私にとって人生は暇つぶし。大きな企画を手掛けてないと退屈してしまうんです

「お手を拝借！もういっちょ！」で、コール日本一の人物としてネットを中心に認知度を高めてきた下田美咲さん。ツイッター上での人生相談も話題を呼び、「生きているだけで死にたくなるような世の中で 生きていてもいいような気がしてくる１１９の名案」も上梓。８月に写真集＆Blu-Rayも発売する総合パフォーマーが目指す未来とはーー。

──ご自身が作詞・振り付けをした『お手を拝借！もういっちょ！』でコール日本一の称号を得ましたが、もともとのきっかけは動画投稿なんですよね。
「ゴールデンボンバーさんの『女々しくて』に衝撃を受けて、メンバーに加入するにはどうすればいいか、と真剣に考えた時に、面白い動画を作るスキルを磨こうと思い立ったんです。でも、実は私、動画というツール自体が苦手だったんですよ。面白いと感じたことがなかったんです。だけど、私は普段からほとんど笑わないし、動画以外にも面白いと感じることが本当に少ないので、そんな私が作ったら万人受けするんじゃないか、という狙いで始めました」

──狙いが当たって話題になり、初写真集『食べごろ美咲』の発売もされますが。
「最初に話を聞いた時は、本当に上司が決済印、押したんですか？　私で数字が取れる見積もりになってますか？　と、確認しましたよ。大人たちは数字でしか動きませんからね。ツイッターのフォロワーが５０００人程度では実現不可能で、２万人を超えているから頂けたお話かな、とも思いました」

──さすがミサキ式社長！　社長の目からみて写真集の出来栄えはいかがでしたか？
「納得の完成度なので、男性は私のメスとしての部分に刺激を受けてもらって、昼夜問わず高ぶってもらえたらうれしいです。女の子のカラダには柔らかさが必要なので、焼肉のロース肉にサシが入ったカラダをイメージして、あえて運動もしなかったんです。だから撮影前は他力本願で生活してました」

──２万字インタビューも、ウィキペディアより詳しくて読みごたえ抜群ですね。
「私は、ウィキペディアが面白い人を目指してここまで頑張ってきたのに、知名度が上がるとそのぶん、アンチが増えて今、削除祭なんですよ。スタッフが修正しても追いつかない。コールと宣伝カーと人となりに関しては、消さないでほしです、本当に」

──多岐にわたる活動の成果だと思いますが、今、ご自身の職業を聞かれたら？
「シモリアン（＝下田さんのファン）のみなさんのお陰で、最近やっと、『職業は下田美咲です』と言えるようになりました。ただ、職業として名乗るからにはお金がついてこないと話にならない。だからそう言えるようになったのは、ホント最近ですけど」

──では職業が下田美咲の下田さんは、今後どんなパフォーマンスを仕掛ける予定ですか。
「２つあって、１つは来た人の恋が叶うような音楽フェスです。動画と同じでフェスに興味ゼロの私が作ったら、みなさんも楽しめるんじゃないかと。もう１つは花火大会。私、人生は暇つぶしだと考えてるんですね。だから、これぐらい大きなイベントをプロデュースしないと退屈で飽きてしまう気がするんです。この２つの実現に力を注げば、80歳までは楽しく生きられるような気がしています」