一度聴いたら耳を離れない曲調に何度でも観たくなるＰＶ、そしてライブでは毎回違った衣装とたまに繰り出されるプロレスで、幅広いファン層を着々と獲得している音楽ユニット夏の魔物。昨年からメインボーカルとして参加しているグラドル塚本舞さんが、その魅力を語り尽くしてくれました。まだ聴いたことがないアナタは、１月20日リリースされる２ndシングル『東京妄想フェーエバーヤング』のＰＶを観たら、世界観に魅了されて、ライブへ行きたくなるかも!!
──塚本さんがメインボーカルで参加している音楽ユニット夏の魔物ですが、参加の経緯は。
「私が友人の大森（靖子）さんのライブで歌っている場に居合わせた、主催者の成田（大致）さんにスカウトされたんです。その後、『３日後のレコーディングに参加してくれないと新曲の企画がポシャる』と強引に勧誘されました（笑）マネージャーさんから『お断りしていいよね？』と断定口調で言われたんですけど、成田さんが兄と同じ４歳年上で、私も同じカルチャーを楽しんで来た世代なんですね。だから、成田さんの実現したい音楽が理解できたので、参加させて頂くことになりました」

──本ユニットをまだ知らない人に、何と説明しましょうか？
「メジャーデビューする以前はスキット（＝寸劇）やプロレスとかショーの要素をかなり多めに取り入れていました。でも今は、成田さんの脳内の音楽をアウトプットできるメンバーが揃っているという理由で、ショーの要素を残しつつも、音楽がメインの正統派ユニットですね」

──１月20日に発売される２ndシングルを含め、どんな音楽かをひと言で表現するのも難しいユニットです。サブカルと言われていますが、それも違うような…。
「わぁ、それすごく嬉しい感想です！　夏の魔物の音楽にはアニメ、ゲーム、プロレス、特撮の要素が詰め込まれてるんですけど、それって日本のメインカルチャーで王道だから、個人的にはサブカルと言われると違和感を覚えるんです。カテゴライズするのが難しいんですけど、音楽を聴いて『なんだコレは!?』という印象を持って頂くのが、正しい認識かもしれません」

──その印象を、塚本さんがお好きなハロプロの曲にたとえると。
「えーっ、何だろう…。私の中では02年にリリースされた、モーニング娘。さんの『そうだ！We’re ALIVE』に近いかもしれません。冒頭はアメリカンロックで始まって、曲中は転調が何度もあって、おもちゃ箱をひっくり返したような、メッセージ性の強い曲ばかりですね」

──それらの曲を引っさげて、１月24日には初のワンマンライブが開催されますね。
「ロック、熱血、アイドル、プロレス、特撮、アニメ、ゲーム…この中で１つでも好きな物がある方は楽しめます！　私を含めた何人かは観戦するだけですけど、途中でプロレスのような戦いが発生するかもしれないので、トラウマ級のインパクトが残せたらいいなと思っています」

──事前にＰＶを観てからライブへ行くのもオススメかと。
「パロディーやオマージュにメンバー以外の出演もあって、情報量が多くて何度も鑑賞してくれる方が多いんです。ライブはどうなるんだろう？　と期待できるので、私もオススメです」

──ユニットメンバーでグラビアアイドルは塚本さん１人。美味しいポジションですよね。
「去年、自分の曲を含めて３本ＰＶに出させた頂いたんですけど、そのどれもすごく谷間が出てる衣装なんですね。それで、兄が実家へ帰ってきた時に見せたら『全部こういう役回りなんだね』と、しみじみと言われて（笑）私は使命だと思って疑問を感じたことはなかったんですけど、去年１年間はずっと谷間を出してたと気づいたら、複雑な気持ちになりました（笑）でも、私が谷間を揺らすＰＶを観て可愛いと言ってくれる女性ファンが増えたのは、嬉しい誤算でした」

──武器のバストが大活躍ですね。
「大きな胸に抱かれると安心するみたいで、ライブ前のアイドルに『ギュッとして下さい』とお願いされることが多いんです。美少女ハンター歴20年以上の私は内心、シメシメと思って喜ぶことができるのも、この胸のおかげですね（笑）今年も、グラビアでも夏の魔物でも、この胸を活かしていきたいです」