキッカケは？
拓郎「兄です。めっちゃ面白くて、 カッコイイと思って」

洋次郎「拓郎はお兄ちゃんが大好きで、ずっとその背中を見て生きてる感じがします」

拓郎「お兄ちゃんの嫁さんに嫉妬してますから！」

洋次郎「僕は子供の頃からお笑いが大好きで、Ｍー１グランプリに出るために漫才師になりたいと思うようになりました」

──そんな２人が最初に出会ったのはいつ？
拓郎「高校生の時『お笑い甲子園』というコンテストがありまして、２人とも違う学校、違うコンビで出場したんですけど、その時に初めて会いました」

洋次郎「そのあと拓郎はＮＳＣ（吉本興業の芸人養成所）に行って、僕は大学に行ったんですけど、卒業する頃に拓郎から『東京でお笑いをやりたい』と誘われました」

拓郎「大阪で４年間芸人をやったんですけど、全然ダメで。東京に逃げようとしたんです（笑）」

洋次郎「最初は断ったんですけど、 拓郎にとって最後のチャンスにしてもらおうと思ったんですよ。最後の相方として、もしコンビ解散になったらお笑い自体をやめてくれと」

──愛情が感じられますね。２人は共通点も多いとか？
洋次郎「『藤井』という苗字と、名前の『郎』が同じ。家族構成もそれぞれ兄と妹がいて年齢差まで一緒」

拓郎「血液型も同じだし、産まれた病院まで一緒！しかも、お互い実家には今時珍しい黒電話があって、ウミガメの剥製が壁に掛けてあるところまで同じなんですよ」

洋次郎「小学４年生で転校経験があるのも同じでした」

拓郎「探せばまだ出てくるかもしれないです」

──２人ともオリックス・バファローズが好きだそうで？
洋次郎「僕はもともとオリックス・ブルーウェーブのファンで、拓郎は大阪近鉄バファローズのファン」

拓郎「なので僕らも合併球団なんです（笑）芸人でもオリックスファンは、ますだおかだの岡田圭右さんぐらいじゃないですか」

洋次郎「絶対に珍しいと思います」

──コンビ名のヘルマンは昨年までオリックスにいたエステバン・ヘルマン選手から取ったそうですが、数多くいる外国人選手の中からなぜヘルマンを？
拓郎「２人で阪急、近鉄時代まで遡って名前を出し合ったんですけど、『ブーマーはすでにいるなぁ』とかアレコレ考えた末、最後は音で選びました。元西武というのが引っかかりましたけど（笑）」

──現在は六畳一間で一緒に住んでいるとか？
洋次郎「はい。２段ベッドで寝ています。先に拓郎が上京して、僕はお金を貯めてから出てきたんですけど、友達もできたし、はじめての東京が楽しくて（笑）」

拓郎「１年くらいはプールの監視員のバイトとかをやって、お笑いを全然やらなかったんです。でも、このままじゃヤバイぞと思って、いろんな事務所のライブを見に行っていた中で、一番面白かったのがマセキ芸能社でした」

洋次郎「マセキのゼミナールというのがあるのを知って、何かのキッカケになればと思って入ったんですよ。ゼミを受けながらオーディションライブにも出て」

拓郎「普通は６回ぐらいオーディションライブに出たら、マセキユース所属になるんですけど、僕らは13回も出続けたのに所属になれなかった（笑）」

──他の事務所を受けようとは思わなかった？
拓郎「はい。僕はネタが面白い芸人になりたくて、マセキはネタが面白い芸人さんがたくさんいらっしゃるので。所属してからも毎月のライブが勝負ですね」

洋次郎「すごく鍛えられてると思います」

──最後に今後の目標を聞かせてください。
拓郎「これはお笑いを目指したときからの目標なんですけど、Ｍー１優勝ですね」

洋次郎「やっぱり僕らはネタで勝負したいです！」