見て下さい! こちら側まで微笑んでしまいそうな爽やかなスマイル。この笑顔の持ち主が芸歴1年未満で映画主演の座を射止めた白波瀬海来ちゃん。主演映画『セシウムと少女』の4月25日公開を記念して、演じた役のことやプライベートまでとびきり明るい顔つきで語ってくれた。ブレイク必至の女優初主演作は“お宝”になる予感。劇場で鑑賞を!
緊張してないはずなのに初日電車の中で貧血に…(笑)
──本作が映画初主演でしたが緊張しましたか?「自分では緊張してないつもりだったんですけど、撮影初日、現場に向かう電車の中で緊張して貧血を起こしました(笑)このお仕事を始めて1年経たないうちに主演に選んで頂いたから、『私で大丈夫かな』っていう不安はあったんですけど、まさか倒れるとは…」
──プレッシャーがあったと。
「台本も私には少し、難しかったですし。主軸は阿佐ヶ谷に住む少女が7人の神様と出会ってお祖母ちゃんの青春時代にタイムスリップするって話なんですけど、原発問題にも触れているんですね。そこが難しくて、何度も台本を読み込みました」
──台本を読む上で、役との相違点は見つかりましたか。
「頭が良すぎて学校で浮いちゃうところはまったく似てないですね(笑)しかも、ミミちゃんは音楽が苦手ですけど私は音楽と体育が大好きですし。でも、お祖母ちゃんと仲良しっていうのは同じです。私は母方のおばあちゃんが作る料理が大好きで、遊びに行くたびに楽しみにしてます。オムライスが最高に美味しいんですよ」
──体育といえば、白波瀬さんは2歳から水泳をしていますよね。
「でも、今回の撮影で両立できなくなったから、16年間続けてきましたけど辞めました。それでも週に2~3回は泳いでますけどね。選手コースに所属してた頃は日7000mは泳いでましたけど、1人だと自分に甘くなってダメですね。3000mぐらいしか泳いでません」
──それでもすごい距離ですよ! 水泳は本作に役立ちましたか。
「気絶して水に沈むシーンは楽に演じられました。ただ、運動量が減って筋肉が落ちたから、体型は整えたいなって。それなのに、御岳山に登って森を見ながら食べるロケ弁が美味しくて、お箸が止まりませんでした(笑)水泳をやっていた頃のように、しゃぶしゃぶ2~3人前とご飯3膳、みたいな大食いはしなくなりましたけど」
神様がいるなら私を大女優にして下さいってお願いしたい
──水に沈んだり、登山したりと大変そうですが、撮影の苦労は?「御岳山で集合する時にスマホの電波が入らないっていうのも大変でしたけど、7人の神様が居酒屋でどんちゃん騒ぎをしている中でどう混ざろうかっていうのに苦労しました。原発に関する話をしているから、険しい顔と時には神様と調子を合わせたふざけた感じの顔をしているんですけど、表情が豊かだと褒めて頂いたので、ぜひ観て頂きたいです。あとは、お祖母ちゃんの若い時代を演じた金野美穂さんと私が演じたミミちゃんが仲良くしてるシーンもぜひ。金野さんのほうが年上ですけど、女の子がワイワイしてるシーンはそこだけなんです」
──作品になぞらえた質問を。もし神様がいたら叶えてほしいお願いごとはありますか?
「海外旅行に行きたいです。小さい頃はおじいちゃんがハワイに別荘を持っていて月2回ぐらい行っていたんですけど最近、行けていないので。イタリアかオーストラリアに行きたいです」
──ハワイに別荘ってセレブじゃないですか! ほかには?
「いえいえ(苦笑)ほかはやっぱり、私を大女優にして下さいってお願いしたいです。スポーツが得意だから、アクションもできる大女優を目指してるんです。目標は、ジャッキー・チェンさんやミラ・ジョボビッチさん。ジャンプした直後に背後が爆発するとか、高い場所から車のボンネットにドーンと落ちるようなアクション、カッコいいキックにも挑戦したいです!」
INFORMATION
■映画『セシウムと少女』
INFO&STORY
両親と3人で阿佐ヶ谷に住む17歳の高校生ミミちゃん(白波瀬海来)はある日の下校時、雷に打たれて雷神のらーさんと出会い、らーさんを通じて風神のふーさん、阿修羅のあーちゃんなど不思議な7人の神さまたちと知り合う。ミミちゃんは、大切にしていた九官鳥を失っていた静おばあちゃんのため、神さまたちの力を借りて過去にタイムスリップし、九官鳥を探す旅に出るが…。大学時代に故岡本喜八監督に師事し、東京のミニシアター・ラピュタ阿佐ヶ谷の館長として映画に携わってきた才谷遼が初監督を務めた冒険ファンタジー。
CAST&STAFF
出演/白波瀬海来・長森雅人・飯田孝男・なんきん・内田量子・山崎恵史・中川弘子・金野美穂・花ヶ前浩一・川津祐介・山谷初男
製作・原案・脚本・監督/才谷遼
配給/ふゅーじょんぷろだくと
公式HP
4月25日(土)よりユジク阿佐ケ谷にてロードショー
(C)2015 ふゅーじょんぷろだくと
PROFILE
白波瀬海来(しらはせ・かいら)
1997年9月27日生まれ 千葉県出身
映画、ドラマ、モデルなど幅広く活躍。本作が映画初主演。天性の瑞々しさがオーデションにて満場一致で評価され、全く無名の新人だが異例の大抜擢を受ける。主な出演作に映画「マンゴーと赤い車椅子」、ドラマ「SHARK」「鉄道捜査官14」「魔法☆男子チェリーズ」など。
公式Twitter
■映画『セシウムと少女』
INFO&STORY
両親と3人で阿佐ヶ谷に住む17歳の高校生ミミちゃん(白波瀬海来)はある日の下校時、雷に打たれて雷神のらーさんと出会い、らーさんを通じて風神のふーさん、阿修羅のあーちゃんなど不思議な7人の神さまたちと知り合う。ミミちゃんは、大切にしていた九官鳥を失っていた静おばあちゃんのため、神さまたちの力を借りて過去にタイムスリップし、九官鳥を探す旅に出るが…。大学時代に故岡本喜八監督に師事し、東京のミニシアター・ラピュタ阿佐ヶ谷の館長として映画に携わってきた才谷遼が初監督を務めた冒険ファンタジー。
CAST&STAFF
出演/白波瀬海来・長森雅人・飯田孝男・なんきん・内田量子・山崎恵史・中川弘子・金野美穂・花ヶ前浩一・川津祐介・山谷初男
製作・原案・脚本・監督/才谷遼
配給/ふゅーじょんぷろだくと
公式HP
4月25日(土)よりユジク阿佐ケ谷にてロードショー
(C)2015 ふゅーじょんぷろだくと
PROFILE
白波瀬海来(しらはせ・かいら)
1997年9月27日生まれ 千葉県出身
映画、ドラマ、モデルなど幅広く活躍。本作が映画初主演。天性の瑞々しさがオーデションにて満場一致で評価され、全く無名の新人だが異例の大抜擢を受ける。主な出演作に映画「マンゴーと赤い車椅子」、ドラマ「SHARK」「鉄道捜査官14」「魔法☆男子チェリーズ」など。
公式Twitter
撮影◎おおえき寿一 取材・文◎内埜さくら